寝転がって気ままに想う事

 世の中ってこんなもんです・・
面白可笑しくお喋りをしましょうか ^^

再び大爆発!武田火山(4)

2012年05月18日 08時23分20秒 | 日記
武田工場長と加藤君が歩いています。
省エネが徹底している工場で特に廊下などの昭明は落としてありました。
薄暗い廊下を武田工場長の後をとぼとぼ進みます。 まるで刑場に引き立てられる罪人の気分です♪
工場長の部屋を越えてあるのは談話室です♪ 名前からすると雑談を交えて歓談するイメージですが、不便な場所で現在この部屋はほとんど使われていません。
それだけに、何故こんな部屋に呼ばれるんだろうか?
談話室の前まで来て武田工場長はピタリと止まりました 。
ゆっくり振り返ると
「部屋が空いてないから…」
ここを使うということですが…
言葉に重苦しさを感じます。
「はい、」
いつもより緊張が走りました。

部屋は20平米くらいで、二人で向き合って座ると妙に気恥ずかしさがあります。

「ゴホン!」
ひとつ空咳をして武田工場長が座ります。

それを見て机を挟んで加藤が座りました。
それを待って武田工場長が口を開きました。
「こんなところまで来てもらってなんだけど…」
上着の裾を治す仕草をしてきりだしました。武田工場長一流の照れ隠しです。

さあ、何でも言ってくれ!!
加藤はじっと武田工場長の顔を睨み付けます。
「実は…」
これが武田工場長の癖でしょうか…
ちょうど加藤のうしろのカレンダーに話しかけているように見えます。
視線を合わせないのか常でした。
それに慣れているはずですが、固唾を飲んで加藤は次の言葉を待ちました。
コメント
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