おじさん山伏です

修験道の修行から見た心の散歩です。
アイヌのアシリ・レラさんからの命名です。
「キムン・マタギ」になりました。

久しぶりに読み応えのある本を読みました。「カラダにいいことやめてみる。」

2017-09-22 | 読書感想

 このところ面白い本を立て続けに読んで見ました。

円覚寺の「円覚」に毎回、書かれている桜井竜生医師の文章に惹かれて

「病気にならない生き方考え方」と「カラダにいいことをやめて見る」の2冊。

桜井先生は、消化器一般外科を専攻し、漢方専門医になられた先生です。

H.Pを見て、10月から初級の漢方講座に通って見ようと考えています。

http://seyaku.com/

漢方クリニック 龍源寺内 三田 施薬院診療所
Tel 03-3457-6626
Fax 03-3457-6638
〒108-0073 東京都港区三田5-9-23-201
東京メトロ三田線・都営地下鉄南北線 白金高輪駅 5分
JR田町駅 徒歩15分 

清水義久さんのセミナ-に半年通っていると

東洋医学に自然に興味を持つようになりました。

漢方専門医の先生にその神髄の一端を感ぜられるのではと考えました。

この2冊の本を読み、体の不思議さをつくづく教えられました。

清水さんと不思議と繋がってきました。

「カラダにいいことをやめてみる」は、面白い。

今まで漠然と思っていたことが書かれています。

「カラダにいいことをやめて見る」 漢方医 桜井竜生。

   本名 桜井正智 日本東洋医学会漢方専門医。

       北里大学東洋医学総合研究所、聖マリアンナ医科大学勤務

       消化器一般外科を専攻後、漢方専門医に。

目次から

目次から

第1章 「健康法」という病

  1.それでいいのか?

  2.人は究極の「雑種」である。  

  3.体にいいものは変化する。

  4.サプリメントは不安に効く宗教

  5.良いわけのために飲む薬

  6.たくさんやっている健康法の一つをやめてみる

  7.医者はインフルエンザにかからない?

第2章 「食べるもの」を選ぶより「食べないものを」を選ぶ

  10項目ありその中から

  3.高級料理よりコンビニ食が健康的な時がある。 

  5.食事の簡単三原則

  9.「まだだいじょうぶ」と思わない。

第3章 「医学にできないことを」を知っておく

 9項目があります。その中から 

  1.医者ができることできないことを知ろう

  3.「病気を理解した」という誤解

  5.ゆっくりなった病気はゆっくり治す

  9.ストレスを与える医者

第4章 患者と医者の勘違い

 11項目があります。

  2.期待しすぎる患者

  5.教祖のような医者

  8.医者に聞いてもムダなこと

  11.うそをつかれる患者

第5章 東洋医学の感じ方

  1.数字化できない変化

  2.自分で感じるしかない

  3.東洋医学は現代医学より術の割合が多い

  4.黄金比とヒ-リングア-ト

第6章 「言葉にできる感覚」「言葉にできない感覚」

  9項目があります。

  2.「暗黙知」と形式知」

  3.漢方の方が怪しいのは暗黙知のせい

  8.科学の教育、術の教育

  9.医者の直感

第7章 症状になる前に感じる

  7項目があります。

  2.周囲の状況によって変わり続ける体

  4.生活の変化で治った経験

  6.「心地よい場所」は錯覚ではない。

第8章 体のつぶやき

  6項目あります。

  1.体の声を聞いてみる

  2.好調のサインを覚えておき常識にまどわされない

  6.「体調がいい」感じを忘れない

目次を見ているだけでわくわくしてきますね。

前書きからです。

まえがき

本来なら、医者の寿命は、ほかの職業の人のそれより長いはずである。

 医者は病気の知識がいっぱいあるうえ、早期発見ができる機器や検査手段が身近にある。

しかも友人には医療関係者が多く、最新の検査や治療がいち早く受けられるチャンスも多い。

ところが、医者の寿命はほかの職業の人と比べて特段長くない。というより、私の印象では短いくらいだ。

 命はだれにとっても一番大切である。

それなのに、健康を守る知識を学んだはずの医者自身が、自分を守れない。

それが現代の医学である。医者に自分の健康管理をまかせたり、

「医者が言うことは全部聞こう」なんていうのは、ナンセンスだ。

 ちまたにあふれる健康法も同じである。みな現代医学(西洋医学)の理屈をペースにして開発され、

効く効かないを判断、説明されている。信憑性があるだろうか。

医者の寿命が長くないのと同じように、多くの健康法に疑問符がつくのではないだろうか。

 人が病気にかかるか、かからないか。どのくらい生きられるか、いつ死ぬか。

それらは、医学知識を持っているか、持っていないかに左右されないように思う。

 もっと言えば、医者のような医学知識なんかなくても、健康で長生きする人がいっぱいいるのである。

病気が見つかるか見つからないか、自分に合う治療法や医者に出会えるか、出会見ないかなど、複雑な要素の結果が健康だ。

 小学生のころ、私は『週刊少年チャンピオン』に連載されていた手塚治虫の『ブラック・ジャック』に夢中になった。

 もともと痛みや病気が怖かった私は、難病やひどいケガでも手術で治してしまう外科医の物語に引き込まれていった。

そして、医者になれば怖い病気の予兆もわかるし、医者の友だちもたくさんいるだろうから、

たとえ専門外の病気になっても安心だ。きっと長生きできると確信していた。

こうして、祖父も父も絵描きであったにもかかわらず、医者の道を選んだ。そして外科医になった。

 ところが、大学を卒業して医者になったら、同級生の医者が過労や病気で次々と亡くなっていくではないか。

一方、東洋医学(漢方)を専門にしている医者は、みんな高齢まで仕事をしている。

「なぜだろう」と思った。でも、まだ現代医学の全体像が見えなかった

私は、とりあえず目の前の外科の研修を続けることになる。

 やがて研修を終えて外科医になって気づいた。

私は病気やケガの対応はできるようになったが、一番興味のある治療しないで済む方法、

つまり「病気にならない方法」はちっとも教えてもらえなかった。

ブラック・ジャックはヒューマニストではあるが、臓器を機械のように扱う。

今は自信をもって言い切れるが、そんなことをすれば一生、不具合に悩まされるから、

可能な限りやめたほうがいい。それでは、病気は治らないし防げない。

 私か外科医から漢方医になる過程は、自分はブラック・ジヤックではないこと、

人は機械のように操作できる臓器の集まりではないことを知る過程でもあった。

 私たちは、現代医学に身をまかせすぎている。その頼り方を少しゆるめてみてはどうだろうか。

そして、自分で自分の体のことを感じ、考えてもらいたい。

 現代医学は、病気になってしまった患者に対応する力は持っている。

でも、今、生きている人たちの多くは、病気と健康の間で揺れているのだ。

その揺れをしっかり自覚し、揺れすぎた場合には、早めに対策をとれるように自分の体を感じてもらえればと思う。

また、世の中は、「カラダにいいこと」だらけである

「カラダにいい」というキーワードがあれば、無条件に取り入れる。でもそれでいいだろうか。

 人はみな違う。特に体調が悪かったり、老齢だったりすると、

さらにその効果の違いに大きく影響される。

ただ、「カラダにいいこと」をため込むのではなく、

自分には何か合うのかを感じながら一つ上の次元の健康を実現してほしい。

「この病気にならない生き方考え方」は、アマゾンで1円(送料別にかかります)

一気にその日のうちに読んでしまいました。

いままで漠然と健康のこと体のことを考えていたことに大きなショックでした。

桜井先生は、紹介のない一般の患者さんは多忙のために

診察を受け付けていないそうです。

桜井先生を訪れる人にサラリ-マンの方はほとんどおられずに

経営者が多いそうです。

ありがとうございました。

今日は読書感想文を載せて見ました。

写真はみなとみらいからです。

 

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