がん(骨肉腫)闘病記

抗がん剤治療、放射線治療、人工関節置換手術、MRSA感染、身体障害者となっての生活の記録を残します。

24時間テレビ

2007年08月24日 | Weblog
2007年08月19日記載

中学生・高校生だった頃、24時間テレビがとても嫌いだった。酷く偽善的に見えていた。それでは今はその見方が変わったかというと、そんなに変わっていない。多少の意味はあるのかなとは思うようになったが、やはり好きにはなれない。

私は、障害者にとって最も大切なことの1つは就労できることであると考えている(重度の障害を抱え、全く働けない障害者は除く)。就労するということは、お金を稼ぐことは勿論、人と繋がりを持つこと・社会と繋がりを持つことに繋がる。人間にとってとても大切なことである。

現在我が国には約400万人の身体障害者及び知的障害者がいるが、労働者として就業しているのは、約30万人である。非常に少ない。私が障害者雇用に関して本ブログで何度も何度も述べているのは、そのような我が国の現状を少しでも改善させたいがためである。

障害者を雇用することにより、企業の競争力が下がるという人もいるだろう。しかし、それは国や企業が工夫をすれば解決できる問題である。事実、オランダやスウェーデンでは、保護雇用政策によって解決されている。日本の企業は、障害者雇用について無理解である。国も後押しをしない。なぜか。日本社会を構成する国民が障害者について無関心であり、もっと言うと、障害者を邪魔だと思っているからである。そんなことはないと言う人は、なぜ、370万人もの障害者が就労出来ていないかを説明してもらいたい。(勿論、就労出来ない程重度の障害を抱えている人もいるし、障害を持つ小さな子もいるので、実際に問題となるのは、370万人ではないのは承知している。それらの人達を差し引いても尚、少なくとも百数十万人は就労出来ていないことになる。)

24時間テレビでは、2億円だか3億円だかの募金が集まる。それで、福祉車両等を寄贈したりして悦に入っている。2億・3億というのは、平均的サラリーマンの生涯賃金2~3人分である。障害者雇用率をたった1%上げるだけの方が何百倍も意味がある。

24時間テレビを放送するなとは言わないが、障害者雇用の確保に焦点を当てたプログラムを是非とも製作し、放送してもらいたい。

君がくれた夏 ガンと闘った息子の730日

2007年08月24日 | Weblog
2007年08月16日記載

タイトルに記載したのは、8月18日(土)に24時間テレビで放送されるドラマの名前である。

内容は骨肉腫と同系統の悪性骨軟部腫瘍の一種であるユーイング肉腫と闘った男の子の話である。

ユーイング肉腫も骨肉腫に劣らず大変厳しい病気である。個人的には、骨肉腫よりも治療が過酷であると思っている。

私は骨肉腫の告知を受けた頃、情報収集のために色々彷徨ったが、その時に出会ったのが「かずちん」さんの「fragrant olive」というホームページである。(URLは http://kirika.jp.org/ )

かずちんさんは私と同じ病院に入院していたため、大きな関心を持って拝見させて頂いていた。ユーイング肉腫に関する情報を求めている方はこちらを訪れてみるのもいいのではないだろうか。

ユーイング肉腫については、「少しは、恩返しできたかな」という本も出ているので、そちらを読んでみるのもいいかもしれない。(どちらも実話である。)


おじ馬鹿日記9

2007年08月24日 | Weblog
2007年08月14日記載

先週土曜から日曜にかけておいっことめいっこが遊びに来た。上のめいっこ(15歳)は一学期の体育の成績が5(5段階評価)であったことに喜んでいた。上のめいっこには中学生の時に苦い経験がある。 スポーツ万能と言って差し支えないほど運動神経がいい上のめいっこは、足が速いのは勿論、縄跳びの2重跳びを学年1多く跳び、他の誰も出来なかった3重跳びを17回跳んだ(すごくね?)。しかし、通知表には「3」と評価がくだった。両親(私の姉夫婦)は「3」と評価を下した先生に理由を聞きにいったが、何回か体育の授業を休んだことがその主な理由だったらしい。上のめいっこは、アトピー性皮膚炎がそこそこひどかった。そのための通院で学校を休まなければならないことがあった。悔しかっただろうと思う。

上のめいっこは、アトピーで苦しんだことから、将来は、医薬品メーカーか化粧品メーカーに勤めて、肌に良い医薬品または化粧品を開発したいと考えている。是非その目標に向けて頑張って欲しい。上のめいっこが小さい頃、実家に泊まりに来たときは、お風呂あがりに全身にかゆみ止めの薬を塗り、手を包帯でぐるぐる巻きにして寝ていた。寝ている間に無意識に掻きむしってしまうからである。

そういうこと・思いをしなければならない子が1人でも少なくなるよう、上のめいっこには目標を叶えてもらいたい。



次は、お笑い大好き(笑)のおいっこ(9歳)の話であるが、おいっこはとても心優しい子である。私に会うと、第一声は決まって「大丈夫?」である。おいっこからしてみると、暫くぶりに会うにいに(私)は、いい加減足の「怪我」が治っていると思うのだろう。しかし、当然ながらにいにの「怪我」は治らない。家でも両松葉で歩いている。そんなにいにの「怪我」がいつ治るのだろうと心配してくれているのである。おいっこや下のめいっこ(7歳)には病気や障害の話はしていない。まだ良く理解出来ないだろうと思うからである。(もう少し大きくなったら説明しようと思っている。)

そんな(どんな?・笑)おいっこもスポーツ万能である。9歳でありながら200mメドレーを泳げる。クロール50m・平泳ぎ50m・背泳ぎ50m・バタフライ50mを休みなしで泳ぐ。バタフライが出来るだけでも驚きだが、全てを連続で200m余裕で泳げるおいっこに、にいには驚愕している。しかし、おいっこは今月で水泳を辞めてしまう。今は勉強がしたいらしいいのである。どこから仕入れた情報かわからないが「開成に入る」と言っている。

塾の先生を長らくしていたにいにには、それがどれ程難しいことかよくわかっているが、せっかくのおいっこのやる気である。応援したいと思う。開成の入試問題は難しいぞ、おいっこ!



最後は下のめいっこの話である。日々成長し、どんどん女の子らしく、かわいくなっていっている。薄い紫色の浴衣姿はとてもよく似合っていた。

そんな(どんな?・笑)下のめいっこも運動神経抜群である。短距離走も・長距離走も学年1早い。走っている所を見るとその速さがよくわかる。ただ、性格的にちょっと飽きっぽい(笑)ので、短距離走の方が向いているかもしれない。



おいっこと下のめいっこはとても仲が良く、ほとんど一緒にいると言っても過言ではない。そんな2人は、今、仲良く英会話教室に通っている。教えてくれているのはダニエル先生という外国の方である。ダニエル先生はボディラングエッジも交えて楽しく英語を教えてくれるらしい。おいっこや下のめいっこは、そのダニエル先生の真似をしながら不遜にも(笑)にいにに、この単語の意味がわかるかと質問してくる。そこは上智大学を卒業していて、仕事でも英語を使っているにいにである。これでもかというくらいに正答していく。説明を加えることもある。大人げ無いこと山の如しである・笑

そんなこんなで楽しく先週末を過ごした。まためいっこやおいっこ達に会える日を楽しみにしている。


俺はテレビジョンか?

2007年08月24日 | Weblog
2007年08月14日記載

というくらい、テレビ番組をお勧めしているが、懲りずに本日もお勧めのテレビ番組を紹介させて頂きたい。


本日23:25~23:50、NHK教育で、尊敬する城山三郎さんに関するプログラムが放送される。是非ご覧頂きたい。このプログラムは3週連続のシリーズ番組なので、本日(8/14)、8/21、8/28と放送される。来週、再来週も懲りずに告知させて頂くが、それは、より多くの人に城山三郎さんを知って、その著作に触れて欲しいが故である。


一昨日に放送されたプログラムも非常に興味深かった。唯一、文官でA級戦犯として絞首刑に処された広田弘毅元首相の死に様、処刑に至るまでに自殺した広田弘毅の奥さん、両親をそのような形で失った娘達の心情等を実に丹念に取材し、「落日燃ゆ」が執筆されたことが見事に映し出され、改めて戦争の罪深さ、権力の恐ろしさ、平和の大切さを認識させてくれた。

城山三郎さんが立派な作家であったことを再確認するとともに、亡くなってしまったことが残念でならない。

歴代内閣総理大臣

2007年08月24日 | Weblog
2007年08月09日記載

これまで我が国に何人の内閣総理大臣が存在したか皆さんはご存知であろうか。同一人物が複数回総理となっている場合もあるので、それらも含め全て列挙してみたいと思う。



初代:伊藤博文

2代:黒田清隆

3代:山縣有朋

4代:松方正義

5代:伊藤博文

6代:松方正義

7代:伊藤博文

8代:大隈重信

9代:山縣有朋

10代:伊藤博文

11代:桂太郎

12代:西園寺公望

13代:桂太郎

14代:西園寺公望

15代:桂太郎

16代:山本権兵衛

17代:大隈重信

18代:寺内正毅

19代:原敬

20代:高橋是清

21代:加藤友三郎

22代:山本権兵衛

23代:清浦奎吾

24代:加藤高明

25代:若槻礼次郎

26代:田中義一

27代:浜口雄幸

28代:若槻礼次郎

29代:犬養毅

30代:斉藤実

31代:岡田啓介

32代:広田弘毅

33代:林銑十郎

34代:近衛文麿

35代:平沼騏一郎

36代:阿部信行

37代:米内光政

38代:近衛文麿

39代:近衛文麿

40代:東條英機

41代:小磯国昭

42代:鈴木貫太郎




ここから第二次世界大戦後




43代:東久邇宮稔彦

44代:幣原喜重郎

45代:吉田茂

46代:片山哲

47代:芦田均

48代:吉田茂

49代:吉田茂

50代:吉田茂

51代:吉田茂

52代:鳩山一郎

53代:鳩山一郎

54代:鳩山一郎

55代:石橋湛山

56代:岸信介

57代:岸信介

58代:池田勇人

59代:池田勇人

60代:池田勇人

61代:佐藤栄作

62代:佐藤栄作

63代:佐藤栄作

64代:田中角栄

65代:田中角栄

66代:三木武夫

67代:福田赳夫

68代:大平正芳

69代:大平正芳

70代:鈴木善幸

71代:中曽根康弘

72代:中曽根康弘

73代:中曽根康弘

74代:竹下登

75代:宇野宗佑

76代:海部俊樹

77代:海部俊樹

78代:宮澤喜一

79代:細川護熙

80代:羽田孜

81代:村山富市

82代:橋本龍太郎

83代:橋本龍太郎

84代:小渕恵三

85代:森喜朗

86代:森喜朗

87代:小泉純一郎

88代:小泉純一郎

89代:小泉純一郎

そして恥ずべき安倍政権に続く。実に、90代、57人の首相が存在した(存在する。)。



各内閣が、各首相が、何を考え、何を行ったのか。それをまず知ってもらいたい。自分で調べて。

知識は判断の前提である。知識が全てではないが、知識がなければ何も始まらない。まず、知ることである。

(個人的には田中角栄以降の首相は論評に値しないと思っている。田中角栄以降はくそみたいな政治が行われている。勿論現在も。)

「歴史とは、過去との対話である。」(E・H・カー)

ちょっと気になる事件記事

2007年08月24日 | Weblog
2007年08月05日記載

単なる私の印象だが、読売新聞社は随分緒方重威被告人に厳しいトーンの記事を書いている(参照URL

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070805i101.htm )。まるで犯罪者のようである。

本ブログで再三述べていることだが、我が国は取り敢えず法治国家である。その法治国家である我が国には憲法があり、刑事訴訟法があり、それらを解釈し、法源となる判例がある。それらによれば、裁判で有罪の確定判決がなされない間は、被告人には無罪の推定が働いている。無罪として扱われなければならない。(このことを、刑法学者であり、最高裁裁判官も務めた団藤重光氏は「無罪推定の鉄則」と最高裁裁判官の時に述べている。)

読売新聞社はどこから取ってきた情報かわからないが(私は検察のリークだと思っている。)、緒方重威被告人を詐欺師と結論付けているように見える。マスコミとして極めて危うい行動様式である。憲法・刑事訴訟法・判例を無視するなら、緒方重威被告人が関与していた北朝鮮と何等変わらない。

読売新聞社が検察のリークではなく、自らが調査して報道していて、後日緒方重威被告人の有罪が確定すれば、これまでの一連の報道は正しかったということになるが、これが検察のリークをもとにした報道で、後日無罪となった場合には、どう責任を取るつもりであろうか。

読売新聞社が無責任な報道機関か否か、時間が経てば証明される。

女子バレーボール見ました?

2007年08月24日 | Weblog
2007年08月04日記載

良かったね~、日本チーム。高橋みゆきも木村沙織もいいけど、今大会はなんといっても栗原恵。

ジャンプサーブ、スパイク、バックアタックと、プレーももちろんいいんだけど、顔つきが非常にいい。

他の選手は得点したり、セットを取ったりすると笑顔がこぼれるんだけど、栗原はゲームセットまで顔が緩まない。ゲームセットまでは何が起こるかわからない、油断してはいけないという顔に見える。勝負師の顔だね。

移籍の問題とか、故障とかを経験して逞しくなったんだと思う。「艱難汝を玉とす」だね。見習わないと。


安倍首相の進退について

2007年08月24日 | Weblog
2007年07月30日記載

安倍総理は即刻辞任するべきである。有権者の意思がこれだけ明確に表明された以上、どのような言い繕いをしても見苦しいだけである。

かつて石橋湛山首相は、病気により在任わずか2ヶ月で辞任した。今でも私は、どんな批判をされても踏ん張って石橋湛山がもう少し首相を続けてくれていたら今の日本は違ったものになっただろうと思うことがある。

安倍総理に対してはそのような感情は欠片も浮かばない。


山本孝史参議院議員

2007年08月24日 | Weblog
2007年07月29日記載

ご存知の方もおられるかと思うが、山本議員は末期がんの患者であり、がん対策基本法成立に尽力したことでも広く知られている。今般の参議院議員選挙にも立候補し、恐らく当選する。

山本議員はテレビで見ていてもはっきりわかるくらいどんどん痩せていっている。失礼を承知で言わせてもらうが、任期の6年はもたないだろう。ご自身も立候補をするべきか否か相当迷ったようである。選挙戦の最終日には酸素を吸引しながら街頭演説を行った。

ご自身の体のことを考えれば、ゆっくりと静養する方がいいのであろう。ご自身もそんなことは百も承知だろう。しかし、それでもなお、山本氏は立候補した。命を削ってでも為すべきことがあると考えたからだろう。私も山本氏の行っている行為は命を削ってでも為すべきことだと思っている。

抗がん剤を投与されながら活動することのしんどさは、同じく抗がん剤治療を受けたものとして、いくらかはわかるつもりである。それでも活動する山本氏の精神力にはただただ感服する。他の議員も少しは見習ったらどうだろうか。

山本孝史議員のホームページのURLは http://www.ytakashi.net/ である。命を削りながら国民生活のために生きている人の生き方を是非ご覧頂きたい。

丸川珠代参議院議員候補について

2007年08月24日 | Weblog
2007年07月29日記載

丸川珠代が当選しちゃ駄目だろ。自分が3年も投票行っていないで、どの面下げて立候補してるんだ。

丸川珠代本人も、応援している安倍総理も、自民党も、どこまで国民を馬鹿にしているのか。丸川珠代には「当選したとしても辞退しろ!」と言いたい。

明日は山本孝史参議院議員候補(おそらく当選すると思う)について記事を掲載する予定であるが、丸川珠代には「山本孝史氏の爪の垢でも煎じて飲んで、政治の世界から身を引け!」と言いたい。

アナウンサーもしくはタレントとしてならいくらでも丸川珠代を応援する。

もうじき選挙終了

2007年08月24日 | Weblog
2007年07月29日記載

もう少しで投票が締め切られる。当選し、議員となったものは不逮捕特権(憲法50条)や免責特権(憲法51条)等を与えられ、余程のことがない限り、6年の任期を全うする。

投票を終えた国民は、選出され議員となったものが、今後どのような発言をし、行動を取るのか見守っていくこととなる。そしてその結果を次回の選挙の際の行動に反映させなければならない。そのためには、今回の選挙戦で候補者が、政党が、何を言っていたのかをよく覚えておかなければならない。言っていたことを守ったか、言っていたことと違うことを行ったとしたら、その変化には合理的理由があったのか、緻密に考え、次回の投票行動に反映させなければならない。それを国民が怠ると、選挙は意味のないセレモニーに堕してしまう。

民主主義はかくも面倒で手間のかかる制度である。1つの公約の結果が出るまでに相当な年月も要する。しかし、民主主義制度以上に国民の権利・自由が守られる制度が存在しない以上、我々は民主主義制度を維持し、可能な範囲で発展させる他ない。


選挙について

2007年08月24日 | Weblog
2007年07月28日記載

一般に、選挙は未来を形成するための行為のように思われているが、実は、過去に行われた政治に対する評価をくだす機会である。(全くの新人、全く初めて結成された政党は除く。)

立候補者や政党は「あれをやります。」「これをやります。」とかまびすしいが、選挙が終わった後で彼らを法的に拘束する権限は国民にはない。これは我が国のみならず、どの民主政国家でも同様である。(このことを憲法学上、「自由委任」という。)

とすれば、選挙戦は「あれをやります。」「これをやります。」と出来るか出来ないのかわからないことを並べ立てて、それに対し、淡い期待をもって投票しようと考える場ではなく、過去に議員であったものが、政党が、法案についてどう発言し、どう考えて賛否を表明したのかを検証する場であるべきである。

「あれをやります。」「これをやります。」と並べ立てるのは誰にでも出来る。誰にでも出来ることしか出来ない人間を国民の代表とし、税金を与えてやる必要はない。代表であるべきであり、税金を投入してでも、国民の役に立って欲しい人をこそ選挙で選出すべきである。そのための手段は、繰り返しになるが、各議員の発言、行動を綿密に調査し、評価をくだすことである。各議員の集合体である政党がどういう根拠をもって法案に賛否を表明したかを綿密に調査し、評価をくだすことである。

現在はそのようにはなっておらず、各マスコミも「党首の2週間」などとくだらない特集を組んでいるので、上記のように考える機会が十分ではないが、より多くの人に、議員であった者が、各政党が過去に何をしたのかをじっくり考えたうえで投票に臨んでもらいたい。選挙期間中のいい加減なスローガンなんぞよりも確実な証拠が過去に残っているのだから。