まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

旧・卒業生飲み@神楽坂

2014-12-31 10:57:39 | 飲んで幸せ・食べて幸せ
ジョン・ロック飲みから一夜明けて30日の夜は旧・卒業生飲みが敢行されました。
例年集まっていたゼミの卒業生たち (2003年入学生だそうです) から今年は連絡が来ず、
長年続いた旧・卒業生飲みも昨年のふわふわメレンゲ豆乳鍋を最後に自然消滅かと思いましたが、
たんに忙しくて連絡ができずにいただけだったようです。
ほんの数日前になってから突然29日におうかがいしてもいいですかと連絡が来て、
いやいや福島にいるあいだはすべて予定が詰まってしまったからもうムリ、
30日に東京で開催なら参加できるかもとシャレで返してみたところ、
またしばらく間が開いたあと、2名だけ参加できそうなのでぜひということになってしまいました。
伝統行事が途絶えずにすんだことは喜ばしいですが、
もういい歳だというのに (みんな三十路を迎えたそうです)、
いつまでも年末をともに過ごす相手がいなくていいのだろうかとちょっと心配になります。
とにかく私の都合に合わせて神奈川の奥地と石巻から東京に出てきてもらえることになりました。

例年だったらツレもこの会に参加している (というか料理を作ってくれてた) んですが、
例のギックリ腰がまだ完治していないため東京の家での開催も断念し、
うちの近くまで来てもらっての外飲みにさせていただき、ギリギリまで様子を見ていましたが、
やはりこの状態では外で飲むのもムリだろうと判断しツレは欠席となりました。
けっきょく男3人での開催です。
近所の神楽坂でツレのオススメの店 「だいこんや」 を予約しました。
神楽坂と言っても都民でない人たちにはわからないでしょうから飯田橋駅で待ち合わせました。
飯田橋駅に行ってみたら真新しいバカでかいビルディングができていてビックリしました。



「飯田橋サクラテラス」 だそうです。
東京の家は市ヶ谷駅と飯田橋駅の中間に位置しているのですが、
地下鉄有楽町線市ヶ谷駅が一番近いので飯田橋駅を利用することはほとんどありません。
神楽坂にはよく食事に来ていますが、飯田橋駅を経由する必要もありませんので、
こんなものが出来ていたとはまったく知りませんでした。
さらに昔からここにあった 「富士見町教会」 もすっかりリニューアルしてオシャレになってました。



法政大学大学院に通っていた頃の街並みとは一変していてひじょうにショックを受けました。
お上りさんのように写真撮影をしたあと駅の西口に戻ってみると2人は無事に着いていました。
一緒に神楽坂を上っていき 「だいこんや」 さんに到着です。



大根の箸置きがトレードマークです。
最後はこの大根も頂きます。
たった3人での卒業生飲みのスタートです。



といってもこの2人はほとんどアルコールが飲めないんですよね。
学生の頃から酒豪の女学生がガンガン攻め続けるなか、
この2人は最初の一杯を飲み切らないうちに泥酔してしまうということがよくありました。
この日も久しぶりにお酒を口にしたそうで、
アルコールは最初の一杯だけにしてあとはソフトドリンクと水を飲んでいました。
そんな2人を尻目に私は生ビール、日本酒、焼酎と順調に杯を進めていきました。



特にこの錫製のずっしりと重たい盃でいただく各地の地酒はサイコーでした。
料理もどれも美味しかったです。
やはり私の素人料理とは比べものにならないプロの味です。
お刺身7種盛り。



ブリ大根。



メニューのサラダの欄にあった、ベーコンと炙り野菜のサラダ。



こんな肉々しい料理が来るとは思っていませんでしたが美味しかったです。
揚げジャガイモの明太子風味。



他にもいろいろ頂きましたが、話が盛り上がってしまい大半は撮影を忘れてしまいました。
2人とも今年は職場が変わったり上司が替わったりして大変な1年だったようです。
今年1年を漢字1文字で表すとしたら何?と振ってみたところ、
1人は苦労の 「苦」、もう1人は困惑の 「惑」 を挙げてくれました。
新しい環境で相当苦しみ惑った話をたくさん聞かせてもらいましたが、
しかしよくよく聞いてみると、そういう辛い状況のなかでもこれまでの経験や学びを活かして、
自分たちなりに少しずつ状況を切り拓きつつあるようで、
社会人としての逞しさも感じさせてもらえました。
たぶん来年には事態は好転し、
今まで以上に自分たちのプレゼンスを見せつけることができるようになっているでしょう。
卒業生たちのこういう成長を見せてもらえるのも教育者冥利にほかなりません。
シメに一口ラーメンが出されて、「だいこんや」 での楽しいひとときを終えました。



さらに場所を変え、テキトーに見繕ったバーに入っていきました。
彼らにはこの日2杯目のアルコールに挑戦してもらいます。



恋愛問題や将来の展望など話のネタは尽きることなく、
一向に減らないグラスを前にして延々と報告会は続いたのでした。
今回は東京まで出てきてくれて本当にありがとうございました。
年末を一緒に過ごす人ができたときにはいつでもこの会は自然消滅させていいので、
それまでは集まれる人間で細々と続けていきましょう。