海外調査報告その２

１１月１１日の午後は、ＪＥＴＲＯ（日本貿易振興機構シドニー事務所）を訪れました。日豪の貿易の可能性、とりわけ栃木県の農産物やものづくりに関する貿易の進展の見通し等を探りました。特徴的な内容は、オーストラリアは経済成長が著しく物価高が続いて入る中で、例えば２０１４年にはメルボルンにユニクロが進出することが確認されました。また、本県の重点ものづくり分野の展望を確認すると、特に医療サービスニーズが高いことなどもわかりました。しかし、本県の農産物や調味料の原材料の輸入等については明確な答弁がなく、やはり検疫の影響は拭えませんでした。２０１４年には、日豪双方の首相が相手国を訪れる予定もあるとのことで、対日投資や貿易の更なる加速に一定の進展が期待できますが、やはり、お互いがどのようなニーズがあるのか、例えば、日本の教育産業については、２０１４年に調査をしてみたいとの話もありますので、こうした動きを真摯に捉え、本県の貿易の可能性を粘り強く追求していくことべきと感じました。