えくぼ

ごいっしょにおしゃべりしましょう。

ツイッターは嫌い

2015-02-01 09:03:56 | 歌う

               ~ ツイッターは嫌い ~

 ♦ Tシャツの虎に食べられそうになり思わず彼に背中をむける  松井多絵子

 ツイッターのために迷惑している19歳大学生・kの投書を新聞で読んだのは先月の下旬。
友達がKの写真や発言をツイッターに載せている、無断で載せて仲間たちが面白がっているらしい。Kはツイッターをやらないので迷惑している。私はなんてゼイタクな悩みだろうと思った。私のかわりに私の発言をツイートしてくれる人がいたら感謝するのに。Kの発言が面白いから友達が利用するのだ。Kの写真まで添えるのはむしろ良心的ではないか。kの語録を友達が拝借し、盗用していない証だ。この際K自身がツイッターを始めたらいいのに、「kのつぶやき」などというペンネームでネットに参加し、ミニミニ・エッセイ、語録、詩だって載せる。Kよ、君のツイートが注目されたとき喜んでくれる人はよき友になりますよ。

 今日の新聞広告 『人生の9割は逃げていい』 を見ながらK君のことをおもう。彼はツイッターが嫌いだからやらないのだと書いていた。友達が彼の私生活に立ち入り過ぎる、19歳の彼が、研究したいことがあったり、資格を取得しようといていたら、仲間との付き合いは重荷になるだろう。『逃げていい』の広告に次のような読者の言葉がある。

 ♦ 「人間関係にあれこれ悩む毎日にうんざり、もっと自分中心に考えてみようかな」

 ♦ 「この本は自分の人生は、誰のためにあるのかを気づかせてくれた」

 「いじめられっこ」が一流の企業家へ転身したという著者・江口晃は「逃げてもいい」ことを提案している。3・11後から 「絆」 という言葉が流行りだし、自分の利益のために人と繋がりたがるような人が多くなってきた。私とおしゃべりしたくての電話かと思うと、彼女たちは、私の知り合いの美文字老女A子を紹介してほしくての電話なのだ。A子の夫は知名度が高く財力もあり、豪邸に住んでいる。その妻と付き合えば甘い汁が吸えると思っているようなのだ。卑しい絆ではないか。A子は書道に全力投球しながら、かなり本を読んでいる。自分の時間を大切にしている。

     2月は28日しかありません。自分の時間を大切にしましょうね。 

                     2月1日   松井多絵子