今回紹介するのは、今まで競走馬として、繁殖牝馬として広尾TCに貢献してきた馬たちを中心に、まだ母と一緒に過ごしている当歳馬を一頭、そして、会場で小耳にはさんだ神の声情報をポロッ(?)とこぼしてみたいと思います(^^ゞ
ということで、まずは久ぶりに会うことができた繁殖牝馬たちです!
エレナレジーナ・牝8(ヴェルサイユファーム在厩)
父 ノヴェリスト、母父 フェルブラヴ
ストームハート・牝8(ヴェルサイユファーム在厩)
父 Uncaptured、母父 Siphon
ゴッドフロアー・牝14(ヴェルサイユファーム在厩)
父 ハーツクライ、母父 Zafonic
レトロクラシック・牝12(ヴェルサイユファーム在厩)
父 ディープインパクト、母父 Zafonic
ヴェルサイユファームさんでは当歳馬の他に、エレナレジーナ、ストームハート、ゴッドフロアー、レトロクラシックと4頭の繁殖牝馬たちに会うことができました。どの馬たちも元気そうにしていましたし、ヴェルサイユのスタッフさんたちにとても大切にされているのが伝わってきて、募集馬の見学とはひと味違う、ほっこりした気持ちになりました。
ということなのですが、ただ単にホッコリとしてはいられないのが一口馬主の性というヤツでして…
ちなみに今回見学をした4頭の中で、かつて私の出資馬だったのはゴッドフロアー、レトロラシック、ストームハートの3頭です。そこで、タイミングを見てその3頭にツカツカと近づいて、こう聞いてみたんです。
「ところで、今、君のお腹の中には誰の子がいるの??」
するとどうしたことでしょう、どこからともなく神の声が降りてきまして、それが私にはこう聞えたのです。(馬が話すはずがないので神の声としか思えない、と言いますか、聞えてきたものは仕方がない(^^;))
『ゴッドフロアーはパ××××サ、レトロクラシックもパ××××サ、ストームハートはコ××××ル!』
これは正式にアナウンスがあったわけではありませんから、××××の部分は『ご想像にお任せ』でしかお伝え出来ないのですが、姉妹であるゴッド&レトロにパ××××サは、ある意味パ××××サ種牡馬入り決定時から期待されていた配合ですし、それが早くも初年度、25年産世代から実現していたというのは朗報でしょう。
そして、ストームハートにはまさかのコ××××ル(°◇°;)
ストームハートは競争成績こそ期待通りにいきませんでしたが、血統背景を踏まえた素質の高さは間違いなく、故に繁殖牝馬として期待されているとは感じていましたが…。まさか社台SSイチオシのコ××××ルがお相手とは恐れ入りました。
情報の真偽については、あと一ヶ月もすればジャパンスタッドブックなどで確認できると思いますが、まあ、ここで神さまが私にウソをつく理由がありませんし、これはもう25年産世代がすごく楽しみな世代になるのは確定的です。
そうですねぇ、まだ生まれていない馬についてアレコレ言っても始まりませんが、いずれにしても、『どの馬にも無事に出産してもらい、子どもが元気に育ったアカツキには是非ともクラブで募集を!』と願わずにはいられませんm(_ _)m
ミスペンバリー・牝22(yogiboヴェルサイユリゾートファーム在厩)
父 Montjeu、母父 ハイエステイト
ヴェルサイユファームさんから(引退馬支援がメインの)yogiboヴェルサイユリゾートファームさんには徒歩での移動、そこでは、まずはミスペンバリーに会うことができました。
写真からも伝わってくるように、海外G1・2勝のパンサラッサを輩出した母だけあって、年齢を重ねてもしっかりした脚取りで威風堂々としていましたし、トレードマーク、自慢の背ったれも昨年会った時のママでした。
今は功労馬としてノンビリ余生を過ごしているわけですが、これからはディメンシオンやパンサラッサの子どもたち、つまり孫の世代がドンドン活躍してくれるはずですからね。きっとミスペンバリーの名は血統表を通じて世界に広がり続けていくでしょう!
ステラリード&ステラリード’24(yogiboヴェルサイユリゾートファーム在厩)
yogiboヴェルサイユリゾートファームさんではあと2頭、ステラリードとステラリード’24親子に会ってきました。
どうですこの2頭、流星やソックスの細かい仕様は違っていますが、パッと見で絶対に親子だと分かってしまいますよね。このあたり、ステラリードの遺伝力はスゴイと思いますし、24年産もきっと頭が高くて気難しいんだろうなと覚悟をしました(^^;)
ステラリード・牝17
父 スペシャルウィーク、母父 Zafonic
そう言えば、ステラリードはもう繁殖牝馬を引退、これからは功労馬としてここで余生を過ごすそうです。
考えてみれば、現役時代は函館2歳Sを勝っただけでなく、6歳1月までに31回も走ってくれました。結局、新馬、函館2歳S連勝以後は勝ち星をあげられませんでしたが、繁殖牝馬となってからもパラスアテナやキングエルメスなどを輩出し、競争馬としても母としてもクラブに多大な貢献をしてくれたのは間違いありません。
幸い、ゴッドフロアーやレトロクラシックといった妹たちが現役バリバリの繁殖牝馬として残っていますし、何より娘のパラスアテナもこれから産駒たちを送り出してくれますからね。功労馬として余生を過ごすことになったとは言え、ウェルシュステラに繋がるラインは、今後も広尾の根幹牝系として栄えていくだろうと思います。
ステラリード’24・牡当歳
父 モズアスコット、母父 スペシャルウィーク
ということで、ステラリード’24はモズアスコットの牡馬です。父がモズアスコットということは、母が妹のゴッドフロアーであるアスゴッドとは相似の血統構成(7/8同血)になりますね。
つまり、アスゴッドが活躍するとステラリード’24への期待も大きくなり…と考えたいのですが、アスゴッドの当歳時を思い出すと、さすがにステラリード’24が彼に似ているとは言えなくて…。まあ、姉妹であってもステラリードとゴッドフロアーは全然似ていませんでしたから、同じ父との配合でもタイプの違う仔が生まれて当然ということでしょう(^^;)
その上で、モズアスコットは初年度からなかなか質の良い産駒を出して頑張っていると思いますし、もしもアスゴッドが成功すれば、ステラリード’24が矢作厩舎入りする可能性も出てくるでしょう。(大輔先生の可能性も同じくらい高そう)
あ、また先走って余計な想像をしてしまいました…。今はとにかく順調に成長してもらうことを第一に、そしていずれは無事に募集ラインアップ入りを入て欲しいと思います(^^ゞ
以上、見学した繁殖牝馬たちとステラリード’24の報告でした。
途中でおかしな神の声についても書きましたが、あまり気にせず正式な情報をお待ちくださいm(_ _)m
今回紹介するのは募集馬ではありません。
ありませんが、わざわざ募集馬展示会で見せてくれたということは、近い将来募集される可能性があるということでしょう。もちろん、クラブから販促めいた話は一切なく、あくまで『かつてクラブで頑張った母の子ども』という位置付けでの見学でしたが、そりゃあ、コチラとしてはその気になっちゃいますよね。(どんな気?(^^;))
ということで、早速行かせて頂きます!
ゴッドフロアー’24・牡当歳(ヴェルサイユファーム在厩)
父 ファインニードル、母父 ハーツクライ
ゴッドフロアーの24年産は父ファインニードルの牡馬。ご承知の通り、ファインニードルはスプリンターズS、高松宮記念と1200mG1をふたつ勝ち、その他にもセントウルS(2回)、シルクロードSと1200m重賞を5勝もしたチャンピオンスプリンターです。
ということなのですが、父ファインニードルの母系にはDarshaan(Shirley Heights)、ロイヤルアカデミー2(ニジンスキー)といった名前が並んでいますし、たまたま父父エンドスウィープから米国系スピード要素を色濃くを受け継いだだけで、決して短距離専用機とは思えない血統ですからね。それがハーツクライ×ウェルシュステラのゴッドフロアーとの配合でどう出るのか…。
うまくスピードと底力・スタミナが融合してくれていればいいですが、逆だったらどうしようかとか… そういう余計な心配はさて置いて、ゴッドフロアー産駒にしては脚長で洗練されたイメージの、格好良い当歳だと感じたことだけお伝えしておきます(^^ゞ
レトロクラシック’24・牡当歳(ヴェルサイユファーム在厩)
父 タワーオブロンドン、母父 ディープインパクト
続いてはレトロクラシック’24、今年産駒がデビューしたタワーオブロンドンの牡馬です。
タワーオブロンドンもスプリンターズSを筆頭に重賞を5勝したスピード馬ですが、こちらは京王杯2歳Sや京王杯SCといった1400m重賞、さらにはアーリントンカップ勝ちや朝日杯FS3着など、マイルでも一線級の力を見せた馬でした。
そして、母系にDarshaan(Shirley Heights)、Sadler's Wellsといった名前が並んでいるのは、ある意味ファインニードルと共通で、広尾がどんなコンセプトで配合を決めているかが伝わってくるような気もします。
それを踏まえて改めて写真を見ると、将来、どんな馬になるのか想像しやすいと言いますか、『ああ、この馬が募集されたら出資しちゃうんだろうなぁ…』という気分になりましたし、何ならバスの中に申し込み用紙があったら出資予約をしていたかもと。。
父タワーオブロンドンはラパンチュールで結果を出すなど初年度から頑張っていますので、お値段や厩舎次第では『アッという間に売切れる可能性』まであるかもしれません(^^)
パラスアテナ'24・牡当歳(ベルサイユファーム在厩)
父 モーリス、母父 ルーラーシップ
パラスアテナの初仔はモーリスの牡馬です。
昨年の見学会でパラスアテナに会った時は、まだこの仔はお腹の中にいたんですよねぇ…。そういうことを考えると、広尾TCのようなクラブで長く遊んでいるのも悪くないと思えてきますし、是非とも活躍して欲しい!みたいな気持ちが湧いてきます。
それはさて置き、モーリスもパラスアテナも今さら紹介する必要がないくらい、広尾ではおなじみの馬たちです。その上で、あえて言うならパラスアテナにはステラリード後継としての責任があるわけで…。
パラスアテナは母がスペシャルウィーク産駒のステラリード、父がキンカメ系ルーラーシップという血統ですから、今やRoberto系の旗手と言って良いモーリスを配したことで、サンデー、キンカメにSadler's Wellsプラスαみたいな、初年度からいきなり勝負の牡馬が産まれたのかもしれません。(若干、イチかバチか要素が濃い気もしますけれど、目標はテラステラ超え!?)
ちなみに馬を引いてくれたスタッフさんによれば、この馬の性格は「わがまま!」とのこと。まあ、当歳時にワガママをするぐらいは当たり前ですし、そのぐらいの方が厳しい戦いの世界では良いかもしれませんからね。
この馬はそれなりに高くなるでしょうし、人気もあると思いますが、果たしていつ頃どんな形で募集されるのか、クラブの作戦も含めて楽しみに待ちたいと思います(^^)
以上、ヴェルサイユファームで見学をした当歳馬3頭の紹介でした。
実は当歳馬についてはもう一頭見ているのですが、それはまた後日紹介ということで…。
それから、今までですと、繁殖牝馬や当歳馬の見学は木村さんのん牧場でやっていたわけですが、諸般の事情で広尾の繁殖牝馬はヴェルサイユファームさんやパカパカファームさんなどに移っています。
あ、諸般の事情については、別に変な話はないので余計な想像はやめましょう! じゃなて、木村さんには今まで散々お世話になってきましたから、いつかまた御礼の飲み会をやりたいなぁ…ですm(_ _)m
先週の土日に行われた広尾TC募集馬見学会の報告も今回で5回目。ようやく23年産募集馬の紹介も最終局面までたどり着きましたので、さらにペースを上げていっちゃおうと思います!
【募集中】ゴッドフロアー’23・牝1:シュウジデイファーム在厩
父 マジェスティックウォリアー、母父 ハーツクライ(栗東・田中克典厩舎)
減殺の馬体重は440kg。石川さんによれば、「すでにBTCでの調教を始めています。特に問題点はなく走りが軽い。父マジェスティックウォリアーですが、芝でもイケんじゃね?という走りをします」とのことでした。
本馬はゴッドフロアーらしいしっかりした馬体をしていますし、バランスもなかなか。欠点らしい欠点が見当たりません。馬のデキだけで言えば今募集中の馬たちの中で、もっと注目されていい存在では?と感じました。
ただし(マジェスティックウォリアーらしからぬ)芝向きの軽い走りをする…というあたりが今後どうなっていくのか、実際にそれを確認するのはだいぶ先になるでしょうし、欠点が少ないだけでマジェスティック牝馬に行くのもアレなので…。今のところ私の中では(人気の盲点になっているのを幸い?として)入厩直前まで様子見したい『隠し玉』候補になっています(^^ゞ
【募集中】ハキ’23・牝1:シュウジデイファーム在厩
父 ダンカーク、母父 マジェスティックウォリアー(美浦・鈴木慎太郎厩舎)
現在の馬体重は370kg。石川さんによれば、「こちらもBTCに通って調教を積んでいます。馬体はまだ小さいですが、性格はマジメで問題なし。飼葉喰いが良く身体は日ごとに増えていますので、これからの成長に期待です」とのことでした。
確かに9月上旬に357kgだった馬体重が増加傾向にあるのは事実ですし、トモ高でサイズアップも見込めそう。シュッとした牝馬らしいラインはとても綺麗でしたから、先々の変化が楽しみな一頭とは言えるでしょう。
ただし、これが父ダンカークの牝馬となると、やはりもっと馬格が欲しいとも思うんですよね。。母母がレフィナーダで姉にエンパイアブルーがいるハキの仔なので、こういうスラッとした馬が出るのは納得ですが、それだけに『あまり大きくは増えないんじゃね?』という気がしないでもないですし、いずれにしても、もう少し様子は見たいです。
まあ、本馬はお値段が1,000万円と広尾TCの中ではリーズナブルな設定ですし、鈴木慎先生であれば、何だかんだで馬に見合うベストを尽くしてくれますからね。そこも含めてどう考えますか?という話だろうと思います。
【満口】スターオーストラル’23・牝1:シュウジデイファーム在厩
父 キタサンブラック、母父 Cosmic(美浦・尾関知人厩舎)
続いては、かなり早い段階で満口になった注目馬、尾関厩舎のスターオーストラル’23です。
現在の馬体重は393kgで、9/10の420kgから30kg近く減っていました。これは9/12にパカパカ厚賀からシュウジデイに移動をし、各種馴致をしたことによる一時的な減少だと思われます。
石川さんによれば、「馴致は一通り終わりましたが、移動間もないのでまだ場内で乗っている段階です。最初は元気(うるさいところ)があったのですが、今は落ち着いているので心配ないと思います」とのことでした。
本馬は芦毛のキタサンブラック牝馬であり、果たしてどんな馬なのかな?と興味津々で見学させてもらいましたが、間近で見るとやっぱりなかなかイイ馬ですよね。私自身は出資をしていませんが、身のこなしに柔らかさがありましたし、バランスの良さに加えて良い筋肉がつきそうな身体つき、関節などもしっかりしていてかなり楽しみな一頭に思えました。
4,400万円と牝馬にしてはなかなかのお値段ですが、今後の成長次第で価格に見合う活躍があってもおかしくない…と言いますか、私は『尾関先生に是非とも頑張って頂きたい派』なので、影ながら応援していきたいと思います!
【満口】ベルミュール’23・牝1:加藤ステーブル在厩
父 マクフィ、母父 キングカメハメハ(栗東・杉山晴紀厩舎)
募集馬紹介の最後は、初日に見学をしたベルミュール’23です。(日が傾きかけている時間帯の見学で、馬のお腹や脚に見学者の影が重なってしまっています。スミマセンm(_ _)m)
本馬もすでに満口になっていますが、どうして満口になったかが思い出せないと言いますか、ジワジワと売れて気がついたら満口に…というパターンで、正直、私には出資を真剣に悩む暇がありませんでした。
その上で、実際に馬を見て感じたことは、牝馬らしからぬしっかりボリュームがある身体つきは、今回の見学会で見た中では一二を争うド迫力系、一発ハマればかなり面白い活躍をするんじゃないかと思いました。
加藤ステーブルさんによれば、「現在470kgの馬体は立派で肉付きが良く、これから500kgまではいきそう。470~480kgで競馬をするイメージです。今は基礎体力作りが目標で、馬場での乗り込みとトレッドミルを交互に行っています。背中の感触がとても良く人に従順で大人しい。ここに来る前に(パカパカファーム厚賀で)とても手をかけてくれたいたのが分かります。本当に、すんごく可愛いんですよ!!」とのことでした。
ということで、ド迫力系ダイナマイトボディなのに性格はおっとりしていて可愛らしいという、ある意味理想の牝馬像を体現しているベルミュール’23。なるほど、割りと早く満口になる馬にはそれなりの理由があるんですね(^^;)
マクフィ牝馬というのは広尾TCではかなり珍しいと思いますが、期待できるんじゃないでしょうか!
ということで、今回は23年産募集馬の残り4頭をまとめて紹介しました。
このあとは繁殖牝馬やそれに関連する当歳馬の情報、Y代表から口止めみたいな『ほのめかし』はあったけれど、ブログに書くなとハッキリ言われたわけではないこぼれ話などを紹介する予定です。
いや、書き出したら『やっぱりやめとこうかな?』みたいなハメになる可能性もありますが、まあ、昨今問題になっている…や…さえやらなければ…。結構ビビリな性格なので、どこまで書けるか不透明ながら、私なりに頑張ってみようと思いますm(_ _)m
水曜、木曜は出資馬の近況更新があるので、どうしても見学会報告が途切れ途切れになってしまいます。でも、間があいてしまうと何となく気が抜けますから、ここは踏ん張って差し込んでいきたいと思います!
ということで、ここまでに22年産馬、私が出資候補として考えている23年産牝馬、牡馬の順に紹介してきましたが、今回は私がすでに出資をしている23年産馬3頭について触れたいと思います。
【満口】ディメンシオン’23・牝1:シュウジデイファーム在厩
父 エピファネイア、母父ディープインパクト(栗東・矢作芳人厩舎)
石川さんによれば、ディメンシオン’23の馬体重は現在413kg。8月中旬に423kgあったものが、ブレーキング開始後の9月上旬には392kgまで減っていましたから、それが一段落して戻りつつあるということですね。
将来、この馬がどのぐらいの身体で競馬をするかは分かりませんが、写真でもわかる通り、とてもバランスが良くてしっかりしていますので、あまりサイズ・馬体重の心配をする必要はないんじゃないかと思います。
ちなみに石川さんの現状説明は、「すでにBTCでの調教を始めています。性格的にも問題ないですし、とてもバランスが良いので…。イイんじゃないかと思います、ムフフ…」。石川さんが何故、説明中に笑ってしまったのかは謎ですが、まあ、細かいことをゴチャゴチャ心配するなということでしょう。一応、現状説明はしたからあとは黙って応援しとけ!という意味だと受け取りました(^^ゞ
まあ、本馬は募集開始直後に満口になったほどの人気馬ですし、注目している会員さんも多いと思います。
その上で、実際にこの目で見た印象を書きますと、順調であれば必ず走ってくるんじゃないのかなと。。バランスの良さ、柔らみのある身のこなし、ドッシリ構えられる落ち着いた性格。『順調』という観点で言えば、あまり大きくないサイズ感はむしろプラスな気もしますし、石川さんもそう感じておられるからこそ「ムフフ」だ出たんじゃないのかな?と思います(^^)
【募集中】ステラリード’23・牡1:シュウジデイファーム在厩
父 レイデオロ、母父 スペシャルウィーク(栗東・高柳大輔厩舎)
こちら、ステラリード’23は現在412kgとのこと。先ほどのディメンシオン’23と同様に直近の変遷を見ていくと、8月中旬に393kgだったものが9月上旬に391kgですから、あまりブレーキングで減ることもなく徐々に成長している様子が窺えます。ちなみに全兄のアスロスは1歳10月時点で419kgでしたから、それとほぼ同じようなサイズ感、デビュー時440kg前後になるんじゃないかと想定しておきます。
現状は、「BTCの600mトラックで周回調教を行っている」とのこと。ディメンシオン’23よりひと足早いタイミングでBTC入りをしていますので、当然ながら調教についても進んでいるようです。
気性については「少し気が入りやすいところがあり、そこは兄に似ているかなと。調教に関しては問題なくできていますので、多少気をつけいながら進めていきます」とのことでした。まあ、そのあたりはステラリード産駒に出資する際には当たり前に織り込んでおくべき内容ですからね。今後出てくるであろう『頭の高さ』を含めて、覚悟している範囲に収まってくれればOKです(^^;)
ちなみにこの馬はまだ『募集中』表示のままと、ステラリード産駒としては売れ行きイマイチな状況になっています。理由は父レイデオロの不調、全兄アスロスがいまだに未勝利なことが大きいかな?と思いますが、ステラリード産駒をずっと見てきた私としては、この馬の馬体の張り、筋肉の付き方、バランス、柔らかくて力強い歩き、どれをとっても(歴代ステラ産駒の中で)かなり上位に入るんじゃないかと思っています。
あ、もちろん、いざ走ってみたら全然な可能性もありますので、信じる信じないはあなた次第!です(^^ゞ
【満口】オピュレンス’23・牝1:三嶋牧場富川分場在厩
父 スワーヴリチャード、母父 Giant's Causeway(美浦・蛯名正義厩舎)
オピュレンス’23は三嶋牧場(中期育成場)から富川分場へ9/4に移動、まだ放牧中心の生活をしていますので、本格的なブレーキング、トレーニングは全てこれからといった状態です。なので筋肉にメリハリが出る前ですし、全体的にいかにも幼い印象でしたが、そのあたりについては5月遅生まれの影響もあるのだろうと思います。
今現在420kgほどの馬体は初仔ゆえのコンパクトサイズではあるものの、腹回りはしっかりしているし、牝馬にしては幅もあって線の細さは全く感じませんでした。本馬はこのあと(近々?)ファンタストクラブに移動するそうですが、それまでは引き続き気楽に過ごしてもらい、やがて始まる厳しいトレーニングに備えて欲しいと思います。
ちなみに中期育成場からわざわざ富川分場を挟んでファンタストクラブに移動させる意味は、「馬運車移動の練習、あえて環境変化を経験させて精神面を鍛錬する」ということだそうです。
まあ、とにかく本馬は良血馬らしい雰囲気がありますし、大人しくてかわいい牝馬なので富川分場の皆さんにとても人気があるのが伝わってきました。いつまでも可愛いだけではいけないのが競走馬のツラいところですが、可愛くて強い馬になれば一般の競馬ファンもたくさんできるでしょうし、是非ともそれをめざして頑張って欲しいと思います!
以上、すでに私が出資をしている23年産馬(来日前のOnonimo'23を除く)を紹介しました。
ある意味見学前の想像通りではありますが、どの馬も順調で牧場、育成場の皆さんに大切にされていましたし、このままトレーニングを積んでいけば『相当に期待できるかも?』という感触を掴むことができました。
ちなみに22年産馬は合計8頭に出資をして、2歳のうちに全ての馬がトレセン(又は競馬場)入厩を経験するという、順調さにおいてはかなり優秀な成績を収めてくれています。(あとは勝利を挙げるだけですが、それはまあ、そのうちに(^^;))
23年産馬についても、今回取り上げた3頭(+Ononimo'23)はじめ、今後出資をする馬たち、そして全ての広尾TC馬たちに順調に過ごしてもらい、適切な時期にデビューできるよう頑張って欲しいと思います!
22年産馬、23年産の出資候補牡馬ときましたので、次は当然23年産牝馬の報告になります。
ただ、この世代の牝馬は数が多いので何回かに分けないと無理かも…。いや、絶対無理ですし、ダラーッと長い記事を書いても迷惑でしかないですからね。ここは冷静になって、できる範囲の地道な作業に徹したいと思いますm(_ _)m
【募集中】エンパイアブルー’23・牝1:吉澤ステーブル在厩
父 ルヴァンスレーヴ、母父 エンパイアメーカー(美浦・高柳瑞樹厩舎)
馬体はまだ400kgソコソコですが、さすがにエンパイアブルーの仔らしい綺麗な牝馬を産んでくれました(^^)
現状については、「9/2に入厩、ブレーキングが終了し、先週火曜日(9/17)からBTCでの調教を開始した」とのこと。性格は「すごく人間に対して従順で、教えられてことについての飲み込みが早い頭の良いタイプ」、また、半兄ブルータスとの同時期比較については「コチラの方がひと回り大きいサイズ感、全然モノに動じないし手が掛からない」とかなり前向きなコメントでした。
ちなみにX界隈では有名な雀士系一口馬主さんが、本馬の見た目をすごく褒めておられました。が、なーになーにエンパイアブルーの仔ならこのぐらいは当たり前。そんなに簡単に感心されては困ります!的な返しをしておきました(^^ゞ
いやホント、毎年良い馬を産んでくれるエンパイアブルーは大したものです。
その上で、やはりエンパイアブルーにルヴァンスレーヴというのは私のイメージとは違うんですよねぇ。。本音を言えば、早くパンサラッサを付けて欲しいのですが、それはさて置き、とにかくダート全振り配合は違うんじゃないのかなと。だって、どんな種牡馬を付けてもスッとしたラインの芝馬シルエットな仔が出ちゃうんですから。
いや、ルヴァンスレーヴは芝馬も出すんじゃないかとか、そういう話があるのは承知をしていますし、もちろんその可能性もあるとは思います。ただし、社台SSさんでお話を聞いても、竹内さんの血統診断を見ても、普通に考えれば芝馬を狙ってルヴァンスレーヴはつけないワケで… と、これ以上書くと脱線するのでやめますが、とにかく『見ると欲しくなっちゃう系』の綺麗な馬でした。
【募集中】エレナレジーナ’23・牝1:吉澤ステーブル在厩
父 ルーラーシップ、母父 ノヴェリスト(美浦・加藤征弘厩舎)
エンパイアブルー’23もそうでしたが、このエレナレジーナ’23も見た目がイイ、とても目立つ馬でした。
「吉澤ステーブルへの入厩は8/8、ブレーキングが終了してエンパイアブルー’23と同じタイミングでBTC入りを始めた」とのこと。馬体重は441kgですからエンパイアブルー’23より、しっかりひと回りは大きい感じでした。母エレナレジーナは馬体の維持に苦労をしていた印象がありますが、本馬はルーラーシップが出ているのか、写真以上に腹回り、幅があって力強ささえ感じました。
性格については「落ち着いていて全く手が掛からないタイプ。ブレーキングでも飲み込みが早く、とても順調にこなしてくれた」ということで、単純比較は難しいながら、馬単体で見たらエンパイアブルー’23よりコチラかな?と思わないでもありません。
いや、馬はかなり良いと思いますので、あとはもう本当に好みや思い入れ次第かなと。。
個人的にはエンパイアブルー’23を推したいものの、血統(配合)や厩舎との相性、あとはお値段(コチラが2,000万円に対してエンパイアブルー’23はなんと3,800万円!)なども見比べて、総合的に判断するのがイイんじゃないかと思います(^^ゞ
ということなのですが、実はエンパイアブルー’23、エレナレジーナ’23以外に2頭、現地でかなり良く見えてしまった牝馬がおりまして、『もしかしたら、この世代のダークホースはこれかな?』とも感じていますので、これからその2頭を新たな出資候補として紹介します。(見学会の前はそういうつもりじゃなかったのですが(^^;))
【残261口】ストームハート’23・牝1:シュウジデイファーム在厩
父 ゴールドシップ、母父 Uncaptured(美浦・尾関知人厩舎)
ストームハートは現在442kg、シュウジデイファームの広尾TC牝馬では一番馬格があるそうですが、石川さんによれば、「馬格はあるけれど素軽い走りをする。性格面も今のところ問題なく、ここまで順調」とのことでした。
いやですね、この馬も気になってはいたのですが、間近で見てこんなに良いとは思っていませんでした。牝馬とは思えないムチッとした馬体は筋肉量が充分で、胸前から肩にかけて、お尻からトモにかけてもボリュームたっぷり。今のところ気性面の課題もないようなので、これかrバンバン乗り込んでいけば、かなり目を惹く牝馬になるんじゃないかと思います。
青鹿毛の馬は良く見せる…とは昔から言われることですが、それを差し引いても…。尾関厩舎でこのデキで2,000万円なら、エンパイアブルー’23に行くぐらいならこちらじゃないのか?とか考えてしまいます(^^ゞ
でも、さすがに皆さんお目が高いと言いますか、この馬はすでに残口表示が出ているんですね。しかも、残261口のあとに(バージョンワンさんなど)見学会参加会員さんが出資をしているようなので、今はもっと少ないんでしょうねぇ。。本当はもう少し様子見ができるとありがたいのですが、他人様の出資はコントロールできませんし、どうするかについては私もしっかり考えます(^^;)
【募集中】パーフェクトラヴ’23・牝1:小国ステーブル在厩
父 サンダースノー、母父 オルフェーヴル(美浦・田村康仁厩舎)
小国ステーブルの小國さんによれば、「現在の馬体重は436kgで、馴致で10kgほど減ったものがダク1500m、キャンター1500m程度をこなしつつ戻ってきた」イメージだそうです。
性格、気性については「少し元気がイイところはあるが、調教に対して前向きと捉えられるレベルなので問題なし」、また、「柔軟性があって成長力を感じさせるので、調教師の期待も大きい」と、かなり前向きなコメントが出ていました。
ちなみに田村先生の期待については、私がこっそり小國さんの背後に忍び寄ったところ、小國さんがY代表に「先生はこの世代の中でこれが一番良い…と仰るほど高く評価してくれている」とヒソヒソ話しているのを聞いてしまいました(°◇°;)
まあ、田村先生のヒソヒソ話については話半分として、今まで(諸般の事情で)本馬をノーマークにしていた私が見ても、馬体も歩きもかなり良い感じに映ったんですよねぇ。。正直、柔らかさだけならもっと柔らかい馬はいるでしょうが、父サンダースノーを考えると確かに…ですし、脚捌きが素軽くていかにも運動神経が良さそうでした。
小國さんが「まだ適性云々を言う段階ではないものの、柔らかさと軽さをあわせ持っているので芝からスタートしても良いのでは」と仰っていたように、芝砂兼用路線でかなり面白い活躍をするタイプかもしれません。
ということで、見学会終了後に出資候補入りした馬を含めて牝馬4頭を紹介しました。
今のところこの中で序列をつけるのは難しいですが、ぶっちゃけ最大のダークホース候補は1,400万円のサンダースノー牝馬じゃないかと思っています。もちろん、素人の感想レベルなので気にする必要はないですが、とある会員さんは「パーフェクトラヴ’23には絶対の自信がある」と仰っていましたので、あえて付け加えさせて頂きます。
あとはそうですねぇ、どの馬もほとんど馴致明けの状態なので、これからの変わり身次第なんですよね。。唯一残口表示が出ているストームハート’23がいつまで残っているかは気になりますが、10/18全容公開予定のパドックシアトル’23も比較対象に入れないといけませんし、いやホント、牝馬の検討、絞り込みがかなり難しくなってきました(^^;)
今朝ほど22年産馬の報告をしましたので、ここからは見学会のメイン、23年産馬の報告です。
まずは、私が出資候補と考えている牡馬3頭を取り上げます。
【残口僅か】クエストフォーラヴ’23・牡1:ファンタストクラブ内木村牧場在厩
父 ハービンジャー、母父 キズナ(美浦・中舘英二厩舎)
まずはファンタストクラブ内木村牧場の川嶋さんから現状説明があり、「9/5入厩時405kgだったものが、環境に慣れ、飼葉を食べる中で410~420kgにはなっているだろう」とのことでした。また、「一通りの馴致が終わり、周回コース、屋内坂路コースなどを軽めのキャンターで、様々な環境に慣らすように調教を行っている」と、非常に順調な様子が伝えられました。
馬のタイプについては「入厩当初から馬房内でも調教中でもとても素直で落ち着いており扱いやすい」、「初仔ゆえ小さ目ではあるものの、パーツパーツはしっかりしており、膝や飛節など関節部分にくっきりメリハリがあるので、450前後まで成長してくれると思う」、「(今後、背中が伸びて中距離タイプに変わるかもしれないが)現状はハービンジャーより母父のキズナが出ているイメージで、スピードが勝ったマイラータイプと見ている」とのことでした。
さらに、デビュー時期については「(当歳からの成長過程を見ていないので一般論として)本馬のように関節部分がハッキリしているタイプは、脚が丸太のようにズドンとぼやけている馬、後ろ脚に力がなくてガニ股で身体を支えているタイプに比べて仕上りが早いので、本馬も早めから行けるのではと思っている」と前向きなコメントがありました。
ということで、多少のリップサービス込みだとしても、川嶋さんの本馬に対する評価は非常に高いと感じましたし、実際にこの目で見た印象としても、(少し小柄ではあるものの)バランスが良く欠点が少ない馬体をしているし、運動神経の良さそうな歩き、身のこなしができる優等生タイプのように感じました。(物おじしない性格も含めて平均点が高いタイプ?)
さて、本馬については今後かなり希少になるハービンジャー産駒として注目されているわけですが、以前、本ブログに「(クラブの歩様動画を見ていると)左前脚が曲がっているのが目立つ…」とのコメント頂いておりまして、その件について、全体説明が終わった後に川嶋さんに(こっそり突撃して(^^;))確認をしてきました。
本件についての川嶋さんのご説明は長くて詳しかったので、要点をまとめて書いてみます。
「ひと言で脚が曲がっていると言っても、例えばそれが一時的なモノかどうか、全体のつながりはきちんとしているのかオフセット(関節部分のズレ)なのか、などでいろいろ違う。当歳からずっと見ているわけではないので、あくまで育成場の立場で感じたことを言うと、本馬の左前についてはあまり気にならないカタチをしていて、むしろ何かあるとしたら右前の膝の方かな?というぐらいのレベル。これから鍛えていってどう変わるかはさて置いて、結論としては、現時点で気にしなきゃいけない脚元ではないです」
ううむ、、うまく伝わったかどうかが不安ですが、要するに本馬の左前のカタチは、これから調教を課していく育成場の視点では気にならないレベルだそうです。(ヤバいかも…と特に気を遣うケースは『オフセットと内向』と仰っていました)
まあ、これで実際どうなるのかは(他の要素もあるので)わかりませんが、現場で馬を見ながら詳しく説明頂いた私としては、川嶋さんのコメント、ご判断を全面的に信用するのみでありまして、本馬の脚曲がりについては気にしないことに決めました。と言いますか、あんなに詳しく客観的な説明を頂いてしまい、本当にありがとうございましたm(_ _)m
【募集中】クエストフォーワンダー’23・牡1:シュウジデイファーム在厩
父 ゴールドシップ、母父 マクフィ(美浦・鈴木慎太郎厩舎)
シュウジデイの石川さんによれば、「現在の馬体重は420kg。BTCでの調教を開始しており、周回コース600mが中心です」とのこと。また、「ゴールドシップ産駒でも性格は落ち着いており、今のところあまり手が掛かりませんし、動きに軽さがあってなかなか良いと思います」と前向きなコメントも…。実際、クエストフォーワンダーの仔らしいバランスの良さがありましたし、大勢の会員を前にとても落ち着いて振る舞っていましたから、いわゆる『ゴルシ産駒の怖さ』のようなものは感じませんでした。
いやぁ、これはどうなんでしょうねぇ… 正直、この目で見るまでは、クエストフォーラヴ’23の方にかなり気持ちが傾いていたのですが、実際に会ってみるとコチラも全然悪くない。本馬は鈴木慎太郎厩舎でゴールドシップ産駒すから、おそらく内田博幸騎手の教育係就任まで路線が引かれていそうですし、そういう楽しみ方もあるよなと。。
あとは好みの問題…と言ってしまえばそれまでですが、あえて言うなら、(私の好みとして)トモから後肢にかけてのカタチはクエストフォーワンダー’23に分があると感じており、『どちらか一頭にしろ』がルールなら、現時点ではやはりクエストフォーラヴ’23を選ぶかなぁ…です。(本馬については、もう少し成長を見守りたいところです(^^ゞ)
【募集中】スーンシャイン’23・牡1:吉澤ステーブル在厩
父 ルーラーシップ、母父 ジャスタウェイ(美浦・黒岩陽一厩舎)
スーンシャインはすでに495kgの雄大な馬体。出てきた瞬間からデカイなと感じました(^^;)
吉澤ステーブルさんによれば、「8/5にこちらに入厩してブレーキングは全て終了、先週からBTCでの調教を始めました」とのことでした。性格は牡馬らしく「どっしり構えていて、ドーンと来いタイプ」だそうで、現状、全く手が掛からないらしいです。
ただですねぇ、現時点で500kg近い馬体な上に、このあともまだ大きくなりそうとの話があり。。立ち姿や歩きを見ると、素人目にも大きな体を持て余すようなところがあって、正直、仕上がるまでには相当の時間が掛かる気が…。ズドーンという大型馬が好きな方にはイイと思いますし、こういうタイプがハマるとデカい一発につながるとは思いますが…。
全ては今後の変わり身次第なので、私が将来の見通しをどうこうは言えないですが、あくまで現時点での出資対象として考える場合には、クエストフォーラヴ’23、クエストフォーワンダー’23を上位に考えたいと思っています。
ということで、『次の出資は牡馬に…』を前提に、現時点の出資候補である牡馬3頭を見てきました。
結果はクエストフォーラヴ’23が頭一つリード、クエストフォーワンダー’23がそれに続き、少し離れてスーンシャイン’23といったイメージになりましたが、不確定要素として10/18全容公開予定の追加募集馬が加わりましたので、実際にはクエストフォーラヴ’23とモアザンセイクリッド’23を比較する必要があるんですよね。
☆半兄は菊花賞馬、ドゥレッツァ
モアザンセイクリッド’23 牡馬
父 Bricks and Mortar 母の父 More Than Ready
こう言っては何ですが、モアザンセイクリッド’23については何となく『良い馬だろう』という予感がありますし、厩舎やお値段次第ではいきなり出資候補一番手にくる可能性がありそうです。果たして本当にそうなるのかどうか、全容公開が楽しみですし、それまでクエストフォーラヴ’23が売れ残ってくれることを祈ります!(クラブの皆さんスミマセン(^^ゞ)
どの順番で報告するか迷った結果、まず最初に22年産馬(既走馬を含む)をまとめてしまうことにしました。
22年産馬については今現在も出資できる馬がハイアーラヴ’22のみで、すでに美浦近況に移動済みですからね。今回、見学した22年産馬はいずれも出資検討対象外ですから、混乱を避けるためにササッと報告してしまいます。
ということで、まずは二日目に見学をしたアスゴッドから行きます!
アスゴッドはシュウジデイファームで順調に乗り込み、30日に栗東に向かって出発する(した)そうです。
馬体重は503kgあるとのことでしたが、筋肉質の馬体はキリッと引き締まって見えましたし、皮膚が薄くて血管が浮き出ている様子は、昨年受けた印象からさらに迫力を増していました。シュウジデイの石川さんによれば、ソエの治療も無事に終わって今はすっかり落ち着いているそうなので、10月後半か11月前半には無事初勝利を飾ることができるのではと思います(^^ゞ
【アスゴッド・牡2(既走馬):シュウジデイファーム】
続いてはエレガンシアです。
馬体重はまだ430kg台とのことで、そんなに大きくなってはいないですが、馬体を見た限りでは以前より線の細さを感じませんでした。良くまとまった欠点のない馬体ですし、大人しくしていて気難しさは感じなかったんですけどねぇ…。
本馬の説明の際、石川さんはこんなことを仰っていまして(^^;)
「前走では途中で止めてしまうようなレースをしたので…。速めをやる時には後ろから他馬を追いかけさせる形でやるとか、いろいろ工夫しながらやっています。調教では出だしから行く気があるし、まさかあんなレースになるとは思っていなかったので…。最後まで集中力を維持するために、レースではガシガシ追えるジョッキーの方がイイのかなとか、いろいろ考えてしまいます」
オッ!!ここでまさかのレジェンド批判か!? みたいな大それた事を石川さんがするはずもありませんが、とにかく前走の不甲斐ないレースぶりはシュウジデイさんにとっても全く不本意だったようです。それだけに『申し訳ない』的なお気持ちもあったのでしょう、すごく苦しそうに、言葉を選びながら説明されていた姿が印象的でした。
次走がいつになるのか分かりませんが、巻き返し、リベンジのためにも引き続きバッチリ乗り込んで頂いて、今度こそ素質の高さを確認できるレースをして欲しいと思いますm(_ _)m (勝ち負けは別にシュウジデイさんの所為じゃないですから(^^ゞ)
【エレガンシア・牝2(既走馬):シュウジデイファーム在厩】
シュウジデイファーム3頭目の22年産馬はストームハート’22です。
今の馬体重は459kgとのこと。8月下旬には470kgと伝えられていましたが、脚元(深管の問題)で休んでいたところからの立ち上げで少し減った感じなのでしょう。
ということなのですが、石川さんによれば、「BTCで乗り出したところトモに疲れが出たので、今はまた場内で乗っています。休んでいる間に馬体は成長したので、とにかく脚元に問題が出なければ…と思っています」とのことでした。
そうですねぇ、馬体のバランス、雰囲気はとてもイイですし、牝馬にしてはしっかりした身体つきをしていると思いますので、石川さんが仰る通り、とにかく(深管に限らず)脚元さえ丈夫なら…でしょう。今のところ移動の具体的な予定はないようです。
【ストームハート’22・牝2(満口):シュウジデイファーム在厩】
22年産馬の最後は、初日に見学をしたスマートオランプ’22です。
チャンピオンズファームの鈴木さんによれば、「馬体重は482kg。4F58秒までの速めをこなしており、ゲート試験に合格できる状態まで進んでいることを報告しています。こちらでこれ以上やっても馬体を減らすだけなので、今は日ごとにメリハリをつけ、状態を維持する調教になっています」と、ここまでとても順調に来ているとのことでした。
移動や入厩については「厩舎の空き待ち」だそうで、今現在は、あえて長めを緩いペースで走らせて精度を高めたり、移動に備えて適度に楽をさせるといった段階に入っているようでした。
具体的なデビュー時期などについては移動してからになるでしょうが、482kgあっても重たさを感じさせませんし、スッキリしていてなかなかの仕上りに見えました。鈴木さんはゲート試験には絶対の(?)自信がおありのようでしたから、厩舎馬房の都合さえつけば、とんとん拍子にことが運んでいくのかもしれません。
【スマートオランプ’22・牡2:チャンピオンズファーム在厩】
以上、二日間の間に見学をした22年産馬たちの状況報告でした。
いずれももう買えない馬たちばかりですが、その分、(2戦目3戦目を含めて)実戦投入が近い馬たちですし、出資者にとっては切実な見学とも言えますからね。
私の場合はアスゴッドとエレガンシアに大きな期待をしているわけですが、全く不安を感じなかったアスゴッドに対し、エレガンシアには多少なりとも不安が残っておりまして…。
まあ、エレガンシアについては、あまりジタバタしても始まりませんし、当面はシュウジデイファームの皆さんにお任せするしかないですから、そのうちに本気を出してくれると信じて待ちたいと思います(^^;)
今週は『2025年2歳募集馬見学会』の報告をしないといけないのですが、その前に追加募集馬の情報を整理しておきたいと思います。次の出資を検討する前に、全体像を理解していないと話になりませんからね。
〇2025年2歳募集馬
☆母は重賞2勝馬、セレクションセール取引馬
パドックシアトル’23 牝馬
父 キタサンブラック 母の父 Seattle Fitz
☆半兄は菊花賞馬、ドゥレッツァ
モアザンセイクリッド’23 牡馬
父 Bricks and Mortar 母の父 More Than Ready
〇2026年2歳募集馬
☆半兄は南部杯(JPN1)2着馬、ヘリオス
アンジュシュエット’24 牝馬
父 キタサンブラック 母の父 フレンチデピュティ
☆近親に重賞2勝馬、エルトンバローズ
サダムノンノ’24 牝馬
父 レイデオロ 母の父 ディープインパクト
☆母は独重賞勝ち馬、ベルカラ
ベルカラ’24 牡馬
父 Sea The Stars 母の父 Estidhkaar
☆母は北米7勝馬、ワイルドウッズビューティ
ワイルドウッズビューティ’24 牡馬
父 Flightline 母の父 Kantharos
10月18日(金)夕方 全容公開予定
◆申込受付 <先着順による受付>
11月2日(土)より<先着順>受付開始
インターネット・・・・11月2日(土)午前11時~
電話・・・・・・・・・11月5日(火)午前11時~
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全体感を確認するために、いつもの表に追加募集馬を追加してみました。
**広尾TC 2025年2歳募集馬残口状況**(太字太枠は出資済、残口は9/30時点)
改めての話になりますが、今現在、私は(23年産世代は)Ononimo'23、オピュレンス’23、ステラリード’23、ディメンシオン’23、あわせて4頭(牡牝2頭ずつ)に出資をしています。
見学会に臨むにあたっては、できれば牡馬から一頭を選びたいと考えていたわけですが、追加募集馬の中にドゥレッツアの半弟、モアザンセイクリッド’23がいますので、見学会で見てきたクエストフォーラヴ’23、クエストフォーワンダー’23、スーンシャイン’23とあわせた4頭が検討対象になりました。追加募集馬の全容公開は10/18ですので、実際に決めるのはその後になっちゃいますねぇ…(別にそれでも誰も困らないとは思いますが(^^ゞ)
あとは牝馬なのですが、見学会を通じての印象として、やはりこの世代は牝馬の当たり年かなと。。次の一頭はあえて牡馬から選ぶとしても、牝馬の中からも追加することになりそうです。ただ、例によってあまり頭数が増え過ぎると一頭一頭のフォローが薄まってしまいますし、どうしても行きたい馬を厳選することだけは忘れないようにしたいです。
ということで、この世代はあと牡馬一頭、牝馬一頭を追加して合計6頭で勝負かなぁ… 万が一、絞り切れずにもう一頭増えたとしても、合計7頭なら22年産世代の8頭より少なくて済みますからね。
まあ、なかなか思い通りにいかないのがこの遊びの楽しさでもありますので、もしも想定外の事態が起きたらその時は臨機応変に。結局のところ、楽しく遊ぶのが目的ですから、あまり堅苦しく考えずに検討したいと思います!
それからですね、24年産世代の馬が4頭募集されますが、これはもうSea The Stars産駒のベルカラ’24、Flightline産駒のワイルドウッズビューティ’24の2頭は大注目でしょう。当歳馬なので、基本的には字面で選ぶしかないワケですが、Sea The StarsやFlightlineの産駒はそう簡単に手に入らないですし、字面だけでも欲しくなっちゃいますよね(^^;)
まだ全容公開前ではありますが、今のところFlighline産駒は絶対に欲しいですし、Sea The Stars産駒は内容をよく見てから、前向きに考えてみたいと思っています。
ちなみに見学会の途中、道の駅での休憩時間にY代表と世間話をさせて頂いたのですが、今後も広尾TCは(例えばFlightline産駒のような)日本ではなかなか手に入らないスペシャルな馬を募集することになるかもと…。どうしてそんなことができるかは大方のご想像の通りなわけですが、とにかく25年産世代になるとパンサラッサ産駒が登場してきますし、そのうちにはあのBaaeed産駒だって募集されるかもしれませんし、いやホント、コアなファンにはたまらない特徴的なクラブになるかもしれません。
困ったなぁ…(^^;)
昨日からの募集馬見学会が無事終了しました。
本日見た中で印象的だったのは、敢えて一頭に絞るならストームハート’23でしょうか。あとは(出資者の贔屓目は当然あるとして)ディメンシオン’23もやっぱりイイ馬でした。
あ、そう言えば私、今までノーマークにしていた中からとびきりのダークホースを発見したのですが、それは後日、改めて発表したいと思います。(勿体ぶるわけではないですが、飛行機待ちの時間に書くのは意外と面倒なので…)
うーむ。。とにかくですね、今後は先日アナウンスされた追加募集馬についてもしっかり検討しないといけませんし、どうやら勝手に思い描いていた全体的な作戦について、大きく練り直すことになりそうです(^^;)
それにしても今回の見学会、募集馬だけでなく様々な刺激があって私にとっては有意義なイベントでした。久しぶりにお会いした会員さん、初めてご挨拶した方々、そしてY代表はじめ広尾のスタッフさん、本当にありがとうございました。
毎度のことながら、東京に戻って報告記事を書くのはそれなりに大変なのですが、それをやらないと今さら格好がつかない気もしますので、無理のない範囲でゆっくりやりたいと思いますm(_ _)m
広尾TC・2025年2歳募集馬見学会、二日目の朝です。
昨日は繁殖牝馬を除くと募集馬4頭の見学ということで、かなりのんびりできたのですが、二日目の今日は合計16頭の募集馬、現役馬を見学することになりますから、頭の中が混乱しないように気をつけねばなりません。
【訪問予定牧場】
・吉澤ステーブル:エンパイアブルー’23、スーンシャイン’23、エレナレジーナ’23
・シュウジデイファーム:ゴッドフロアー’23、ストームハート’23、ハキ’23、ディメンシオン’23、ステラリード’23、スターオーストラル’23、クエストフォーワンダー’23、アスゴッド、ストームハート’22、エレガンシア、パリッドキャリア
・小国スティーブル:パーフェクトラヴ’23
・社台スタリオンステーション:種牡馬見学
こうして訪問予定牧場と在厩馬の情報を眺めていると、広尾TCにおけるシュウジデイファームさんの役割がいかに大きいかがわかりますね。(矢作厩舎以外の馬もたくさんいるのが素晴らしい?m(_ _)m)
ちなみに私の出資馬ではディメンシオン’23、ステラリード’23、アスゴッド、エレガンシアと4頭がシュウジデイさんにお世話になっていますし、ストームハート’22、クエストフォーワンダー’23といった注目馬もいますので、(多少二日酔い気味であっても)バッチリ見学してきたいと思います。
また、吉澤ステーブルさんにいるエンパイアブルー’23、スーンシャイン’23、エレナレジーナ’23はいずれも私の注目馬。そう考えると、二日目の午前中は移動が少なく中身の濃い、とても忙しい半日になりそうです(^^)
そう言えば、昨夜は充分に気をつけていたにも拘らず、夕食会&2次会参加がメインの会員さんに巻き込まれてしまい…
若い頃と違って、どんなに飲んでも翌日は元気…というワケにはいかなくなっていますので、多少、身体と頭が重く感じらます。。いやホント、年齢を重ねるってのは、こういうことなんですねぇ(^^;)
ただし今回の見学会には毎度おなじみのY代表、Nさんに加え、若くて元気なスタッフさんがお二人参加されていますし、(昨夜、多少飲み過ぎたのは流れ的に仕方がないとして)二日目の今日も、年寄り代表として恥ずかしくない行動、まだまだ若い者には負けないぞ的な頑張りを見せたいと思います!
と、そんな話はさて置きまして、私が長年お世話になってきた広尾TC、今後はいろいろな意味で変化があるかもしれません。Flightline産駒が募集されることもそうですし、いずれはBaaeed産駒も…とか、木村さんの牧場からパカパカファームさん、ヴェルサイユファームさんなどに繁殖牝馬の預託先が変わったこととか…
そのあたり、まだ頭の中が整理できていないところがありますので、東京に戻ったあとに(募集馬の感想に限らず)落ち着いて、私なりにまとめてみたいと思いますm(_ _)m