「まっちゃん」日記~「市民が主役の鹿沼」をめざして

「市民が主役の鹿沼をつくる」ことを目指して、私の所見や活動近況等をお知らせさせていただきます。

弥生人の祈りー東国の再葬墓ー。

2013-10-05 14:14:48 | Weblog
 本日から11月24日までの期間、弥生人の祈りー東国の再葬墓ーという県立博物館の企画展が行われています。午前中は、開会式に参加し、見どころなどの解説を聞いてきました。
 30周年を迎える県立博物館、実は弥生時代を題材にした企画展は初めてとのことです。弥生時代の集落における共同墓地とも言われる再葬墓。こうした題材を取り上げるのも全国的には珍しいとのことでした。本県からは、国指定重要文化財等4点が展示されており、また、近県からも含めて226点の展示があるとのことです。更には、今回の企画展には、被災県でもある福島県のものも展示されていました。実は、福島県は、貸出要請が途絶えていたとのことであり、本県博物館としては、そうした状況も考慮し、貸出要請そして展示を行っています。こうした対応もささやかながらの被災地支援とのことでした。本県では、佐野市の出流原遺跡等の出土品が展示されていました。また、茨城県泉坂下遺跡出土の人面付土器は高さ77センチと全国最大。こうした貴重な出土品も展示されています。
 さて、再葬墓ご存じでしょうか?説明では、死者の通過儀礼とか、集落の結束強化のために行われたという説があるそうです。参考までに、一度埋葬した遺体を掘り出し、骨を選定して、甕に収めて再度葬るそうです。当然すべての骨を埋めるわけではないらしく、処分するものや首飾り等に使用するものもあるそうです。とても驚きです。こうした貴重な企画展。歴史・文化に親しむ秋として一度県立博物館を訪れてはいかがでしょうか!

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県立博物館でも企画展がスタート。

2013-10-05 09:18:18 | Weblog
 本日は、これから県立博物館です。栃木県誕生140年・栃木放送開局50周年記念 第107回企画展「弥生人の祈りー東国の再葬墓ー」の開会式があります。県立博物館は、本年は昭和のおもかげ展をはじめ、栃木県の魅力を満載した企画展が開かれています。なかなか県民の皆様が足を運ぶ機会も少ないと思いますが、現在、県議会ではこうした博物館や美術館を充実させるための議論をしています。ですから、現場の状況を時々見学する必要もあるのです。是非、皆様も博物館へお出で下さい。

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