ブルータスは、6月30日(日)函館5R 2歳新馬(芝1800m)に大野拓弥騎手で出走します。
- 24.06.26 大野拓 函館芝良 5F 64.2-50.0-37.0-11.5(6) 馬ナリ余力
ホウオウダイアン(三未勝)馬ナリの内0.7秒追走0.1秒先着
- 24.06.19 大塚海 美南W重 6F 83.9-67.2-51.8-37.7-11.9(4) G前仕掛け
ロデオクイーン(三未勝)馬ナリの内0.7秒追走同入
◇高柳瑞調教師のコメント 「先週の土曜日に函館へ。26日に現地の芝コースで併せ馬の後ろから行って、馬なりか少し仕掛けた程度で先着しました。大野騎手によれば、『反応もあって、芝の走りや息遣いも良かった』とのこと。ただ、トレセンでの段階ではまだワンパンチ足りない印象があり、最後にもうひとキレがほしい感じでもありましたからね。初戦からいきなりというよりは、おそらく使ってからになるかと思います。馬体重は430kgくらいです」
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ブルータスのデビュー戦出走が確定しました。
レースは30日函館の芝1800m戦。先週末に美浦から函館に移動をして1本追っての出走は当初からの作戦通りですし、まずはここまでアクシデントなく導いて頂いた高柳瑞樹先生以下、厩舎、外厩の皆さんに感謝したいと思います!
26日の追い切りは当日鞍上の大野拓騎手が跨り、芝コースを64.2-50.0-37.0-11.5秒(馬ナリ)という内容でした。大野拓騎手からは『反応もあって、芝の走りや息遣いも良かった』とのメントが出ていますし、併せた3歳馬にキッチリ先着しているのも好材料。また、時計自体も新馬の最終追い切りとして合格点以上のレベルだと思います。
ただし瑞樹先生からは「初戦からいきなりではなく、おそらく使ってからになる」と、弱気ともとれるコメントが出ています…。そうですねぇ、これは、ずっと調教を見てきて「最後にもうひとキレがほしい」と感じていたことに加え、『あまり期待値、ハードルを上げ過ぎずに楽な気持ちで応援してください』という我々への心遣いと受け取りました(^^ゞ
まあ、もともと本馬への出資時には『来年デビューでもOK』と思っていたわけですし、エンパイアブルーの仔が早熟なはずがないと今でも考えていますので、今回は瑞樹先生のお心遣いをありがたく頂戴し、まずは無事にレースを終えること、その上でできるだけ良い着順で戻ってきて欲しいな…くらいの気分で応援しようと思います(^^)
**2024/6/30函館5R 2歳新馬(芝1800m)出走馬**
チャンピオンヒルズ在厩のテラステラは、おもに周回コースで軽いキャンター1000~2000m、坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。週2回の速めを乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「打撲の影響を引きずるようなことはなく、改めて半マイル57~58秒程度での登坂本数を積み重ねているところ。あとはしっかりと日々の調教をこなしていくだけですよね。だいぶ暑くなってきましたが、馬が気にしている様子はないですし、いつもどおり元気にしてくれていますよ」
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まずは、「打撲の影響を引きずるようなことはない」とのことで何よりです。今のところ暑さを気にする素振りも見せていないようですし、厩舎サイドのオーダーである『ひと月ほどかけて帰厩態勢を整えて…』は問題なくクリアできそうです。
ちなみに先週、半弟のアスロスが気難しさを見せて復帰戦で大敗を喫してしまいましたが、思い返せば昨年のテラステラにも、おかしな負け方に見えたレースがありますからね。それが今年に入って(特に直近の2戦は)以前より安定して実力を出せるようになってきたわけで、そのあたりが良くも悪くもステラリード産駒の特徴なのかもしれません。
話を戻しますと、単純計算でいけば復帰戦(8/10新発田城特別?)まであと一ヶ月半ほどです。
2勝クラスをいつ勝ってもおかしくないのは前走の内容からも明らかですし、今年は2歳戦を含めた夏競馬の盛り上がりを期待していますので、テラステラには是非ともその中心を担って欲しいと思います!
【2024/4/27京都10R 御池特別(2勝C/芝1400m)でのテラステラ:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のマジックブルーは、おもに周回コースで軽いキャンター1000~2000m、坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。週1回、半マイル58秒程度で乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「さらにトモを鍛えていきたいところではありますが、以前ほどすぐに疲れがくるようなことはないですし、この馬自身の成長のペースに合わせて少しずつ強化は進んでいると見てよいでしょう。暑さバテの兆候は見て取れないものの、どことなくあまり覇気がないようにも感じますので、避暑対策を優先的に講じてあげています」
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基本的には先週までと同じメニューでの体力強化が図られていますね。小泉厩舎長によれば「以前ほどすぐに疲れがくるようなことはない、少しずつ強化は進んでいる」とのことですし、そろそろ次の段階に進む可能性があるのかも…。
多少気になるのは、「どことなくあまり覇気がないので避暑対策を優先的に…」の部分ですが、マジックブルーにとって本州の夏は初めての経験ですし、この梅雨時のジメジメした暑さに驚くのは無理もないことですからね。まあ、引き続きミストなどの暑さ対策を継続頂くことを前提に、何とか乗り越えてもらうしかありません。
いずれにしても、マジックブルーなりの成長が見て取れるのであれば、今の方針を大きく変える必要はないでしょう。今週末には一つ下の半弟が早くもデビュー戦を迎えますが、夏後半から秋競馬にかけて、兄の貫録を見せてくれたら嬉しいです。
チャンピオンヒルズ在厩のトリフィスは、先週同様、おもに周回コースで軽いキャンター1000~2000m、坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。週1~2回の速めを乗られています。
◇小泉厩舎長のコメント 「引き続き半マイル58秒台までやれていますが、動き出しの際にいくらか気にする仕草を見せますので、現状ではやはりこれくらいの時計がオーバーワークにならないギリギリのラインといったところではないでしょうか。これ以上のペースアップについては爪の良化を待つほかなさそうです。来週、蹄鉄を打ち替える予定ですので、そこで新たな装蹄療法などがあるのかどうか、削蹄の仕方によってフォローできそうかなど、装蹄師ともよく相談しながら次の手を打っていければと思っています」
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半マイル58秒台を継続しつつ爪の良化を待つ、といった現状のようで、ここから先のペースアップは爪が良くなったあと、あるいは装蹄、削蹄で爪をカバーする方法が見つかった場合には…ということになるようです。
そのあたり、来週の蹄鉄打ち換え時に何らかの進展があれば嬉しいですが、『爪が伸びるのを待つしかない』といった話になる可能性もありますから、あまり先のことを考え過ぎずに待ちたいと思います。
ただし、あまり弱気になるのもアレなので、夏競馬のうちに…という希望は変えずに行きます(^^ゞ
チャンピオンヒルズ在厩のキングエルメスは、現在は、おもに坂路でハロン18~20ペースのキャンター1本を消化しています。
◇小泉厩舎長のコメント 「26日朝の後半でハロン18秒程度。少しずつペースを上げていますが、午後のチェックにおいても問題はありませんので、もう時計ひとつほど進めてみたいと思っています。まずはハロン17秒ペースを安定して乗れるところまで調教の基本ラインを持っていき、そこからしばらく継続して下地を作っていきたいところです」
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ペースが20~22秒までだった先週から前進し、今週はハロン18秒ペースまで。来週には17秒ペースまで上げていき、そこから17秒ペースの継続でベースとなる体づくりをやっていくことになるようです。
その後はエコー検査の結果も参考にしつつ、さらなるペースアップのタイミングを計っていくことになるのでしょうが、今のところ脚元に問題が出る兆候はないですし、おそらく想定通りに進んでいくことになるのではと。。
当然焦りは禁物ながら、すでに前走(マイラーズC・7着)から1年2ヶ月が経過していますし、今度こそストレートで実戦復帰にたどり着いて欲しいと思います。感覚的には遅くとも年内、できれば秋競馬のうちに…といった感じですm(_ _)m