がん(骨肉腫)闘病記

抗がん剤治療、放射線治療、人工関節置換手術、MRSA感染、身体障害者となっての生活の記録を残します。

頂いたコメントについて37

2008年04月02日 | Weblog
2008年04月02日 16時00分記載

頂いたコメントについて言及する。頂いたコメントは以下の通り。

「後期高齢者医療制度の問題、早速取り上げてくださってありがとうございました。
現場の職員の思いまで汲み取ってくださって感激です。いつもひどい制度が成立してしまう度に現場の職員は心苦しい気持ちになりながら説明しているんですよ。「あんなに反対してても制度が通ったらその通りにしちゃうのね」と患者さんに言われてしまうこともありますし……
医療制度の改悪はここで何としても歯止めをかけて巻き返しをはかりたいですね!」



官僚はいつもそうです。常に陰に隠れ、現場を担っている人を矢面に立たせます。卑怯で悪辣な人間の集まりです。



そういう卑怯で悪辣な官僚達と癒着し、こんな制度を成立させた自公政権に、次期衆院選で是非とも鉄槌を下したい所です。

民主党が直ちに官僚主導体制を変革出来ると思うほどナイーブではありませんが、後期高齢者医療制度を成立させたり、公務員以外の年金をボロボロにした自民党政権を、一度は政権から引きずり下ろさないといけないと強く感じています。



私は「障害者」という属性も背負っているので(「背負わされた」というのが本音)、障害に関わる問題に目が行きがちなのですが、「長寿医療制度」という言葉をニュースサイトで初めて目にした時にパッと思い浮かんだのは「障害者自立支援法」でした。両者とも「名前だけは美しいな」と。



障害者自立支援法も、それはそれはひどい内容で成立し、実行されてしまいました。しかし、余りにひどいその内容に、1年後にいくらか改善され、その後さらに改善され、現在では、障害者自立支援法施行当初よりもだいぶましな状態に戻りました。しかし、その間に失われたものはとても大きなものです。



後期高齢者医療制度も、障害者自立支援法同様、声を上げ続けていけば、何年かかけて改善していくことは十分可能だと思います。制度廃止まで追い込めるかもしれません。諦めずに声を上げ続けていきましょう。



しかし、それまでに失われてしまうものはとてつもなく大きなものですが。。。



そして、いつものことですが、自分達のこしらえた制度で不利益を被った人達に対して、政府は全く責任を取らず、天下り先で税金という余禄を食み続けます。

この、国民を愚弄した官僚主導の国家体制を打破し、当初の障害者自立支援法や今般の後期高齢者医療制度といったものが成立しない、真に国民のことを思う政治が行われることを、微力ながら追求し続けていきたいと思います。




アメブロ仲間記載記事のご紹介

2008年04月02日 | Weblog
2008年04月02日 12時21分記載

アメブロ仲間であるHNみどりさんのブログ「労働組合ってなにするところ?」(URL http://ameblo.jp/sai-mido/ )の中で、非常に興味深く、また、強く共感した記事があったので、ご本人の承諾を頂き、本ブログにて引用・紹介させて頂く。



みどりさん記載記事 記事タイトル 「後期高齢者医療制度」を「長寿医療制度」に?



「今朝、顔を洗っていたらテレビのニュースが聞こえてきました。



「後期高齢者医療制度の名称を、施行当日から○○医療制度に……」



肝心の名称が聞き取れなかったので母に聞いてみましたら、「長寿医療制度」と言うじゃありませんか!



これは通称ということで、正式文書には「後期高齢者医療制度」のままで記載されるということですが、始まったその日から通称をつけて誤魔化さなければならないほどの悪法だということを露呈した結果となりましたね。



この「後期高齢者医療制度」は、75歳以上の人は誰でも、今まで入っていた医療保険から脱退させて新しい制度に加入させるというもので、今まで家族の扶養となっていた人からも漏れなく保険料を徴収し、しかも一定以上の支給額の人については年金から直接保険料を天引きするという、高齢者にとって大変負担が増す制度です。また、医療費の給付は定額制となるため(薬代は除いて)、医療機関は定額分以上の医療行為をすると持ち出しになってしまうので、今まで受けていた医療が受けられなくなってしまう人が出てくるという問題もあります。


しかも、これまで高齢者の人からは保険料滞納があっても保険証取り上げは行なわないということになっていたのが、この「後期高齢者医療制度」では資格証の発行(保険料を滞納した場合に発行され、窓口負担は10割で、保険料を納入するまでは保険負担分は返金されないというもの)や保険証取り上げが可能になっているのです!



高齢者の負担を増大させるという意味でも、年齢によって医療の内容を差別するということでも、世界に稀に見るひどい制度です。


私達の法人でも労働組合でも反対署名を集めていましたが、残念ながら撤回されることなく実施されてしまいました。それでも、反対の声が高まれば、今後制度の変更を実現することは可能です。まだまだ諦めないことが肝要です。



それにしても、私が就職した頃はまだ高齢者の医療費窓口負担は無料だったと思うんですけどね。


わずか(?)の間にどんどんひどい世の中になってしまったものですよ……」





全くもってその通りで、即刻廃止するべき非常に問題のある、悪しき制度である。


この制度自体全ての点で完全に誤った制度であるが、私がなかでも一番問題だと思うのは、みどりさんも指摘している「医療費の給付は定額制となるため(薬代は除いて)、医療機関は定額分以上の医療行為をすると持ち出しになってしまう」点である。こういう制度であると、経営の厳しい殆どの医療機関には、経営を圧迫させることになる75歳以上の方々への医療行為から手を引くインセンティブが働いてしまう。厚生労働省の意図は正にこの点にあると思う。

そして更に厚生労働省の悪辣・卑劣な所は、こういうことを現場の医師や看護師がやっているように仮装するところである。自分達の穢れた手は決してお年寄りには見せない。非常に姑息で汚いやり方である。

厚生労働省は常にこういう手段を採る。現場で負担増の説明をし、お年寄りの患者等から責められるのはいつも現場の医師・看護師・スタッフである。




この悪しき制度が廃止されるまで、国民は声を上げ続けていかなければならないと思う。




しかし、厚生労働省という名の殺人省はなんと卑劣で卑怯な、汚い役所であろう。