寝転がって気ままに想う事

 世の中ってこんなもんです・・
面白可笑しくお喋りをしましょうか ^^

再び大爆発!武田火山(10)

2012年05月28日 09時00分46秒 | 日記
懇親会は鬼塚専務の独壇場でした。(笑)

何人かの係長クラスを冷やかした鬼塚専務は大満足で、
「武田工場長!」
「ハイハイ♪」
「いゃあ~工場長お前のところの若い奴は皆優秀やなぁ♪」
ついに武田工場長にお鉢が回ってきました(笑)
「ありがとうございます♪」
ニコニコ顔の武田工場長です(微笑)
「しかしなぁ…」
お湯割りのグラスを片手にタバコを吹かせて独特のポーズで鬼塚専務は続けます…

「どうして、儲からないの?」
とぼけた顔でなかなか痛いところをついてこられますね(苦笑)

「なぁ…立川ぶちょう!(笑)」

「は、はい…頑張ります」
いきなり振られた立川部長はしどろもどろです(笑)
「頑張らなくてもいいから、儲けてよ…」
「は、はい(汗)」
「なっ!武田工場長!!」
「ええ…みんな頑張ってますから…」
「そうじゃあないんだよ、」
「はぁ…?」
「だ・か・ら、頑張らなくていいんだよ(笑)」
「はいはい…頑張りませんから…(微笑)」
「おっ!お前ら頑張らなくて儲けられるんだな!」
どうしろ、と言うんだよ♪ このおっさんは(苦笑)
又始まったよ~座敷は一同笑いが漏れています♪
「みんな頼んだぞ!!」
最後は専務のこの一言が決まり文句ですが…
「ところで!立川、赤井が見えないが、どうしたんだ♪」

ありゃあ…遂に来たか!?下田課長が頭を抱えていました。
赤井は加藤と二人の慰め会行ってましたから、この懇親会は欠席でした。
「専務よく赤井を覚えていらっしゃいますね…」
立川部長が呆れ声を上げました。
「俺みたいに優秀なヤツは忘れないんだよ!?」
これには一同爆笑でした(笑)

「じゃあ、山田は覚えていらっしゃいますか?」
「山田…?」
専務は小首をかしげています。
「あの新潟に行った…」
横から立川部長が口を挟みます。
赤井が不参加なので話題を変えようとしていますが…
「他に行ったヤツは関係ないだろ…今はこのS工場だよ!」
「そうですよね、しかしあいつは確かな技術を持っていたからな…」
武田工場長もフォロします(笑)
「なんだよ、ここに欲しかったのか?」
「ええ…まぁ~」
曖昧な返事をした武田工場長には苦い思いでがありました。
山田は工場内で女性関係で揉めた挙げ句武田工場長が新潟へ追い出したのです。

無論この人事権は武田工場長にありますが、確かな技術を持っていただけに事前に
鬼塚専務に承諾を得ていました。

「ああ…」
鬼塚専務は天井を仰ぐようにしています。
考え事や思い巡らせている時の癖のようですね(笑)

〓しかし、下手な考え休むに似たり…

諺どおり…(笑)
飽き性の専務は気を取り直したようで、直ぐにお湯割りをグイッと飲み干していらっしゃいました。

そして…
タバコを吹かして一言!
コメント
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