寝転がって気ままに想う事

 世の中ってこんなもんです・・
面白可笑しくお喋りをしましょうか ^^

役員になるためには…続き

2012年05月10日 08時47分38秒 | 日記
私がお乗せした高辻常務は高城部長や久保課長に向かっ役員になるためにはどうしたらよいか?
とお訊ねになりました。
こんな場で「媚びを売る」
なんて場違いな答えをだした高城部長…
ふふふそれを一瞥してからこう切り出しました。

「会社にどれくらい儲けさせたか、だよ」

う~ん一堂唸りましたね。

言われてみればなるほどです。
営利を目標にした民間企業なら当たり前のことでした。

高辻常務はさらに続けられました。
「こんな簡単なこと誰でもわかっているけどなぁ…」

白い煙を吐きながら灰皿にポンポンと叩きます。

あのお喋りの高城部長は感に浸った様子でしたが、
ふと「営業は確かにそうでしょうね!」
うんうんと一人頷いていますが
果たして高辻常務の真意を理解できたのでしょうか(笑)
「それじゃあ、工場の人なんかはどうなるのでしょうか?」
久保課長がそっと口を挟みました。
「工場?」
タバコを灰皿に揉み消し高辻常務は聞き返します。
「あのなぁ~一緒だよ」当たり前でしょう…
高城部長が割ってはいります。
「一緒ですか…?」
「そんなの工場だって製産コストがあって製造利益が出てくるんだから…」
「はぁ~!?」
歯切れの悪い返事に高城部長は畳み掛けました。「ね、経理や総務以外はみんな数字を背負ってるんだから…」
道路は連休前で込み合ってなかなか前に進めません。
普段なら渋滞に逢うとイライラし出す高辻常務が今日に限ってゆったりとしていらっしゃいました。

おかしいなぁ…
落ち着かれていらっしゃるのは私の都合のいい筈なのに
かえってこちらがイライラ気分がありました。

恐らく高城部長の解釈に苛(いら)ついていたのでしょうか…

高辻常務の利益を上げるのが役員の近道だ、とおっしゃったのは確かにそうでしょうが、役員にも色々な役目があります。

技術系の役員さんもいらっしゃいますし、開発、経理、、システム、営業、地区などです。

つまり高辻常務のおっしゃったのは営業に限り…の限定であったのですが、
新しい技術やシステム、あるいは管理能力に長けていたり、
その職制で役割は違うのですね。

それをひとくくりに解釈していた高城部長に違和感を私は感じてしまいイラついたのでした。

ただ私は単なる運転士であります。

黒子に徹して黙としなければならないのは辛いところでありました。
コメント
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