【かしわ記念】シャマルが2番手から逃げ馬を捕らえ史上4頭目の連覇達成!:サンスポZBAT!
第37回かしわ記念(4歳以上オープン、定量、Jpn1、ダート・左1600m)は、川須栄彦騎手の2番人気シャマル(牡7歳、栗東・松下武士厩舎)が2番手追走からゴール前で逃げたウィリアムバローズ(5番人気)を半馬身差捕らえて優勝。2009・10年エスポワールシチー、16・17年コパノリッキー、18・19年ゴールドドリームに続く史上4頭目の連覇を達成した。タイムは1分39秒2(良)。
断然人気に支持されたコスタノヴァは猛追届かず2着馬からさらにクビ差遅れた3着、4着にロードフォンス(3番人気)が入り、JRA勢が上位を独占した。なお、ポタジェ(6番人気)は4コーナーで競走中止となった。
かしわ記念を勝ったシャマルは、父スマートファルコン、母ネイティヴコード、母の父アグネスデジタルという血統。北海道新ひだか町・岡田スタツドの生産馬。通算成績は27戦12勝(うち地方18戦8勝)。重賞は22年東京スプリント(Jpn3)、サマーチャンピオン(Jpn3)、オーバルスプリント(Jpn3)、23・24・25年黒船賞(Jpn3)、24年かしわ記念(Jpn1)に次いで8勝目。松下武士調教師、川須栄彦騎手ともにかしわ記念は24年シャマルに次いで2勝目。
◆川須栄彦騎手(1着シャマル)「本当に馬に感謝という気持ち。最高ですね。うれしいです。馬は素晴らしい状態だったと思います。ある程度前での競馬になるとは思っていましたが、あまり他馬のことは気にせずシャマルと息を合わせることだけに集中していました。終始抜群の手応えで、雰囲気良く直線を迎えることができました。前の馬もしぶとかったですし、後ろから差してくる馬たちもいると思っていたので、負けてたまるかという気持ちでした。シャマルには、いつもありがとうという気持ちしかないです。まだまだ活躍できると思いますし、僕自身もっともっとこの馬と一緒にいろんなところを勝てていけたらいいなと思います」
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まずは連覇達成のシャマル号、おめでとうございます!
逃げたウィリアムバローズの2番手を落ち着いて追走し、マッチレースとなった直線では最後の最後に地力で捻じ伏せる強い内容。先行有利の地方交流競走とは言え、7歳にしてまだまだ健在なところを見せてくれました。
2着に敗れたウィリアムバローズはフェブラリーS・13着からの巻き返し。すんなりハナに立って4角でも手応え十分、鞍上の坂井瑠星騎手(岩田望来騎手からの手戻り)が絶妙なレースラップ(12.8-12.5-12.4-12.6-12.0-11.7-12.4-12.8秒)を刻んだ『してやったりの競馬』でしたが、惜しくもシャマルの底力に屈した形になりました。
単勝1.5倍、断然の1番人気に推されたフェブラリーSの勝ち馬コスタノヴァは直線で猛然と追い込んだものの3着まで。やや出負け気味だったのが響いたとも言えますが、スタートに関しては『そもそもこんなもの』かもしれませんし、やはり、府中のような広いコースでこそ本領を発揮できるタイプでしょう。
ちなみに結果的に7歳馬のワンツーだったように、ダート重賞路線(特に地方交流重賞)はベテラン馬が本当に強いですよね。まあ、実績上位馬が居すわると枠が空かない問題、結局JRAの馬しか勝たない問題など、いろいろ課題もありますが、JRA・地方の交流ができたお陰でベテラン勢の活躍が見られるのは(個人的には)嬉しいです…
いや、本当は何とか自分の出資馬をその路線に乗せたいのですが(広尾TCで言うならアンモシエラみたいな感じ!?)、あのバスラットレオンでさえうまくいかなかったぐらい、それも言うほど簡単じゃないんですよねぇ(^^;)
**2025/5/5船橋11R かしわ記念(Jpn1/ダ1600m)・良**
地方競馬ライブ
勝ち馬のイグナイターも久々の園田で重賞勝利。バスラットレオンと一緒に走った馬たちが今も元気に走っているのがうれしいやら羨ましいやら(笑)
ポタジェは重症ではないようで良かった!
古豪、特に一緒に走った馬たちの活躍は嬉しい、そして羨ましい!
丈夫で長持ちは大事ですね(^^)