おじさん山伏です

修験道の修行から見た心の散歩です。
アイヌのアシリ・レラさんからの命名です。
「キムン・マタギ」になりました。

円覚寺お参りその2 最後に岡田先生の論文からです。

2022-04-07 | 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ありがとうございました。

 

新潟大学名誉教授 岡田先生のブログから


(2022.4.4)

NEW!
―第2回― 人々を狂わせたワクチン神話
<パート1> 製薬企業の事情


 ドイツのベンチャー企業ビオンテック社は、以前からファイザー社と共同で、

インフルエンザなどのワクチン開発を新技術のmRNA法で取り組んでいました

その会社を経営する二人の技術者(夫婦)は、パンデミックが明らかになった2020年3月1日

、ファイザー社の取締役に「コロナワクチンを一緒にやらないか」と持ちかけます。

オファーを受けた取締役は、獣医の資格をもち家畜用の医薬品開発を担当していた人ですが、

同時に9万人の社員の生活を守る責任も負っていたことから、一瞬のためらいを感じました。

いまだ誰も実用化に成功していない技術だったからです。しかし決断は早く、

ビオンテック社と利益を折半するという条件で、

臨床試験や販売戦略を担当することに合意しました。

早速、社用ジェットをドイツに飛ばしてmRNAワクチンのサンプルを

受け取ったファイザー社スタッフは、ニューヨーク州にある同社の研究所に持ち込み

動物実験に取りかかりました。

モデルナ社のほうも、すでにmRNAワクチンの研究を進めていたことから、

早くも2020年1月13日に開発に着手し、2日後には最初のサンプルが出来上がっていた、

と報じられています。

ウイルスの遺伝子配列をコンピュータに入力さえすれば、

どんなワクチンもつくれる準備ができていたからです。

<パート2> 大統領と米軍の関与


米国食品医薬品局(FDA)ワクチン部門の責任者は、

感染者が急増する中、一刻も猶予がならない事態と考え、

国が資金を出し、軍が指揮を執る形で製薬企業にワクチンを作らせるという計画を考え出しました

その名はオペレーション・ワープ・スピード(光速ワープ作戦)、人気テレビドラマに出てくる言葉です。

2020年3月2日、当時のトランプ大統領は、主だった製薬企業のトップを集め、

「今年の10月までに完成させるように」と指示を出しました。

その年の11月には自らの再選がかかる大統領選挙を控えていたからでした。

同年5月、トランプ大統領は、オペレーション・ワープ・スピードの発足を、メディアに向けて声高らかに宣言しました。実務者の会合は、官民一体というよりも官僚と軍人が一体になったもので、FDAトップと製薬企業の担当者、それに統計学の専門家、予算担当者などが招集されました。

会合は、毎朝8時きっかりに始まっていました。米軍が得意とする「4日間リズム戦略」、

つまり4日ごとにやり方を変えていくという方式(意味不明)が取られ、

「少佐」と称する軍人が指示を出していました。ある参加者は、軍人の名も知らされず、

「まるで軍隊で秘密作戦に従事しているようだった」と、のちに語っています。

当初、ファイザー社の計画では、ワクチン群とプラセボ群を合わせて32人のコロナ感染者が確認された時点で

臨床試験をいったん終わり、まとめをすることになっていました。

しかし、会合の席上、感染者数をもっと増やす必要があるとの指摘がなされました。

また対象者全体の人数も少なく、黒人などマイノリティをもっと加えるようにとの指示も出されました。

同社は、この指示に従って、臨床試験の途中で計画を変更してしまいます。

<パート3> 永遠の謎
 大統領選が終わった5日後、ファイザー社の取締役は、

役員会の席で臨床試験の統計担当者からのリモート報告を待っていました。

「やりました! 感染者が94人いて、そのうち90人はプラセボ群からでした」。英語で90と19は発音が似ています。「いま19って言った? それとも90?」と、取締役が聞き返したほどでした。彼らはソーシャルディスタンスも忘れ、互いに抱き合って喜びを分かち合いました。

この結果は、直ちにバイデン新政権発足チームに報告されました。

あと回しにされ怒り狂ったのは、政権末期のトランプでした。

さかのぼること数か月前、オペレーション・ワープ・スピードによって、

政府は、ワクチンが完成したらファイザー社から1億回分を1,900億円(1ドル100円換算)で

買い上げるという契約を結んでいます。開発に失敗した場合、

経費がどうなるのかは明らかにされていません。一方、モデルナ社のほうは、

買い取りではなく、原材料の調達や工場の拡張費用として2,500億円を国から受け取るという契約をしています。

トランプ前大統領が業績を焦るあまり、

「ワクチン」という甘い言葉に自ら酔い、製薬企業に脅しをかけるような手段で開発を急がせた、

というのが、そもそも神話が醸成される素地となったのでしょう。

その年の暮れに発表された臨床試験の報告論文で

「有効率95パーセント」が報じられたわけですが、

この数字に意図的な操作がなされていたのは、当ホームページで繰り返し指摘してきたとおりです。

報告を受けた製薬企業の重役たちが歓声を上げた、

という話がもし本当であれば、彼ら自身もデータの操作を知らなかったことになります。

一方、これらは当事者しか知らない話ですから、作り話であった可能性も否定できないわけです。

もし製薬企業の役員たちが本当に知らなかったのだとすれば、

裏で誰かがデータの操作をしていたことになります。

トランプが何を指示したのか? 名も明かさない軍人が一連の計画で何をしていたのか? 

臨床試験がスタートしていたにもかかわらず、

途中で都合よく計画を変更するという「禁じ手」を打ってしまったことを、

製薬企業はどう釈明するのか? そして、その道のプロたる製薬企業の役員たちが、

出来過ぎのデータを見て何も疑問を感じなかったのか?・・・など、多くの謎が残ります。

<パート4> まとめ
 「有効率95パーセント」・・・このマジックワードが、

専門家・医師たちを狂わせた「ワクチン神話」の始まりでした。

かりに製薬企業の発表したデータにねつ造がなかったとしても、この数字にはトリックが仕組まれているのも、知っておく必要があります。この数字をどのように理解しましたか? 「100人のうち95人でワクチンは有効だ」と思ったのではありませんか?

論文には、計算前の調査データは以下のようであったと記載されていました。
 ワクチン群18,198人, うち感染したのは 8人
 プラセボ群18,325人, うち感染したのは162人

プラセボ群とは、ワクチンの代わりに食塩水を打った人たちのことです。

この数字を全部つかって、有効率を計算し直してみます。
 ワクチン群の感染率: 8/18198×100≒0.04(%)
 プラセボ群の感染率:162/18325×100≒0.88(%)

引き算をすると、0.84パーセントとなります。

つまり「ワクチンを接種したら100人当たり1人弱の感染が予防できた」ということです。

残りの99人以上は、ワクチンを打っても感染するか、

あるいは感染リスクがないにもかかわらずワクチンを打って、

副作用で損をするだけかもしれない、ということなのです。

一方、論文で強調された有効率95パーセントは、(1.0 - 8/162)×100と計算したものです。

公認の算出法のひとつではありますが、

製薬企業の宣伝に悪用されてきたという歴史があります。公表される情報には

、巧妙な罠が十重二十重に仕組まれています。

次回の第3回は、「メディアのプロパガンダ」です。

 

 

 

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