地位．名誉．お金

誰でも知っている有名企業。もちろん一部上場企業です。東証インデックス２２５にも名前を連ねるくらいの会社です。そんな大企業の取締役役員♪役員と言いましても町内会とは違いますよ(笑)そんな大会社の役員．さぞかし聖人賢人の集まりと思いきや天衣無縫と言いますかはたまた奇人変人の集合であります(笑)私は一介の役員専属運転士！それを推して恐れ多い役員さんのエピソードをご披露致しています。(ある意味命懸けです)ちなみに話はすべてノンフェクションです。役員さん達はたぶんブログなんて興味ないだろうし、そんなの見るひまもないからね(笑)まあこのブログ突然終わったらバレてクビになったとご了承くだはい(笑)話は本題です。さっき会社の有名度をえらく宣伝しましたが．こんな企業の社長ともなるとこりゃもう日本のＶＩＰ級なんですよ。何がだと思いますか？一番知られていないのは空港です。よく飛行機の待合室(桜ラウンジ)とかあるのはご存じだろうか。まぁあれもそうなんですが、もっと凄いのは出入口です。伊丹とか関空なんかはＶＩＰ専用出入り口があります。そこには
また専用駐車場がありましてごちゃごちゃの一般の待機場所とはえらい違いですね。出入り口なんかも閑散としていますからかえって落ちつかないのを感じるのは私だけ？まぁ貧乏だけはしたくないですねぇ(笑)ところでこのＶＩＰの件社長に限ります。専務はダ～メ！となっています(笑)また役員さんのご出張となれば、宿泊は超高級ホテルです！大阪なら帝国かスイス南海です！まずビジネスはおろかシティー級ホテルじゃあだめです。しかも支払いは会社支給のカードです！笑っちゃったのは、そんなゴ―ルドカードをご持参の役員の皆様！例のＯ塚専務がある高級ホテルにお泊まりになりました。翌朝お迎えに私参上致しました。乗車された専務さん何やらご機嫌ななめなご様子です。何でかな…(笑)しばらくして分かりましたよ。横に座っていたＴ辻役員さんに話しているのがさっきの高級ホテルの朝食のことでした。この専務さん朝はしっかり食べる方なんですが、『さぁ朝飯食うか』と朝食をやっている一階のレストランに行きました。和食と洋食があったそうで専務さん洋食を所望致しました、ところパンが二枚．ス―プ．スクランブルエッグ
．ソ―セ―ジ．サラダが出てきました。これ三回も聞かされたから間違い有りません(笑)…で料金が３６７５円也だって！『名古屋のモーニング(名古屋の喫茶店の朝食)と同じようなのになんでこんなにするんだよ！10倍だぞ』『名古屋やったら３５０円なんだよ』馬鹿にしてるとお怒りは治まりません。高いくせにちっとも美味くなかったとグチは続きます。Ｔ辻役員は閉口していましたがまぁまぁと同調するしかありません。それでも中々専務のお怒りは引きませんでした。仕方ないＴ辻役員さんは突然私に向かって小さくおっしゃいました。『どこかコンビニあったら止まってよ』『？はい！』 私は返事をすると手短なコンビニを見つけて車を止めました。タバコかな？と思い『買ってきましょうか』と訊きましたが、『いやいいよ』と私を制してＴ辻役員さん自ら降りてコンビニに行きました。しばらくしてＴ辻役員さんは手になにやらビニール袋を抱えて戻ってこられました。Ｔ辻役員さん車が発車するやビニール袋をゴソゴソやりだして『専務．私朝食まだなんですがご一緒にどうですか？』とコンビニのおにぎりを差し出すじゃあありませんか。
『おっ！こりゃいい♪一つもらおうか♪』専務はちょっと驚いた風でしたが、そこは専務の威厳。遠慮なんかまるでなし。『こりゃ美味い．美味い』とおにぎりにバクつく始末(笑)『専務もう一つ如何ですか』と勧めながらＴ辻役員さんもかぶりつきます。『やっぱり日本人はお米にかぎるなぁホテルのなんかツンとしていて面白くも無いぞ』なんて好きなこと話し合いながら二人で五つのおにぎりをペロリと平らげたのでした。ミラー越しに１０５円×５個=５２５円也。専務のご機嫌は上々♪以下悠々とお得意に行かれました。

役員さんの仕組み

春らしくなりましたね。春と言えばこの時期人事異動があります！これは社員さんに限りませんよ。花の役員だって例外じゃあありません。まず社長の任期がありまして、任期内ならめったなことのない限り継続ですね。社長の継続は予め決まってますから、以下役員さんの再任について、社長が決めるんです。一応株主総会なんて仰々しいものがありますが、アレ形式的なものです。いわゆる鶴の一声なんですよ(笑) 役員さんは職場移動はありません。再任かクビ！しかありません。退職金は無論失業保健もありません。だいたいが役員になる時点で会社を退職しています。つまり役員は社員じゃあないんですね。退職金も退職と同時にもらうんですよ。もう一つ、役員になる時会社の株を持つことになります。持つ…つまり購入する訳ですが、普通二、三万株です。つまり会社の株価が千円なら二三千万です。退職金は大体それで無くなるようになっています(笑)
無論任期中はう

秘書の内緒話その〓

能天気な性格ながら秘書連中のなかでも飛び切りの美人秘書Ｎ村さん♪ 同乗しました車中で思わぬ誘惑♪面食らった私は手を引っ込める訳にもいかずしばらくそのままにしていました。無論知らん顔するよりありません。狭い車中で彼女の白い手だけがまるでひとつの生き物みたいに私の手をなぞり続けます。
そして彼女の白い手が私の手を取り自分の膝の間に導(みちび)いてきました。彼女は斜めに掛けながら眠っています。いや！ふりをしているのでしょう(苦笑)私の指先は彼女の股間まで案内され下着に触れるところまで来ました。(ドキドキです)
太股の内側はスベスベで私もさすがにこれはヤバイぞ、と思いました。すぐ後ろの席にはＯ塚専務がいらっしゃいますから…こんなところを見られたら一体どうなるのか、私の鼓動は高鳴ります。
そんな私の挙動を彼女は楽しんでいるのでしょうかね。私は内腿の感触を確かめていながらも生きた心地がしません。後ろを気にしながら私はそれでも運転に気を抜く訳にはいきません。私も知らん顔しながら前を見続けています。彼女の体勢がまた、ぐぐっとこちらにもたれてきました。そしてその寝返りを利用してコートが私たちの腕を覆うようにかぶさってきたのでした。咳一つ出す事もできません。後部座席は相変わらず軽いいびきと寝息がハミングしています…
『どうかもうしばらくこのままで…』
私は祈るような気持ちで指を進めました…彼女がこの車に乗るのはこの次いつかわかりません。後部座席の気配を探り、また前方を睨み付けて(結構いそがしいのですよ！)私の指は股間の辺りを探っています。そして私の指先に触れる繊毛に気がつき思わず彼女の顔を見てしまいました…
、運転どころじゃあありませんよ(笑)こんなこと運転マニュアルにありませんもの！ そして

秘書の内緒話♪

会社の役員さんの日頃のスケジュールを担当しているのが、秘書の仕事です。よくテレビに出て来ますよね。銀縁のメガネにタイトスカ―ト、ハイヒ―ル姿にキリッとしたそんなイメージがありますね。ハイ！私も最初そんな感じを持っていました。 キャラ的には間違っていません。けど異色満載なのは(失礼♪)役員さん、だけじゃありませんでしたね(笑)役員顔負けの秘書さまがうようよいらっしゃいました。トップバッタ―はＮ村さまでありま～す♪ (パチパチパチ) このＮ村さま、な、なんとあのＯ塚専務の秘書をお勤めされておられます。あの上司にこの部下、一体何をやらかしたんでしょうね。
彼女は以外や以外、Ｇ院大学卒業なんですよ。私も最初見掛けた時『清楚な嬪さんやなぁ』と思ったんです。年は４１、美人なだけに若く見えました。その彼女、はじめは営業職で入社しておきながら、なにが気に入らなかったのかしばらくして退職、秘書として再入社したそうです。一見美人風で取っ付き難い感じでしたが、直ぐに地がでました。、実にアッケラカン！未だに独身なのであります。 まず趣味と言いますのが旅行♪ それもただの旅行じゃあありません。とにかく世界中行った事の無い国はヨーロッパくらいで…『ちょっと待った！ヨーロッパは行った事無いなんて…？』そうなんです。彼女未開のジャングルやマイナーな後進国ばっかりターゲットにして旅行しています。世界に二百近く国や地域があるうちに既に百以上踏破しています。 それもカザフスタンだとかエクアドル、シリア、ラオスなんかですよ(笑)皆さん分かりますか、どの辺りにあるか？私は分かりません(笑) 彼女の旅はいつも単独です。以前に仲のよい女友達と一緒に行っていたのですがそのダチも結婚してしまい、もっぱら気楽な一人旅を満喫しています。そう
！去年の暮れはバミュ―ダ海に泳ぎに行きましたよ。それを私に話すのですが、『えっバ、バミュ―ダ？』彼女はまるで近所の温水プ―ルにでも行ったみたいな調子でおっしゃいます。
彼女は切れ上がった瞳を細目にしてにこやかに言うのです。『大丈夫なの？そんなとこ行って…』私は心配しますが、彼女は笑顔で、『ちゃんと無事にいるじゃあない♪』と余裕です。 旅慣れた彼女のこと、向こうでボーイフレンドでも作って楽しんできたのでしょうね(笑)
それでやっぱり英語は喋れるの？英語は万国共通じゃあありませんか。彼女の流暢な英語をご披露頂こうとしましたら、『アイカム、フロム、ジャパン！』『…』『私の流儀はカタカナ英語よ♪』とカラカラ♪笑う始末。つまり単語の連発と身振り手振りで押し通すのです。これを聞いて一同あんぐりでしたね(笑)こんな度胸満点の彼女ですが以外や涙脆い一面もあります。それは忘年会でした。秘書さんは総務部所属ですから忘年会も秘書全員参加です。その年はたまたま定年退職の人の送別会を兼ねていました。最初退職者の挨拶がありました。ほとんどの秘書は普段接点のない人だったらしく神妙な面持ちで居ましたがいざ宴会となるとやっぱり忘年会♪しんみりム―ドなんかどこかに飛んでいました。お酒がまだそうも入っていない筈なのに退職者にお酒を注ぎにいった彼女、退職者の昔話を聞き入りハンカチ片手に相槌を打っています。仲間のＡさんがふとのぞき込むとなんとＮ村さんが涙ぐんでいるのです。それを見たＡさん絶句！皆に目配せすると全員が珍しい物でも見るように次次と覗きに来ました。とうとうＮ村さん最後までその席を立つ事なくかいがいしく世話を妬
きながら貰い泣きをしていました。口の悪い秘書連中も『××の目にも涙だね♪』ひとしきり噂をしつつ首を捻っていましたね……そんな彼女二次会ではすっかり立ち直りマイク片手に上機嫌でした(笑)この彼女酒はどうかと聞きますと、かなりな酒豪らしいのですが、大声を出す訳でもなく静々と杯を重ねるだけです。
本当の酒飲み♪なんですね(笑)
このＮ村さん一度私の車に乗った事があります。あれは地方工場の視察にＯ塚専務とご一緒してきました。最後地元社員との打ち上げも終わり帰途につきます。夜八時頃でしたね。多忙を極めるＯ塚専務はこの時間からでも東京に戻られるのですね。役員ともなれば、こんなハ―ドなスケジュールもこなさなければなりません。体力もかなり必要です！
…で車の後部にはＯ塚専務とＵ部長が乗り込み、助手席にＮ村さんです。車は直ぐに高速道路に入りました。後はひたすら走りまくって二時間程で名古屋です。つまり最終の【のぞみ】で帰京されるのです。 車は渋滞も無く順調に走っています。室内空調が心地よく効いているし車外は真っ暗闇、お酒の酔いも手伝い昼間の疲れもあります。直ぐに皆さんスヤスヤとお休みになりました。実は私、周りの人が眠って頂いた方が運転しやすいですね。変に話し掛けられるより運転に専念できるからです。しかし注意しなくればならないのは眠気です！単調な高速道路では睡魔が一番の敵です。
しかしこの時に限ってはその心配はありませんでしたね。 と言いますのが、私の横の席にいるＮ村さんのタイトスカ―トからきれいな脚が伸びています。それが私の視界に入ってきて(笑)車の振動の度にブルブル震えて黒の太股が悩ましいのです(笑) 彼女の端正な横顔とセクシーな膝や脚が相俟ってさすがの私も冷静さを欠く始末です。車内は相変わらずオヤスミモ―ドです。しかし私は気になる太股の辺りから視線を外す事ができません。季節は初冬、ちょうど彼女のコートが腰の上にありましたが寝返りをした時に少しズレ上がりました。『うん？』よく見ると両膝が開いてタイトスカ―トがめくり上がっていました。私は動揺していたのでしょうね。車が左右に揺れました。それで寝返りをした彼女は少し体をずらしてこっち側にもたれる感じになりました。膝は相変わらず開いたままでした。タイトスカ―トもめくり上がったまま… 私達は両手ハンドルが原則なのは言うに及びませんが、それでもたまには腕休みはします。左手をチェンジレバーに置いた時、その手に触れる物がありました。 彼女の白い手でした。彼女はこちらに身体を寄せ
た格好で目をつむっています。
『寝ぼけているのかな？』私は最初思いました。しかし そうじゃあないようです。私の左手に乗っかっている白い手がなぞるように動き出したのですよ…
ビックリです。
(続く)

運転士の修行♪

晴れて役員専用運転士に採用された私には技術・礼儀・心得えなど必修科目が待っていました。つまりプロとしての技量を身に着ける事でした。幸いにも営業で身に付けた礼儀作法なんか役に立ちましたよ(笑) 運転に関しては常識的なことが多くて、急発進、急ブレーキ、急ハンドルは厳禁です。また内ハンドルもだめだし両手ハンドルが原則、無論禁煙です。交通規則は厳守、他にも禁止事項がいっぱいです(笑)運転席は前に寄せること ドアサービスのやり方、トランクの開け方などまぁ当たり前と言えば当たり前でした。後で考えてみたら昔昔自動車教習所で教わったことなんだと気付きましたよ！要するに検定試験みたいな運転をすればいいんだなぁと思いました。一通り習ったら、今度は主な待機場所の確認です。
新大阪駅、伊丹空港、関西空港、京都駅、名古屋駅、祇園、北新地などです。空港はＪＡＬ、ＡＮＡそれぞれに待機場所が違います。
途中高速道路の走り方なんかもレクチャ―を受けます。たとえば速度は基本九十キロで走る事。前にダンプカーが走っていれば避けること。これは砂利なんかが落ちて後ろの車に当るのを未然に防ぐ為です。えっ！と思う方いらっしゃいますね(笑)実際後ろについてみて下さい。空の車でも小さい小石が道路に落ちてバウンドしていますよ。これがちょうど後続車に跳ねて当たるんですね。事故にはならないでしょうが、ボディーに当たると傷が付きます。 後方からは覆面は勿論、ややこしい車なんかにも気をつけます。そんな車が接近して来たら走行車線に入り道を譲る事です。…… などなど結構あるのですね(笑) これは私が編み出したのですが、到着時間の予想です。高速道路を走る場合時速９０キロですが、私はこれを分速に直したのです。そう時速９０キロは分速１、６キロなんですね(笑)
だから高速道路に案内があって、たとえば、姫路まで４８キロの表示ならば 三十分 で行ける。つまり今の時刻がニ時半なら三時だし、あと３キロとあれば二分程度だな、と計算で来ます。たまに『あとどれ位掛かるの？』と聞かれます。私はいつもこの計算を頭に入れていますから
『はい、三時頃になります』と即答できるのです。役員さんって気の短い方が多いので、この高村公式は役に立っていますね(笑)
以前寝坊してお迎えの時間に間に合わなくなったことがありました。距離にして約９０キロ、普通に走れば一時間は掛かります。私はアクセルを踏み続け４０分で行きなんとか間に合わせたことがありましたが、あんなことはもうこりごり、早起きして安全に行きたいと思います(笑)
明日は話題を役員さんのお世話をしている秘書さんについての内緒話です♪