2002年から本年度までに廃校舎となった公立136校のうち、108校が地域住民のための施設として再利用されていることが今朝の下野新聞で報じられました。しかし、今後益々増える傾向にある廃校舎。この有効活用をもっとリアルに検討するべきではないでしょうか。地域還元型の利用は、鹿沼市でも現在「西大芦小」における実践でスタートしています。しかし、今後の展開をより円滑にするために制度設計も重要です。全国に向けての需要把握は勿論ですが、企業や民間活用等を促すための「起業支援」や「企業立地」に関する補助や支援、既存の融資や補助制度等の内容見直しにより、こうした廃校舎も活用できる制度等を検討すべきと考えました。先に提唱した「逆参勤交代構想」等の受け皿施設としても面白いと考えます。こうした身近な課題を何とか解決に向けて検討していきたいと考えています。
今朝の下野新聞23面で、「板荷茶」の来季生産の深刻な状況が掲載されました。私もこれまで飲んできた「板荷茶」。鹿沼ブランドとしても残したい逸品です。生産体制や後継者の問題もあるようですが、確実かつ安定した需要創出も必要ではないでしょうか。市内の公共機関や金融機関、経済団体や企業などで率先して地元「板荷茶」を味わう、板荷茶の生産体制を確保するために、いちごやニラなどで行っている新規就農者の対策を講じる等、早急なプロジェクトを行うべきです。新聞にも掲載されていましたが、生産をやめてしまっては大変です。市や県行政に対しても更なる支援を呼びかけたいと思います。守りたい「made in 鹿沼」です。