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「ショコラ」という薬

2017-02-13 09:46:02 | 歌う
          「ショコラ」という薬

 ♥フランスの田園詩人の新人の名前でしょうか、ポリフェノールは  松井多絵子

 おいしいが体によくない食べ物が多いが、例外がある。苺、ブルーべリー、紅イモ、チョコレートなど。これらにはポリフェノールという成分が多いからだそうだ。フランス人は動物性脂肪を多く摂取しているが、心臓病、脳梗塞での死亡率が低い。ワインを飲むからか。ワインの原料のぶどうに多く含まれているポリフェノールが注目されている。

 昨日午後、北風に吹かれながら近くのスーパーへ行った。店の入り口にラッピングした「ショコラ」が並び、まるでデパ地下みたい。店内は温かいので、私はゆっくり買い物をする。例年と異なり、チョコレートではなく「ショコラ」が並んでいる。フランス語は便利だ。「ショコラ」はいかにも愛らしい響き、オイシイ響きだ。ショコラを贈ったら、もしかしたら私に接近してくるかも、あの彼。でもあの彼はあの世に行ってしまった。

 菓子売り場にも見慣れない「ショコラ」が並んでいる。その中から「ショコラ」を選ぶ。「美と健康を考えた、高カカオポリフェノール、チョコレート効果CACAO86%、力強い香りと苦み、249円。わたしへのギフトだ。もうひとつ選ぶ。

 生きた乳酸菌が100倍とどく、ビターSWEETS days乳酸菌ショコラ、新聞広告で見た乳酸菌ショコラダイエット。砂糖不使用ショコラ、「乳酸ショコラはお口の恋人」なんてなにやら詩のフレーズみたいだ。オシャレな箱に入っているが私は「ショコラ」という薬を買ったのだろうか。腸内環境を整え便秘を防ぐとオシャレな箱に小さな字で書かれている。
 
 朝食と昼食後に私は珈琲を飲む。ブラックではなくミルクを入れやさしくなった珈琲をマグカップで飲む。シュガーの代わりにクッキーだったがいつの間にか「ショコラ」今朝は昨日買ったショコラそれぞれ2個を。近頃は甘くない「ショコラ」に慣れてしまった。私の味覚も脳に支配されているらしい。、、

              2月13日 松井多絵子