新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

9月20日 その2 スポーツの話題

2020-09-20 16:09:27 | コラム
矢張り新内閣の話題からは離れて:

DeNA対読売の野球:

昨19日は何となくこの野球を見ていた。オリンピックに備えて一塁と三塁側に高層建築のようなスタンドを増設してあったが、今回規制が解かれてその新スタンドにも観客が入ったのを初めて見た。あの位の高さであれば全体が俯瞰できて良いかと思ったが、解説者(槇原?)があそこまで上がる階段が大変だと言っていたのが印象的。身体を動かせる間に、あの高いスタンドからフットボールを観る機会が来れば良いのだがと思って聞いていた。

そこで野球である。読売巨人の布陣が非常に(異常に?)印象的だった。と言うのは、ピッチャーがサントスとか言うヒスパニック、キャッチャーが西武から採ってきた炭谷、一塁手が西武からアメリカ帰りの中島、左翼手が樂天で外国人を取りすぎた為に余剰人員として二軍にいたウイーラー、中堅手が私が言う極悪人の広島から採った丸。右翼手もパーラとか言う外国人。日本人で巨人がまともに育てたのは岡本と坂本だけ。二塁にいた吉川は未だ一本立ちしたとは言いがたい半端物。

この布陣の他にベンチにはFAで取ってきた陽岱鋼他の他球団に行けば一本目になれそうな補欠を余計抱えているのだから、悠々と首位を独走しているのは当たり前だ。私は決して監督が優れた指揮官であるからとは思っていない。私はこの球団の弱点は何時まで経ってもまともな正二塁手が育ってこない、いや育てきれずにいることだと思っている。恐らく日本シリーズでまた当たるだろうソフトバンクでは何人の育成上がりの一本目がいるかを考えて見るべきだろう。SBには外国人もいるが、育成から育て上げた千賀、甲斐、周東、栗原等を何と見るかだ。

次はDeNAに行こう。私はこのアメリカのMLB式に近い野球をする、この球団の試合を見るのは嫌いではない。それはラミレス監督の思想が出ていると思っている。兎に角セントラルリーグを代表すると言っても良いほど打ちまくる力を備えた打者が揃っている。だから、当たっている日の勝ち方は気分爽快にしてくれる。昨日などはその典型的な例で、1人でホームランを2本も打った者が2人も出たのだから痛快だった。だが、その豪快さのコインの裏側は緻密さの欠如で、日本式に言う「テイームバッテイング」などをやろうという意欲は希薄だ。でも面白い野球をやってくれる。

私はあそこまでの強打者を育てたラミレス監督の手腕には敬服する。だが、読売を倒して日本シリーズに出て行くような、強打者を活かす野球をする為には今は亡き野村克也氏のような頭脳的で精密な野球をする必要があると思う。私は今年の布陣のような凄みのある打者を揃えた年に、ソフトバンクと打ち合うような日本シリーズになったら本当に面白くなるだろうと密かに期待している。その為には、もう少し選手層を厚くする必要がある。この球団も二塁手に人を得ていない。

US Openゴルフ:
今朝は早く目が覚めすぎたので、リモコンを押したらアメリカのゴルフが出てきた。テレ朝だった。アメリカのゴルフ中継は何時も時差の問題があるので、このように早朝か深夜になるので、ほとんど観ていない。久しぶりのことだった。となると出ているゴルファーたちは最早年齢層が変わっていてほとんど知らない顔と名前だった。僅かに我が国の松山英樹が何とか食い下がって-2だったかで3位に付けていた。これは立派な健闘振りだと思っていたが、結局は3日目を終えて首位と5打差のイーブンパーに終わっていた、微かながら優勝の希望を残して。

私はゴルフを辞めてから既に46年も経ってしまった。当時と現在ではゴルファーたちの身体能力が違うと言う前に、道具が全く異なっている。70年代とはドライバーなどが飛ぶ距離の桁が違う。それだけではなく、常日頃言っているようにアメリカ人たちは大学を出るまでに三大スポーツを経験して所謂体幹を鍛え上げてあるし、そもそも体格が違う。松山君などは日本人とすれば立派な体格をしているし、アメリカに長くいれば現地のトレーニングを学んでいるだろう。だが、遺憾ながら全ての面で、もう半歩足りないと見えた。

2007年にイチロー君をセイフコフィールド(当時の名称)で見た時には「小さな選手がチョコチョコと出てきたな」と思えば、背番号が51で彼と解った次第だった。そのイチロー君の身長は185 cmで日本人の選手としては決して小柄な方ではない。それでもMLBの球団に入れば「小さい」と見えるのだ。男子の日本人ゴルファーがUS Open等を制覇する為には、余程アメリカ式の鍛え方をするか、大坂なおみさんのような素材の登場を待たねばなるまいかと思って眠さを堪えて観戦していた。


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