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団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

”悪いけど”は、まったく悪いと思っていない。

2019-09-07 05:42:42 | 日記
 中日新聞の「おじさん図鑑」というコーナーに「けどの活用」というタイトルで、飛島圭介さんがエッセーを書かれていました。




 「けれども」は接続助詞や終助詞、接続詞としてさまざまな使われ方をする。
この「けれども」のくだけた口語の「けど」という言葉は大変なくせものだ。

 1、「自慢じゃないけど、最初に手を挙げたのは俺だよ」
「自慢じゃないけど、パワーなら若い者に負けないから」
「自慢じゃないけど、うちの息子は東大なんだ」・・・
”自慢じゃないけど”と言っていながら、堂々と自慢する。


 2、「言いたくないけど、私は何度も注意してるよね」
「言いたくないけど、俺は客だぞ」
「言いたくないけど、はっきり言わしてもらうと」・・・
”言いたくないけど”は、つまり「言いたくてたまらない」こと。

 3、「悪いけど、どこかへ行ってちょうだい」
「悪いけど、全然おもしろくない」・・・
”悪いけどは、まったく悪いと思っていない。
遠慮のニュアンスを漂わせつつ、容赦なく人の心をえぐる。

 あと、「あなたのこと大好きなんだけど」
「愛しているけど」など「けど」の用例は他にもたくさんあることだろう。
が、挙げれば挙げるほどそのくせ者ぶりが際だつ。

 「けど」と言いつつ、中身は「けど」どころではないという不思議。


 以上です。


 「けど」という言葉を使った覚えはないです。
「けど」を言われたことは、あるかも。(苦笑)


>「悪いけど、どこかへ行ってちょうだい」
「悪いけど、全然おもしろくない」・・・
”悪いけど”は、まったく悪いと思っていない。
遠慮のニュアンスを漂わせつつ、容赦なく人の心をえぐる。

 ”悪いけど”は、まったく悪いと思っていない。遠慮のニュアンスを漂わせつつ、容赦なく人の心をえぐる。
たしかに、まったく悪いと思っていないでしようね。(苦笑)

 「けど」という言葉に気をつけよう。(笑)








さよならの夏 森山良子 1976