おじさん山伏です

修験道の修行から見た心の散歩です。
アイヌのアシリ・レラさんからの命名です。
「キムン・マタギ」になりました。

明月院の紅葉はまだです。11/3日笹竜胆(ささりんどう)が満開です。

2017-11-07 | 日記

 明月院は、あじさいの季節でも紅葉の季節でもないので静かなたたずまいです。

面白い本を見つけました。

「悩みの9割は歩けば消える」 川野泰周(精神科医で臨済宗建長寺派林善寺住職)

現代人は、精神疲労や脳の疲労がぐっすり寝ることが出来ない原因です。

歩く瞑想を5分でも行えば疲労が回復します。

歩き方が詳しくかかれています。

一読の価値がありますね。

今、はやっているマインドフルネスを取り入れることです。

 

ススキの穂がきれいですね。 

 

あじさいさん、来年もよろしくね。 

 

 

 

 後庭園は、11月下旬公開です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ありがとうございました。

この本からです。

まさに自分のことを言われている感じです。

一条恵観山荘の庭園を歩くとまさにこの感覚です。

 

都会から離れて山や高原、海辺など非日常の空間に身をおくと、

それだけで日常の悩みを忘れられ、頭の中がリフレッシュできるものです。

 これを「リトリード」といいます。

「避難」「退却」「修養」といった意味を持つこの言葉が示すように、

日常の慌ただしさから一旦距離を置き、大自然の中で自らの存在と向き合うことが、

現代人にはとりわけ必要なのです。

 マインドフルーウォーキングにおいても、「ふだんとは違う場所で歩く」ことによって、

瞑想の効果が顕著に現れやすくなります。

休日に野山を裸足で歩くなんてことができたら最高に気持ちがよさそうだけど、

わざわざ遠出する時間がとれない、という人も多いはずです。

プチリトリートに適しているのは、他人刃視線を感じない場所や、

他人に話しかけられない場所などですが、

一番良いのは、鳥のさえずりや風の音、川のせせらぎなど、自然を感じられる場所です。

というのも、自然の音や風、香りなどは絶えず変化していて、複雑な「ゆらぎ」があります。

 この「ゆらぎ」がいいのです。

一時期流行した「I/fゆらぎ」がまさにこれを示しています。

1/fゆらぎとは、「川の流れ」「雨音」「そよ風」「波の音」といった、

およそ自然界を構成するあらゆる物に見られる不規則なリズムです。

「森羅万象の足音」とでも言えるでしょうか。

このゆらぎを感じているということは、私たちは大自然の一部であり、

大自然に守られているということを意味します。

 ところが、時としてあまりにも機械的、規則的なリズムを体験すると、

このゆらぎが乱れたと脳が認識します。

すると脳は、「自然ではない、何か大変なこと、

恐ろしいことが起きようとしているのではないか」と判断をして、

自覚できない深層心理のレベルでストレスを発生させることになるのです。

マインドブルーウォーキングの際にはぜひ、片足ずつ注意を向けることと同時に、

周囲の景色今風の感触、小鳥のさえずりなど、移り変わっていく自然の「ゆらぎ」を感じてみましょう。

それが、「気持ちを切り替える力」を養ってくれます。

 こうした条件を満たすお気に入りの散歩コースを近所に見つけるのも、また楽しいかもしれません。

 わざわざ野山に行かなくても、ゆらぎを感じることはできます。

街中の散歩コースも、日によって条件が全く変わります。

晴れの日、雨の日、交通量の少ない日、多い日もありますし、

公園に咲く花も、頬をなでる風の香、強さ、湿度なども季節ごとに変わる。それも「ゆらぎ」なのです。

 ちなみに、こうしたゆらぎを感じるためにも、

ウォーキング中は音楽をイヤホンで聴いたりしないのがポイントです。

音楽以外の情報がシャットアウトされてしまいますから。

 それから、できれば1人で歩くほうがいいでしょう。

友だちと待ち合わせておしゃべりしながら一緒に歩くのも楽しいですが、

残念ながら、足の感覚に集中するのは難しくなってしまいます。

歩いた分のカロリー消費と気分転換、健康増進は期待できるのですが、瞑想による効果は望めません。(中略)

 

簡単にいうと、歩き続けているうちに知覚が鋭敏になり、生き生きとした、

ありのままの世界を感じられる状態に入るのです。

世界の美しさ、生命の豊かさを慈しむように歩くのが楽しい、気持ちがいい、そんな心の状態になれるのです。

忘れないでほしいのは、オープンーモニタリングの感覚をつかむためにも、

まずはフォーカストーアテンションが欠かせない、ということです。

 音楽を聴きながら、SNSをチェックしながらでは瞑想にならず、ふつうの散歩と変わらなくなってしまいます。

 ただし、マインドブルーウォーキングができない、楽しくないという人には、

「カメラを持って散歩してください」とすすめています。

カメラを片手に歩いてみると、「こんなにも綺麗なものがあるのに、

ふだんは通り過ぎていたのか」と気がつきます。

 「それならスマホのカメラでいいじゃないか」と思われるかもしれませんが、

そうではありません。スマホで撮った写真は、すぐにSNSにアップしたり、

アプリで加工したり、アルバム機能で整理したくなるからです。

 SNSで「いいね!」をいくつもらえるかな、なんて考えるのは帰宅してからにしましょう。

歩いている最中は、ただ、そこにあるものに目を向けて、素敵な被写体を探してみてください。

精神科の先生なので理解しやすいお話が載っています。

今度、素足で一条恵観山荘の庭をマインドフルネス・ウオ-キングで「歩いてみようと思います。

敷石や苔の感触が伝わって来るのが楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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