日本医事新報2022年5月号
パンデミックにおける認知症の人への対応 長尾和宏
認知症はさらに増える
1月6日付けのランセットの姉妹誌に「このまま対策を取らないと世界の認知症患者数は、
2019年の5700万人から50年までに1億5300万人と、約3倍に増加する」という予測が掲載された。
日本においては生活習慣病の啓発が進んでいるので分析の対象国の中では最も増加率が低いとされている。
それでも、412万人から約1.3倍の524万人になると予想している。
コロナ前から認知症の増加が報じられ、様々な対策が練られてきた。
しかしコロナ禍が2年以上続いている現在、町医者の日常診療において認知症の増加は、
かつての予測よりも加速しているように感じる。
その理由として、
1)過度な自粛によるフレイルの増加、
2)歩行やカラオケなどの機会の減少、
3)他者とのコミュニケーションの機会の減少、
4)介護サービス利用の減少、
5)生活習慣病の悪化、
6)医療介入の機会の減少、などが考えられる。
要介護5で寝たきりの認知症患者さんも自宅でずっとマスクをしている。
余命いくばくもない在宅患者さんも「コロナが怖い」と言われる。
あらためてテレビの情報番組の影響力の大きさを思い知らされる
。しかしコロナ禍ですっかり忘れられているのが認知症の人への配慮や対策ではないのだろうか。
すっかりコロナの陰に隠れてしまった。
一般的なコロナ対策はもちろん大切だが、国家的課題である認知症対策をそろそろ思い出し
、両者を上手に重ね合わせる議論をする時だろう。
コロナ収束後の日本社会を想定して動かないと医療システムが混乱する。
市民は薬物療法に期待するが、根治的な抗認知症薬はまだ開発されていない。
最も重要なのは認知症の方の笑顔であり、啓発すべきは「ユマニチュード」だろう。
超高齢社会とパンデミック
人類がこれまでに経験したパンデミックにおける高齢化率は、
今回のコロナ禍ほどは高くはなかっただろう。
しかし現在のパンデミックのように、今後も感染症のハイリスク者は高齢者になってくるのだろう。
免疫能から見たら当然だろう。
その影響を一番受けるのは高齢化率が世界で最も高い日本国であろう。
ダイアモンドプリンセス号から現在の第6波の現在に至るまで、
一貫して重症者や死亡者の大半は高齢者である。
なんといっても年齢が重症化の最大のリスクだ。
当然のことながら、認知症も年齢が最大リスクである。
従って、パンデミック対策は常に認知症対策と併行して練られるべきだ。
しかし、高齢認知症の感染者も非高齢者の感染者と同じように扱われている。
そのため、あちこちで混乱が起きている。
パンデミック時の認知症介護について議論を深めるべきだ。
人材不足が慢性化している介護現場には、
認知症に関する教育を含めて国はさらなる投資をして欲しい。
介護施設においてはクラスター発生を回避するために、
閉じ込め型介護を2年以上続いている。
2年以上、一歩も外に出してもらっていない要介護の認知症者がたくさんいる。
もちろん、フレイルの進行や認知機能の低下は顕著だ。
閉じこめることでコロナ死やクラスター発生は回避できても、寿命は縮まる
。おそらく近い将来、超過死亡の増加という形に反映されるのだろう。
誤解を恐れずに言うならば、今後のパンデミック対策はある程度年齢別に想定しないといけないのではないか。
年齢で医療対応を区別すると「エイジズム」という批難が必ず聞こえてくる。
しかしそれは差別や選別ではなく、なにがその人にとって最良の選択なのか(ベストインタレスト)、
という視点で考えることにすぎない。
そのような発想がないと、さざ波程度でも医療崩壊するという事態は避けられない。
「超高齢社会とパンデミック」という新しい命題について論じるべきだ。
「ユマニチュード」は普及したか
認知症の人の介護スキルとして「ユマニチュード」が推進されてきた。
しかし長引くコロナ禍のなかですっかり忘れられた感がないか。
「認知症になっても住み慣れた地域でその人らしく生活する」
というスローガンもすっかりコロナによって片隅に追いやられてしまったように感じる。
さらに、あれだけ啓発が行われていた「地域包括ケア」も忘れ去られた
。筆者は、2020年3月21日の本誌連載で「新型コロナウイルス対策は地域包括ケアのフェーズに」と書いた。
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昨日買い物の途中で中島町講演で
保育園児20人ぐらいが遊んでいました。
でも誰一人マスクなしの園児はいませんでした。
あの炎天下です。
商店街でマスクなしで歩いている人は皆無です。
怖いですね!
宮沢先生のブログから
ダボス会議 体内に入るあらゆるものにチップを検討
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懲りないブログ
3時間前
ダボス#コロナは茶番#ダボス会議政治家関係者から今のダボスで何を話してるか少し聞き出せた。ワクチンにはチップの話をしたけど今度は薬や食べ物や飲み物にチップを入れる話が出ているそうです。参加者に大企業メーカーたくさんいたよね。つまり今度は市販の薬や食べ物で仕掛ける話をしてるわけだね—smilepeopleinjapan(@smilepeopleinj1)2022年5月27日いんぼうろんじゃないしSNSに流れてくるダボス会議の情報みてて、なんだ、やっぱり陰謀なんかじゃなくて、彼
”ダボス会議。”
画像 あ~どうしたものかのユーザープロフィール画像
あ~どうしたものか
6時間前
Davos会議、2022。モデルナのCEOが誰も欲しがらないので、我が社の枠陳、3000万本破棄することになったとのこと。https://t.co/okrELVsuT6—MasaHayata(@Luckyyuribou)2022年5月30日関連記事:https://ameblo.jp/aya-quae/entry-12745481020.html『”コロとウクの次/凶悪天然痘ワク/接種後脳腫瘍”』あゝ…https://ameblo.jp›aya-quae›entry.