がん(骨肉腫)闘病記

抗がん剤治療、放射線治療、人工関節置換手術、MRSA感染、身体障害者となっての生活の記録を残します。

本日の読売新聞35面(埼玉県版)

2008年03月27日 | Weblog
2008年03月27日 13時13分記載

記事タイトル「母親の偽証 2審も無罪」



「強制わいせつ罪などに問われた長男の公判でうそのアリバイを証言したとして、偽証罪に問われたさいたま市見沼区東宮下、パート従業員伊藤道子被告(50)の控訴審判決が26日、東京高裁であり、植村立郎裁判長は1審・さいたま地裁の無罪判決を支持し、検察側の控訴を棄却した。

 伊藤被告は2006年5月、長男(25)の公判に弁護側証人として出廷。強制わいせつ事件があったとされる時間帯は「長男と一緒に買い物に行った」と虚偽の証言をしたとして偽証罪で起訴された。

 同地裁は「家族間の供述に食い違いがあり、口裏合わせには疑いが残る」などとして無罪(求刑・懲役1年6月)を言い渡したが、さいたま地検が控訴。この日の判決で植村裁判長は「正確だった記憶が変わる可能性はある。証言が記憶に反したものと認めるには疑いが残る」と検察側の主張を退けた。さらに「ひたすら自白を求めており、捜査のあり方がどうあるべきか問われる」と検察側の捜査手法に苦言を呈した。



裁判所には、「自白は証拠の王様」との態度を取り続ける警察・検察の姿勢が見られる時には、今回同様、厳しく指弾してもらいたい。



今回の検察の行為は、証人に「警察・検察の意向に沿わない証言をすると起訴するよ」と威嚇しているのかとすら感じる。



おちおち裁判の証人にもなれないな、この国じゃ。


頂いたコメントについて36

2008年03月27日 | Weblog
2008年03月27日 12時51分記載

頂いたコメントに言及する。頂いたコメントは以下の通り。

「海外資産の流出?

私もこの問題は全然知らなかったのですが、先々週くらいのサンデープロジェクトでの榊原英資氏のコメントによると、「そもそも邦銀は超低金利であり、そんなモノ誰も期待していない。さらに、その金利利益分?の数%が課税されるかどうかなんて全然問題じゃない。他の国際的な要因に比べれば全く関係ない。」とのことで、私もそうじゃないかな?と思います。非常に低レベルな政府系からの?世論誘導の様に思えます。(まあ、こんなバカみたいな話にも乗せられる人がかなり居るので作戦としては有効かも知れませんが、、、)
暫定税率や日銀総裁人事の議論はこの国の根幹に関わる問題ですから有る種の勢力には断じて譲れないところなのでしょう、、。今後の議論や論調を注視することで「本当の問題」が浮かび上がることに期待したいと思っています。

きしくも同番組に民主党の鳩山幹事長も出席しており、日銀総裁問題に触れ、「財務官出身者ならば可能性も、、、」という話をしたと思うのですが、この榊原氏も財務官の出身の様です。

政府や財務省は事務次官の天下り先を確保したいが為に日銀総裁を空席にしてしまいましたが、私など素人から見ますと、例えば榊原氏などはその任に耐えうる人物の様にも思えます。」



榊原氏が述べ、study2007さんも思われている通りだと思います。



読売が「一斉に海外に逃げる恐れがある」と言っている巨額の資金に何%の利息が付されているのか(恐らく0.1%とか0.05%といったレベル)、それに対する利子所得課税が本来何%でかけられることになっているのか、それが暫定税率によって何%に軽減されているのか、暫定税率が廃止され本来の税率に戻された場合、どれだけの負担が預金者にかかるのか、その辺りを具体的に検証・指摘せず、抽象的に「巨額の資金が、一斉に海外に逃げる恐れがある」と煽るところに(いつものことではありますが)読売の危険性があります。



仮に、24兆円の預金に0.1%の利息が付けられていて、その利子所得に対して暫定的に非課税の取扱いがなされていたところ、暫定税率が廃止されることによって20%の利子所得課税をする制度に戻ったします。

この場合に、預金者が新たに負担することになる利子所得税は48億円です。24兆もの預金が流出するような課税でしょうか。


48億円を「安い」というほど私は金持ちではないので、「安い」とは断言しませんが、「一斉に海外に逃げる」とは俄かには信じられません。(もちろん私が仮定してでの利息計算ですから、実際は違う金額なのかもしれません。)



問題は、読売が上記のような具体的な計算をした形跡がなく、抽象的なことを言って政府・与党の太鼓持ちをしている(少なくとも私にはそう見える)ことで、非常に危険な、偏向した会社だと思っています。(読売が、具体的な計算式を出して、明確な根拠を持って「一斉に海外に逃げる」と主張するのであれば、結論に対する賛否は別として、ここまで厳しく批判はしません。)


報道機関と自称するならば、具体的事実に基づき権力機関のチェックを行ってもらいたいと常々思っています。

(書いてて虚しく感じますが。。。)