寝転がって気ままに想う事

 世の中ってこんなもんです・・
面白可笑しくお喋りをしましょうか ^^

再び武田火山 大爆発か!?

2012年05月14日 08時34分11秒 | 日記
先週の話で、将来の役員年令の若返る方行になりつつある… と説明しました。

これは当社に限らず全般的な傾向にあります。

「なに!只野がぶちょお~!?」

スッ頓狂な声を上げたのは武田工場長でした。
「ええ…専務がおっしゃってましたから…」慌て気味に説明するのは狐田課長です♪
春になりS工場はフルに操業していました。
フル操業になるとさすがに武田工場長も毎夜飲み歩くわけにもいきません。
次から次と決済の書類や報告書類が工場長のデスクに積み上げられます。
うっかり年休でもしてようものなら、瞬く間に目よりも高く築かれてしまうでしょう…

そんな訳で馴染みのスナックに行っていないせか妙に苛ついていました。
今夜あたりかおるの顔でも見に行くか…考えていたところに狐田課長からの注進だったのです。

「おい、只野は幾つだ?」
「はい!35歳です。へっへへ♪」

狐田課長の変な愛想笑いが勘にさわります。。
「こんなの私は初めてですよ♪」
この西日本エリアで初の三十代部長の誕生でした。役目柄(総務です)いち早く知った 狐田がご注進に来たものの声が上ずっていました…、それに構わず武田工場長は顰(しか)めっ面のままに
「もういい!」
まるでハエでも追い払う仕草で狐田課長に言いますが、
「それで来週の工場長会議のスケジュールはここに置いておきますので…」
狐田課長はまだ何か話したそうな素振りでした。
おかしいなぁ…
首を捻り工場長室を後にしました。

「部下の昇進が面白くないのかなぁ…」
いくら考えても狐田課長には理解できませんでした。
それは狐田自身去年四十代で課長に昇進して早い出世に満足していましたから…
「只野には驚いたけど俺だってあと二三年には部長になってやるよ♪へっへへ♪」

自身のことを考えるともう工場長の不機嫌さなど忘れていました。
工場長の部屋は四階にありました。 軽い足取りで階段を降りようとすると、エレベーターが丁度降りてきました。
「チン!」
「 何がチンだよ(怒)、誰だ!」エコでエレベーターは極力使用しないこと、
総務通達を出したのは一週間前でした。

「本課長の俺様の通達を無視するとは…(怒)」

(注)本課長…正式には課長です♪
この会社では課長と呼ばれている役職に課長代理と課長がありました。
まず係長は課長代理になり数年後に課長に昇進します。
ただしここが中々の難関で生涯を課長代理で終わってしまう人は以外といます。
ただし社内では同じ課長で通っていますが(笑)
若くして…課長の代理が取れた狐田課長は自信満々でした。
「俺もとうとう"本"課長だから♪」
私たちみたいな者に自慢気に話してきました(苦笑)

私は軽く流して聞いてましたが、
「鼻持ちならんヤツだ!!」同僚はプンプンしていましたっけ…
私は笑いながら「あいつは今いい夢を見ているんだから♪」
怒る同僚をなだめていました(笑)

実際狐田のあの癖…威張る癖ですが、特に私たちに言いたい放題の感がありました。

しかし大人の私たちは柳に風の如く軽き流しているのでしたが、
社内の噂は相変わらず酷いものでした…

そして待ち構える狐田課長の目の前でエレベーターの扉が開きました!
「よ~し!とっちめてやるぞ!」
腕捲りして身構える狐田課長(笑)
エレベーターの中から現れたのは…
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする