goo blog サービス終了のお知らせ 

とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

映画『ミセス・ハリス パリへ行く』を見ました。

2023-01-19 08:12:10 | 映画
 映画『ミセス・ハリス パリへ行く』を見ました。真面目で質素な生活をしていた戦争未亡人が、パリの高級ブランド「クリスチャン・ディオール」のドレスにあこがれ、古い慣習にしばられていたディオールを変革させ、自身も大きく変わっていく物語です。気持ちが明るく前向きになる映画です。

 自分を変えたいと思うことはよくあります。しかし日常に埋没してしまって昨日までの自分のままで今日を生きてしまうのが普通です。毎日毎日今日の自分に嫌気がさしながらも、それを変えていくことはできることではありません。

 自分を変えることを可能にしてくれるのは、自分の好きなことに陶酔することです。自分の人生にそれにかけることができるくらいに好きなものを見つけることです。しかしそれがむずかしい。自分が本当に好きなものって何なのだろう。そこで迷っていまいます。

 主人公のミセス・ハリスは服が大好きでした。服を見ているときの彼女の目はあきらかに違っています。これは役者さんの勝利です。実は女性がドレスに夢中になるということは私にはあまりピンとこないことなのですが、しかしこの女優さんの演技をみるとすんなりと受け入れられます。

 夢物語のような軽いお話ではあるのですが、役者さんたちの丁寧な演技がきちんと支えてくれ、心に落ちる作品に仕上がっています。気持ちのいい映画でした。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『吾輩は猫である』の読書メ... | トップ | 『千と千尋の神隠し』の分析... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

映画」カテゴリの最新記事