えくぼ

ごいっしょにおしゃべりしましょう。

紅茶より珈琲を

2015-12-12 09:39:19 | 歌う

              ・・・ 紅茶より珈琲を ・・・

 ♦ ケーキよりナッツがあらば我はいま紅茶はいらぬ、珈琲を欲る   松井多絵子

 わたしが珈琲を飲み始めたのは20歳を過ぎてからである。母は珈琲は体に悪いと信じていた。肌を荒らすからダメ、ケーキには紅茶がいいが口癖。痩せていた母が中年から太りだしたのはケーキが原因に思える。妹もケーキと紅茶、そして2人とも64歳前後に他界している。もし母と妹が私のように珈琲とナッツだったら、平均寿命までは、、。などと思ってしまう。私は太らないようにケーキを控えナッツを食べながら、朝食と昼食後は珈琲を飲んでいる。でもかなりデブなのはピーナッツの食べ過ぎかしら。

 ♦ みちのくの牧場の牛の乳を入れやさしくなった珈琲を飲む                             

 ここ数年、コーヒーのさまざまな効果が云々されている。珈琲は発見当初から眠気防止や疲労回復の効果は知られていたらしい。最近では生活習慣病を予防すると新聞などで書かれ、飲む人と飲まない人との寿命の差まで知らされる。長年、飲み続けてきた私はコーヒー様々である。しかも短歌にも入れやすい。コーヒーの香と味は現実を暫し忘れさせる。

 ♦ いま我は缶珈琲の描かれたバスに乗りいて行先は巴里なれ

 東京の裾野に住んでいる私は都心へ行くとき、バスを利用することが多い。昨日の夕刊☀を見ながら驚いた。「清澄白河にカフェ25店」~寺院や工場が点在する東京の下町・清澄白河が✿「コーヒーの街」としてにぎわっている。焙煎所を伴う本格的なカフェが急増。アートによる町おこしだ。木材業者が多く、大型の焙煎機を置ける倉庫が多く残っていたからか。

 ♦ 逃がしたくないこの温もりを、飲み終えて珈琲カップはまだ温かい

    「コーヒー」より「珈琲」の方が味が深いですね。 12月12日  松井多絵子