久し振りに建長寺の裏山の半僧坊に行きました。
山門です。ハイキングコ-スに行くには、建長寺入り口で拝観料を支払います。
ありがとうございました。
感性リサーチ代表取締役・黒川 伊保子さんのエッセイから
JIJI.com 2020.12.23
自分とは関係ないグループの動向も、何となくつかんでいたりする。この潜在意識下の情報が蓄積し、
将来のとっさの行動や、「気付き」や「発想」につながったりしているのである 。
リアルの情報量は思いのほか、多い。このことを、人類は今一度、肝に銘じた方がいい。
特に、脳の入力期に当たる28歳までの若者を、電子空間にひとりぼっちにしていてはいけない。
◆体験の欠如
リモートでは、人は日常のちょっとした失敗を、わざわざ後輩に教えたりしない。
他人の失敗を目にしないでいると若者は失敗を恐れるようになり、リカバリーのコツも覚えられない。
若年層の体験の欠如。これがリモートワークの怖さだ。
理想は、会議のときだけじゃなく、作業時にも、チーム全員が緩くつながっている
ネットオフィス(人の気配がし、他者間の対話が「遠くのおしゃべり」のように、
さりげなく耳に入るような演出にしてもいいかも)。
せめて、先輩の顧客とのやり取りのメールを、後輩が眺められるシステムにしてあげてほしい。
やがて、リモートワークに寄り添うAI(人工知能)が、先輩の体験をのみ込んで、後輩を指導してくれるその日まで。
◆潜在意識下の情報
とはいえ、私たちの脳が「ザワザワ」の音声波形を解析して、特定のワードを切り出すとは考えにくい。
なぜならば「何を聞きとろうとしているか」、脳は知らないのだから。
百の波の中から、自分の琴線に触れる「何か」を、いちいち予測解析して探し出すほど、脳は暇じゃない。
となると、答えは一つ。潜在意識では、顕在意識の何倍もの音声を拾っているのである。
そのうちの、脳が「今、顕在化すべき」だと判断したワードだけが顕在意識にあがってくるのだ。
私たちの脳は、その持ち主が自覚していることの何十倍も知っている。
リモートの問題点は、ここにある。
意図的に交わされる情報以外が、ほぼ遮断されている点だ。
リアルなら、仲間の表情や所作を知らず知らずに感じている。
他者が上司や顧客と話すシーンを見聞きすることができる。
リモートの問題点は、ここにある。
意図的に交わされる情報以外が、ほぼ遮断されている点だ。
リアルなら、仲間の表情や所作を知らず知らずに感じている。
他者が上司や顧客と話すシーンを見聞きすることができる。
自分とは関係ないグループの動向も、何となくつかんでいたりする。
この潜在意識下の情報が蓄積し、将来のとっさの行動や、「気付き」や「発想」につながったりしているのである 。
リアルの情報量は思いのほか、多い。このことを、人類は今一度、肝に銘じた方がいい。
特に、脳の入力期に当たる28歳までの若者を、電子空間にひとりぼっちにしていてはいけない。
(時事通信社「コメントライナー」2020年12月9日号より)
最近、リモ-トで会議や講演会があるが、出来るだけ参加しないことにしている。
それは、鎌倉や箱根を歩いて花や木々が語りかけてくる楽しさを知れば知るほど
リモ-トのむなしさを感じる。
これからもリモ-トで行われる講演会は出席しないと心に決めている。
それより、お寺さんで仏様をまえにお経をあげているほうが
よほど楽しい。そして本を読む。
今、司馬遼太郎さんの義経を読み始めた。
安部龍太郎さんの本で知りましたが、作家は沢山の知識から
物語を作り上げていることを読むのが楽しい。
義経の話はあきるほど読んでけれど司馬先生を義経を読んでいて
新しいことを発見する。
リモ-トにない素晴らしさを感じます。