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仮装マラソン・東京

2015-02-23 09:23:44 | 歌う

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 昨日の東京都心は曇り、最高気温は8度、まあまあの天気のなかで東京マラソン大会が行われた。今大会は、フルマラソンの部の抽選倍率が10・7倍で過去最高に。車いすの部を含めて3万5310人が出走し、完走率は96.4%だった、そうである。

 今年の大会は、例年以上の限界体制が敷かれた。水分補給のための水筒やペットボトルの持ち込みは、液体爆弾が紛れ込むおそれがあるとして禁止された。恒例になっている仮装姿のランナーについては、着ぐるみや顔がかくれるかぶり物が禁止になった。スタート地点の都庁前では、手荷物検査と金属探知機による身体検査が行われた。

 東京マラソンに仮装をして走る人々が年々増えているらしい。仮装の服などが売れ、仮装グッズの通販まであるのだ。楽しみながら走れば疲れないのか。仮装を超えたコスプレランナーたちもふえていとのこと。もともと私たちは仮装願望があるのではないか。自分に飽きている。自分以外の人間になってみたい。仮装して、日常はできないことを、言うことのできないことを告げてみたいのだ。短歌でも寺山修司のフィクションの名歌は多いようだ。寺山は短歌だけでなく演劇にも傾倒した。作家の三島由紀夫は自身の死までも演出したではないか。

   ❤ セーターが24色このように我を変身できるなら、なれな  松井多絵子

       私が色々な人間なれるように思わせるユニクロ店の24色のセーターは。

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  2月23日 俳句情報

   ◆  『山域別岡田日郎全句集』 (梅里書房・本体4000円)

           山を詠み続ける82歳。  秋冷の御嶽夜明雲払ふ

   ◆  辻桃子句集 『馬つ子』 第13句集。(文学の森・本体2700円)

           津軽に移住して15年。  蝦夷とは良人の謂ひと燗熱う