栗東トレセン在厩のバスラットレオンは、週明けより坂路入りを再開しています。
◇岡助手のコメント 「良くも悪くも特に変わりはありません。前走が休み明けのレースでしたし、一度使えばガラッと良くなってくれるかとも思っていましたが、まだサウジでへこんで帰ってきた時の流れが残っている感じもしますね。ここから調教を進めていって、どこまで状態を上向きにできるかだと思います。次の目標レースは7月7日(日)小倉11R プロキオンS(G3・ダ1700m)。鞍上は坂井瑠星騎手を予定しています」
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岡助手のコメントを見ると、やはり、前走時のバスラットレオンはサウジ前の状態に戻り切っていないところがあったようです。追い切りでは相変わらずの時計が出ていましたが、パッと見ではわからない感覚的な部分で…。それが年齢的なものかどうかはさて置いて、希望としては何とか巻き返して欲しいところです。
注目の次走については、小倉ダート1700mの重賞、プロキオンSが目標とのこと。このところのレースぶりを見ていると、距離延長で多少なりともテンが楽になるのはプラスだと思いますので、これがキッカケになってくれたら嬉しいです。
バスラットレオンに関しては、レース選択と好走パターンの組合せが以前より難しくなっていますが、募集馬として本馬を見出してくれた矢作先生、国内、海外を通じて面倒を見てくれている岡助手はじめ厩舎・外厩の皆さん、そして主戦の坂井騎手にお任せするしかないですし、今までもそれで結果を出してきた馬ですからね。次走に関しても、決して楽な見通しではない気がするものの、新たな挑戦として前向きに応援したいと思いますm(_ _)m
アスロスは、27日、函館競馬場に向けてトレセンを出発する予定となっています。
◇蛯名正調教師のコメント 「レース後も特に問題はありませんので、何とか都合をつけて函館へ。福島は節的にすぐに使えそうにないですからね。7月末の地方交流、盛岡の芝レースに使えればいいのですが、おそらくそこは希望馬がかなり多いはず。さすがに盛岡一本で狙っていくのは冒険すぎますので、北海道に向かいます。イメージは函館の最終週(7/13、14)。芝1800mやダ1700mなど、使えそうなところに投票していく予定です」
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まず、レース後の様子に問題がなくて良かったです。前走は骨折明けで9ヶ月ぶりの一戦でしたから、ここで何かがあったらそれこそ目も当てられませんからね。
そして注目の次走については、福島開催、盛岡の交流戦など様々な検討をした結果、北海道シリーズに活路を見出す作戦に。。時期的に好みの条件を選ぶ余裕はないですが、洋芝の1800mは結構あうと思いますし、滞在競馬がテンションの課題に好影響を与えるかもしれず、まずは一番リスクの少ない、可能性の高いルートを選択頂けた…と思います。
あとは無事に北海道入りをしてもらい、函館の環境に慣れたうえで落ち着いて当日を迎えて欲しい。。もう何度も書いているように、未勝利戦で力が足りていないとは考えられませんから、次こそは期待通りの走りを見せて欲しいところです。
プライムラインは、6月29日(土)函館11R TVh杯(3勝クラス・芝1200m)に出馬投票しましたが、非当選による除外となっています。
- 24.06.26 北村友 函館W良 5F 70.0-54.7-40.5-12.4(9) 馬ナリ余力
- 24.06.12 北村友 函館W良 5F 71.0-55.4-40.8-13.1(7) 馬ナリ余力
◇田中克調教師のコメント 「26日にウッドでいい動きを見せていましたが、今週末のレースはさすがに厳しい抽選になり、出走は叶いませんでした。このあとは日高町のヤシ・レーシングランチへいったん放牧に出して待機する予定。札幌で3勝クラスの特別馬房枠が取れ次第、使っていこうかと思っています」
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登録馬が24頭もいたうえに、権利持ちやら何やらがいるわけで、そりゃ抽選に外れることもありますよね。26日に良い追い切りができ、上積みがあったとすれば残念ですが、ここは気分を切り替えて次に向かうしかありません。
その次走に関しては「札幌で3勝クラスの特別馬房枠が取れ次第…」とのことなので、現時点でハッキリどことは言えないものの、芝1200m戦を継続するなら7/20札幌のTVh賞が有力でしょう。もしもそこでなければ翌週のダート1700m戦、ポプラSに向かう可能性もあるのでしょうが、多分、TVh賞が第一希望だろうと思います。
いずれにしても、このところ大きな着順が続いており、次こそはプライムラインらしい走りで頑張ってもらわないといけませんから、まずは放牧先のヤシ・レーシングランチでしっかりリフレッシュして欲しいです!