1週間程前から夢枕 漠さんの陰陽師を読み始めました。
夢枕さんの長辺小説「生成姫」「瀧夜叉姫」を読み終わりました。
昔夢枕さんの空海の話が面白くて、続きとしての陰陽師シリ-ズが読見たくなりました。
読んでいて話の元にになっているのが、今昔物語や日本霊異記などが出てきます。
2,3日前まえ みなとみらのクイ-ズタワ-の丸善で
三浦佑之先生の「日本霊異記お世界」が目に止まりました。
古事記や日本書記で、三浦先生のファンになり夢枕さんの話から
面白そうで買ってしまいました。
読み始めているところですが、古事記や日本書紀や風土記など
いろいろと繋がっていることを教えてくれます。
学術書なので値段はちょっと高いのですが。
第1講で雷丘(いかずるの丘}のはなしですが、万葉集、日本書紀に書かれていることなど、
当時の文献でどのようにかかれちるのかを解説しています。
そのときに目に入ったのが、鏡リュウジさんの「占星術の文化誌」でした。
10年以上まえですが、ホロトロピックの講演会でⅠ度お逢いしました。
この本では、占星術のヨ-ロッパの占星術の話が出てきます。
ロンドンののみの市で1949年のALMANACKを見つけた話。
1年に2,3回は、イギリスに出かけて学会や占星術師を情報の交換をしているそうです。
清水義久さんのセミナ-で西洋マジックとしての占星術の話が時々出てきます。
清水義久さんも沢山の本を読まれていることを感じます。
何でも良く知っていると感心しますが、鏡リュウジさにも同じ雰囲気を感じます。
この本をみるとその造詣の深さが少しわかります。
目次からです。
第一章 占星術とメディア
マスメディアの「星占い」の誕生
太陽占星術の誕生
忘れられたもう一つの「星座占い」
ソ-ラ-バイオロジ-
第二章 占星術と文学
シェイクスピアは星占いを信じたか
『カンタベリー物語』の星たち
『神曲』の中の宇宙
ダンテを導く星たち
第三章 占星術と美術 星の神々のグレートジャーニー
「イコノロジ-」(図像学)の誕生と占星術
ボッティチェリ『春(ラ・プリマヴェ-ラ』の春と愛の魔法
デュ-ラ「メランコリア-」に封じられた占星魔術
第四章 占星術と盲楽 天球の音楽を聴く
『組曲惑星』
ピュタゴラスからケプラーヘ 星の音楽を写し取る
第五章 占星術と医術 星の薬草の治療効果
自由七科目から占星医術へ
ニコラス・カルペパ-の戦い
第八章 占星術と心理学 内喰る宇宙を探求する
ユングと占星術
心理占星術の誕生
1/27日 よこはまの港に海洋大学の練習船が寄港していまいた。
前書きからです。
占星術を単なる前科学、ないし偽科学と見るのではなく、思想史の重要なジャン
ルとして学問的研究の対象とする動きは、近年になって本格化してきた。「西洋」
占星術の領域においては、ギリシャ語、ラテン語、アラビア語に通じた研究者たち
による科学史、文化史家たちの仕事に加え、宗教学、人類学などの立場からの分析
もようやく加えられるようになっている。今後、文化史における「占星術」の重要
性はますます認められていくだろう。
だが、そうしたアカデミズムにおける成果と、一般の人々の認識の間には、ずい
ぷんと隔たりがあるのが現状だ。
ありていにいえば、星占いといえば「今年の運勢を教えてください」という層と、
専門性の高い論文を読みこなせる層の間には、大きな乖離があるのだ(これはいわ
ゆる「プロ」占星術家にしても同じである)。
本書を執筆する動機は、その間を少しでも埋めることができないかという願いだ
った。本書を開いていただければわかるように、占星術は単なる運勢判断だけでは
なく、メディア、文学、美術、音楽、医術、心理学などなど実に幅広いジャンルで
重要な役割を果たしている。本書で取り上げたのは、ほんの一部ではあるが、その「ほ
んの一部」を一瞥していただいただけでも、西洋の文化を理解するうえで星の文化
がいかに重要であるかを感じていただけるのではないだろうか。
清水義久さんのセミナ-を2年近く学んでいると
まさにこの前書きに書かれたことの意味がわかります。
願望をある装置に記憶させ5次元の世界でその願望が叶えられるという
話があります。清水さんのセミナ-のお誘いにも
似たような文章が見られます。
中華街では、占いのお店が増えました。
手相が両手で500円とか。
でもこれまでセミナ-を受けてきて、鏡さんの文化誌のように広い視野が必要です。
ありがとうございました。
今日は、少し抹香臭いお話でした。