えくぼ

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あちこちに百歳

2015-12-02 09:29:15 | 歌う

              ・・・ あちこちに百歳 ・・・

 三笠宮さま100歳 12月2日に百寿を迎えた。皇族で百歳は初めてらしい。宮内庁などによると毎日、妻とともに1キロのダンベルを使った運動など30分程度なさるとのこと。

 ▲ モタさんはもうじき百歳いまごろはお散歩してるか黄泉の野道を  松井多絵子

 斉藤茂太著、『捨てる 思い切るで人生がラクになる』 4万部!『老いへのケジメ』 5万部
2006年に89歳で亡くなった精神科医・斉藤茂太の本がいまだにベストセラーだ。モタさんの愛称で知られている斉藤茂太は、歌人・斉藤茂吉の長男である。短歌には関わらず精神科医をしながら随筆を書いていた。特に彼の語録はたのしい。

 ♦ 「笑う門には福来る」脳が元気になる。免疫力が高まる。

 ♦ 心のガラクタを捨てて、すっきり!「捨てる」「思いきる」で人生がラクになる。

 モタさんの弟の北杜夫も精神科医だったが、小説家として活躍した。84歳まで生きたが、精神科医なのに自分のうつ病は治すことができなかったらしい。長男のモタさんは旅行や飛行機が好き、文芸には深入りしせず「モタさんの語録」が没後10年でもベストセラーだ。

 ▲ いま我が踏みしめている黄葉はこの銀杏の木に捨てられたのだ

 「捨てる」「思い切る」で人生がラクになる。今年の秋は例年より気温が高く黄葉も遅れたが12月になったら落葉の日々だ。歳末は思い切って捨てることを心掛けなければ、、。心のガラクタとは、いつも他人の目が気になる、イライラらしい。モタさんは来年は100歳か、すでにあの世で10年も暮らしている。いまは黄泉の落葉を眺めているか、モタさんは。

                             12月2日  松井多絵子