まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

映画ディクテーション 「光よ甦れ」

2014-12-21 09:13:45 | グローバル・エシックス
先日の 「心に太陽を持て くちびるに歌を」 で思い出したことがありました。
私、ときどき映画ディクテーションをしています。
このブログに、見た映画の記事を書くために、
DVDを何度も繰り返し見てセリフを書き取るという作業です。
で、『天空の城ラピュタ』 を見たときにも映画ディクテーションを行ったのです。
あの有名な呪文を覚えたかったからです。
短いやつじゃなくて長いほうです。
「光よ甦れ」 ってやつですね。
「心に太陽を」 からの連想で 「光よ甦れ」 を思い出してしまったわけです。

そのシーンは、おばあさんがまだ小さいシータにあの呪文を教えてあげる場面の回想シーンです。
このおばあさんですね。



大きくなって、おばあさんから教えてもらった呪文を何となく呟くとこんなことになっちゃいます。



飛行石が光を放ち始めて、ラピュタの居場所を指し示してしまうという大変な呪文です。
その呪文を教えてもらうシーンがよく聞き取れなくて何度も繰り返し見たわけです。
泣いて帰ってきたシータをおばあさんが慰めてあげるというシチュエーションです。


おばあさん
「そうだ、シータ、いいことを教えてあげよう。
 困ったときのおまじない。」

シータ
「おまじない?」

おばあさん
「そう、古~い古い秘密の言葉。
 ディーテ・ラトバリタ・ウルス
 アリアロス・バル・レトリーニャ。
 我を助けよ、光よ甦れという意味なの。」


こうして書き出してみるとほんの短いセリフですが、
なかなかよく聞き取れなくて、何度も再生してディクテーションしました。
で、その成果をラピュタ好きの人に得意気に自慢したら大笑いされてしまったのです。
呪文が間違ってるというのです。
何度も聞き返したからこれで合ってるはずだと主張したら、
そうじゃない、これが正しい呪文だと教えてくれました。

「リーテ ラトバリタ ウルス
 アリアロス バル ネトリール」

そっちこそ聞き間違えてるんじゃないかと頑強に主張し続けたんですが、
相手の方は自分でディクテーションしてそう唱えているわけではなく、
ラピュタ・ファンのあいだではこんなのは常識だとのことでした。
試しに教わったやつでネット検索してみたところ、相手の方のおっしゃる通りでした。
出だしの部分が 「リーテ」 と伸ばす場合と 「リテ」 と伸ばさないバージョンがあるくらいで、
とにかくこの呪文は相手の方の言った形でネット上に広く流布していました。
私は出だしの部分を 「ディーテ」 と、最後の部分を 「レトリーニャ」 と聞き違えていました。
教えてくれた方によると特に最後の 「ニャ」 で終わるところが笑えるとのことでした。
そんなカッチョ悪い呪文があるわけない、と。

たしかに、のちにシータが思い出しながら呪文を呟くシーンを見てみると、
最後はほとんど 「ニャ」 には聞こえないんですが、
おばあさんはたしかに 「ニャ」 と言っているように聞こえたんだけどなあ。
ああ、悔しい。
まあ昔からディクテーションは苦手でよく聞き間違いはしていたんですが、
よりによってこんなところで恥をさらすとは…。
あの長い呪文を自力で聞き取ろうなんて思わなければよかった。
ネットの時代なんだから最初からネット検索するべきでした。
自分が情弱 (情報弱者) であることを思い知らされた事件でした。