邦人拘束事案について。

本日朝、拘束されていた後藤さんが殺害されたという残念なニュースが入りました。「イスラム国」のテロ殺害事案には、本当に憤りが止みません。２００１年のイラク戦争以降、収容所に拘束されていたメンバーが中心となって、「イスラム国」が誕生しました。子どもや青年層を多くの国から集めており、人を殺すことを何も感じさせない、極めて過激な思想を洗脳する。子どもが人を殺す、自爆テロに子どもが利用される等とても信じられないことです。しかしながら、今回の事案が何故起こったのか、真剣に検証する必要があります。日本は今まで平和主義国家として、全世界から一目置かれていたと思います。しかし、「テロに屈しない」という決意をもって、イスラム国周辺の国に安倍総理が２億ドルの資金援助を発表した途端のこの事案の発生。もはや、日本もテロの標的になってしまったのです。テロは絶対に容認できません。しかし、実力行使で解決の道を求めることは、益々過激な事案の発生を促すことになりかねません。難しい対応かとは思いますが、この間の事案の検証と、今後の慎重な対応を求めたいと思っています。