栗東トレセン在厩のバスラットレオンは、5日、坂路で52秒台をマークしています。
- 24.06.05 坂井瑠 栗東坂良 1回 52.2-38.1-24.7-12.2 末強め追う
アスクアイルビゼア(古馬2勝)一杯を0.3秒追走1.2秒先着
- 24.05.31 坂井瑠 栗東坂稍 1回 54.6-39.1-25.4-12.5 馬ナリ余力
◇岡助手のコメント 「古馬の安定感といった様子で状態はいつも通り。帰厩後も特に問題はありません。まだ一週前ということで、それほど強くはやりませんでした。来週しっかりとやって6月19日(水)浦和 さきたま杯(Jpn1・ダ1400m)に向かいます」
◇矢作調教師のコメント 「浦和は特殊な馬場ですので、地方のトップジョッキーで行こうかとも考えましたが、なかなか調整が難しいところもありますからね。そこでイメージが湧いた内田博幸騎手で臨むことになりました」
-----
5日の追い切りは2勝クラスのアスクアイルビゼアを追いかけて1.2秒先着する好内容。バスラットレオンにとっては当たり前かもしれませんが、チャンピオンヒルズ在厩時からの好調を維持しているのは心強いです! と思ったら、なんと、さきたま杯で最大のライバルとなるレモンポップに騎乗する坂井騎手が乗っていたんですね(^^;)
まあ、今さら坂井騎手に手の内を隠せるはずもないですが、好調時のバスラットレオンの怖さを一番知っているのは坂井騎手ですし、今日の追い切りで坂井騎手がバスラットレオンの現状をどう感じたか、可能であれば聞いてみたいぐらいです。
と、坂井騎手の話はさて置きまして、注目のバスラットレオンの鞍上が内田博幸騎手になったとのこと!
内田騎手にはクレッシェンドラヴはじめ様々な場面でお世話になってきましたが、バスラットレオンについては全くのテン乗りですからね。正直、私は1ミリも想定していなかったですし、矢作先生がどんなイメージで決めたのか、これまた機会があれば聞いてみたいです。(何となく理屈だけじゃない気がするんですけど、そうでもないのかな?)
いずれにしても、さきたま杯に向けて着々と準備が進んでいるのは間違いないですし、一番大事なバスラットレオンの状態が良さそうなので、これは、レモンポップ&坂井騎手を焦らせる場面が作れるかも…です(^^)
【栗東トレセン在厩のバスラットレオン:公式HP(2024/6/6更新)より】
【チャンピオンヒルズ在厩時のバスラットレオン:公式HP(2024/5/30更新)より】
栗東トレセン在厩のプライムラインは、30日朝、坂路で追い切られています。
- 24.06.05 助 手 栗東坂良 1回 52.1-38.5-25.4-12.8 馬ナリ余力
- 24.05.30 菱田裕 栗東坂良 1回 49.9-36.6-24.4-12.5 一杯に追う
◇田中克調教師のコメント 「少し強めに登坂。今週は助手が乗りましたが、しっかり動いていましたし、先週に引き続き良い調教を積むことができたと思います。このあとは6日にトレセンを出発して函館競馬場へ。来週6月16日(日)函館11R UHB杯(3勝クラス・芝1200m)を菱田裕二騎手で予定しています」
-----
栗東での追い切りを終えて函館競馬場へ。。先週に続いて追い切りでの動きは良かったようですし、あとは無事に函館入りをしてもらい、万全の準備をしてレースに向かって頂ければと思いますm(_ _)m
こうなると、焦点は洋芝の1200m戦が本馬に合うのかどうかになりますが、まあ、本当のところはやってみなければ分かりませんからね。。少なくとも、田中克先生がチャンスありと判断されたわけですし、私としてはそれを信じて応援するのみです。
ちなみに菱田裕二騎手で思い出されるのは、パンサラッサ覚醒を印象付けた福島記念の騎乗でしょう。あの時は吉田豊騎手からの乗り替わり、一戦のみの代打騎乗で全くのテン乗りでしたが、思い切ったハイペース逃げで世間様をアッと言わせてくれました(^^)
その菱田騎手が今回、パンサラッサと同期のプライムラインに乗ってくれるというのも何かの縁かもしれません。パンサラッサとプライムラインでは全くタイプが違うものの、こうなったら積極的に一発を狙いにいって欲しいです!
美浦トレセン在厩のブルータスは、5日は坂路を1本、6日朝にはウッドで追い切られています。
- 24.06.06 助 手 美南W良 6F 84.6-68.3-53.4-38.0-11.7(5) 直強め追う
エルバステラ(新馬)強めの外0.4秒先行0.2秒先着
- 24.06.02 助 手 美南坂稍 1回 61.2-44.9-29.2-13.9 馬ナリ余力
- 24.05.29 助 手 美南W稍 6F 85.6-69.0-53.3-38.4-11.9(5) G前仕掛け
リュクスレオン(三未勝)強めの内0.8秒追走同入
◇高柳瑞調教師のコメント 「先週はフワフワしていましたが、今週は集中していて余裕もありましたし、良くなりつつあると思います。テンションのほうも盛り上がりすぎることなくきており、特に問題はありません。ただ、まだデビューの目途が立つ段階ではありませんからね。引き続き乗り進めてみて、今後の方向性を占っていきましょう」
-----
先週の追い切りから時計を詰めただけでなく、内容的にも格段の進歩があったようです。
ただ、改修後の美浦ウッドは以前より明らかに時計が出やすいですし、追い切りだけで糠喜びをするのは危険といえば危険です。そのあたりが高柳瑞先生の「まだデビューの目途が立つ段階ではない」とのコメントに表れているのでしょうし、引き続き慎重に進めながら(デビュー時期などを)考えるのは、きっと正しいやり方だと思います。
このままストレートにデビュー戦まで持っていくのか、晩成血統であることを考慮して、もっとジックリ進めた方が良いのか(いったん放牧するなど)…。ここまでの経緯を考えると、早めに使えないことはないのでしょうが、先々への期待が大きい馬だけに長い目で見て判断頂ければと思いますし、こちらもそのつもりで見守りたいと思います!