出世の秘訣♪その2

さあて皆さん～サラリーマンなら必見で～す。誰でも知ってる上場会社の役員になるなら、まず頭だね。賢い大学出て下さい。あとはひたすら先輩上司の柔順な部下(奴隷)となることですね。ただここが難しいところで、どの上司に付くか～必ず出世する上司を選ぶことです。これ、間違ったら苦労も水の泡となりますよ。じゃあどこでみわけるか！一番は今高い地位に有る人です。出世の平均年齢より五六才は若い人。ターゲットが決まったらひたすら追い続けよう。見え見えでもその上司が満足することを第一に考えて行動しよう。周りの同僚の冷ややかな視線なんか無視だよ。私が目撃したなかでこんなシーンがあったよ。
それはＴ辻役員です。この方関西系の大学出身。学閥からはとても無理な存在。それがなぜか若い時から超優良のＭ下電器担当。はっきり言ってこの時点で勝負あり！だよね。
何十年も昔の話だから経過は知りませんが、出世ど根性は今も健在です。それは中国上海空港での出来事です。新しい合弁会社設立の視察に社長がこられました。視察は無事に終わり同行のＴ辻役員共々帰路につく空港ロビーで社長が頼まれたお土産が多すぎてカバンにも入りきれませんでした。機内持ち込みは制限があるのです。社長がどうしょうと困った仕草をＴ辻役員は見逃しませんでした。自分のカバンの中味(お土産や諸々)をすべてゴミ箱に投げ捨てるや、『社長、私のカバンが空いております！』どうです！皆さんこんなことができますか♪イヤするのですよ！これくらいの気骨を持って接したら相手は感激するでしょうね。私はＴ辻役員は出世するべきして出世したので～す！

出世の秘訣♪

果たして出世するのに何が必要なのか？うちの(上場会社売上一兆円)Ｏ塚専務の場合… まず時流に乗ったことはラッキーでした。実力はもちろんだけど、それだけじゃあいけないよ。まず上司には完ぺきに忠実なこと。たとえば上司が右と言えば右を…黒いものを白と言えば白、よく有る話がほんと本当なんです。昨年末こんなことがありました。秋からリーマンショックに見舞われたときやっぱりうちも同じような業績急下降となりました。
契約社員は全滅、工場敷地内の外灯なんかすべてオフ、警備員なんか夜中の見回りが真っ暗で出来ないほどです。文具は言うに及ばず有りとあらゆるものが節約削減されたんですよ。
そんな時季に年末のお得意先の挨拶回りがありました。社長以下Ｏ塚専務Ｍ田常務Ｔ辻役員などです。こんな豪華なメンバーだからそこいらのザコには行きませんよね(笑)行き先は天下のＰナソニックです。あそこ本社は大阪にあります。社長は(無論東京から)他の部門のお得意を兼ねて回ります。Ｏ塚専務以下部門役員とは別行動でした。それでＰナソニックの玄関で三時に待ち合わせしていました。我々 (Ｏ塚専務以下)は三時より二十分以上早く着きました。Ｏ塚専務以下をＰナソニックの玄関に降ろしてお役目完了と思い帰るまで指定の駐車場に待機のために移動です。ここはちょうど中庭みたいになってます。そこをゆっくり回りながら駐車場に引っ込むつもりでした…何気なく玄関の方を振り返って見ると、Ｏ塚専務、Ｍ田常務、Ｔ辻役員皆が中に入らずに外に立っています。年末ですからこりゃあもう寒いに決まっていますよね。良く見ると全員コートも脱いでいます。いいおっさんが(笑)いやここの5人の年棒と言ったら凄い金額でしょう。私はなぜこの寒空に玄関の入口で立ちすくんでいるのか分かりませんでした。私は取
り敢えず車を所定の駐車場に置きそっと樹の陰から覗いていました。 しばらくして黒塗りのクラウンが入ってきました。車が静かに玄関の前に着きました。そうです！さっきから待っていたＯ塚専務以下全員が横一列に並び社長のお出迎えです。社長が車から降りると全員が最敬礼です。
どうですか！うちは同族じゃあありませんよ。念の為(笑)業績の不振にＯ塚専務は年商一兆円の上場会社の専務取締でありながら、まるで出来の悪い平社員のような振る舞いをしたのです。たぶん専務に従いあとの役員は続いたものと思います(笑)
体育会系のこの態度、２１世紀の出来事とは思えませんでした。しかし業績の不振をこんな形で表すＯ専務に私は出世の秘訣に少し触れたように思いました。

出世も運次第

うちの(会社)専務はＷ大学です。ほれ、都の西北～♪あの学校です(笑) なんでも電子工学部らしいんですが卒業の時に教授に進路相談をしたところその教授先生が言うには『Ｏ塚君、君は間違っても電機メーカーには行っちゃあいけないよ』とアドバイスを受けたそうです。電子工学を出て電機メーカーはだめだと言う訳です！何でもＯ塚君｛専務）は成績表に優が２、３個しかなかったそうです(笑) つまりぎりぎりで卒業だったんでしょうね。それに対して電機メーカーを志望する同級生と言えばみな優が２０も３０も有る奴ばかりだそうです。Ｏ塚君はその教授先生の忠告？を素直に受けて今の会社に就職し現在の地位にいるのです。人間やっぱり実力もさることながら身の丈をわきまえるのも肝心だと知りました。いくら出世できる才能が有ったとしても電機メーカーに入っていたらその才能を発揮する前に潰されていたでしょうね。

強烈な個性で…

はじめまして！【役員運転士】！皆さんこんな仕事あるのご存じでしたか？私はこの仕事をするまで知りませんでした(笑)一流企業の役員さんを乗せて目的地まで安全に送り届けるお仕事なのですよ。行き先は様々です。お得意先だったりゴルフ場、北新地、祇園、飛行場、××、○○…そりゃあいろいろです。役員さんは決してタクシーや地下鉄ましてはバスなんかにはお乗りになりません。一流企業ともなれば従業員だって半端じゃあありません。数万人もの社員を抱えていますから、役員さんだって何千人かの生活を肩に背負っているわけです。だからタクシーなんか乗るな！と厳命が下っています。なぜって？タクシーは運転が乱暴だからです。だから地下鉄やバスは無論だめなんです。新幹線はグリーン席飛行機はファーストクラスが定番です。
私達が使用している社用車はクラウンがほとんど、それも黒塗りです。後部座席にはスモークが掛かっていて内部が見えなくなってます。たまにテレビなんかで大臣なんかが国会に乗り込む時に映ってるでしょ、あれです(笑) 運転士は目立たぬように地味で紺系のス―ツに白のワイシャツを着ていますよ。まさにリクルートファッションです。それに対して数千人の背負った役員さん、服装は様々一流企業の役員ともなれば立身出世激しい出世競争に打ち勝った人だけに中々の烈士の集まりですよ(笑)実に個性派だらけでその仕草行動には噴飯物数知れずです(笑)これからそんなエピソードを交えながら話を進めてみたいと思っています。よろしく！