→ 太宰治をピアノで伝える →
♦ どのような106歳か世にあらば太宰治のこの如月は 松井多絵子
青森の明日の最低気温は-5度、最高が1度、天気予報を見ると日本列島の天候の違いに驚く。北国で育った人と南国で育った人の書く小説の世界が異なるのは当然だろう。太宰治がもし沖縄で育ったらどんな小説を書いたか、否、小説家ではなく俳優になっていたかもしれない。
2月27日、東京都三鷹市芸術文化センターで 「冬色の物語り」 の朗読会。太宰治作品の朗読を続ける元大分放送アナウンサーの 原きよ が朗読、それに合わせて青森出身の渡辺秋香がピアノを担当。そのほかに 新美南吉の「手ぶくろを買いに」 宮沢賢治の 「雪渡り」 などを披露する。
この催亊は午後2時と7時の二回。当日3500円、中学生以下2000円、㊟前売り券は
500円引き。 予約は 原きよ事務所の山本へ (070・5559・2428)
◆ 斜陽の館 三首 松井多絵子
あの冬のきりりと冷えた夜だった『斜陽』の扉をひらいたときは
力なき字にて書かれた原稿が 「斜陽の館」 に晒されている
われを乗せ金木駅より 「メロス号」 走れば津軽平野も走る
東京も明後日は雪が? 「沖縄の旅」の広告が私に付きまとっています。
2月4日 松井多絵子