昨日は、県議会代表質問が3会派(自民、民主・無所属、公明)で行われました。我が会派は佐藤栄議員が行いました。懸案である指定廃棄物最終処分場問題については、知事との議論がかみ合いませんでした。「民主党政権の時にできた特措法、そして基本方針。全国知事会や市町村に何の相談もなく、国有地に詳細調査候補地を指定。到底できるとは思わなかった」と知事。佐藤議員は、「知事会での提案を」とお互い譲りませんでした。残念なのは、「あの時こうだったから駄目だった」という議論では、この問題は解決しないということ。私も、民主党の一議員として、この問題の過去の進め方に課題があったことは否定しません。しかし、だからこそ、打開策を見出す努力が必要だと思います。七転八起。めげずに頑張ります。
本日から、県議会では代表質問が始まります。我が会派「民主党・無所属クラブ」は、佐藤栄代表が行います。主な内容は、①栃木県版総合戦略、②財政健全化の取組について、③指定廃棄物最終処分場問題、④県有施設の総合的な管理、⑤大学コンソーシアムとちぎグローバル人材育成事業、⑥地域女性活躍加速化事業、⑦生活困窮者自立支援事業、⑧野生鳥獣の生息数の管理、について、先に行われた知事への予算や政策要望の回答を受けての論戦に臨みます。
昨日、開会した県議会第327回通常会議は、昨日と本日の2日間「議案調査」が各会派において行われました。平成26年度補正予算は、国の経済対策に呼応した形での各部局における補正予算が中心でした。平成27年度予算の前倒しをはじめ、基金積立等が予定されています。個人的には、経済対策は市場で使って効果を発揮するものであり、基金(貯金)積立ではもったいないと思います。また、平成27年度予算では、各常任委員会の本年度の特定テーマが予算案に反映されており、私が担当する文教警察委員会の特定テーマも、振り込め詐欺対策費、スポーツ振興費等で予算が拡充されていました。このほか、関係条例も改正や制定があります。国の法令改正に伴うものが中心ですが、農漁業災害条例では、施設撤去に関する支援等が拡充される形で、条例改正がなされ、これまで災害の際に緊急要望で求めてきた内容が一定採用された形となりました。明日からは、代表質問が始まります。私の出番はありませんが、論戦をしっかりと聴いていきたいと思います。
いよいよ本日より、任期最終の県議会通常会議がスタートします。会期は、予定では3月12日まで。平成27年度当初予算案の審議をはじめ、関係条例、更には人事案件等数多くの議案を審査、そして採決します。初日である本日は、議事堂コンサートが行われます。昨日の下野新聞でも報道がありましたが、生活困窮者支援法に基づく学習支援が14市と県による11町全てで行われることがわかりました。良かったと思います。学習の機会均等が叫ばれる中、本県においては、子どもと貧困対策を考慮し、学習支援が県内全てで行われる、極めて画期的なことです。このほか、私学の就学支援金につきましても、我が会派が求めてきた、所得制限が350万円まで緩和されるなど、低所得者世帯への配慮も実施されることとなりました。地方における格差是正、重要な課題です。4月に向けて県の姿勢をしっかりとチェックし、必要な提言を行っていく決意です。
昨日、午前8時より、鹿沼市役所前におきまして、第56回かぬまマンデーレポートを開催しました。県議会の知事への予算要望活動の経過並びに4月に向けての政策パッケージについて解説する形での演説となりました。「卓球のまち鹿沼」構想についても説明しました。「市民一スポーツ運動」を提唱し、そのコアなスポーツに「卓球」を指名するものです。鹿沼市が宣言した「新健康都市宣言」にちなんで市民がスポーツを通じて健康になる。そして、医療費の抑制施策を充実させ、抑制が達成した場合は、その抑制した金額相当を健康づくり運動、スポーツ振興、地域振興等の予算に充てる。そんな好循環のまちづくりが実現出来たらと、私の夢を熱く語りました。