新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

8月9日 その3 Timothy J. Walzのカタカナ表記

2024-08-09 08:36:13 | コラム
カタカナ語排斥論者が一言:

言うまでもなくカマラ・ハリス副大統領にして民主党の大統領候補者が選んだ副大統領候補者である。(念のために付記しておくと、カマラ副大統領は“running mate”と呼んでいた。)

Wikipediaでは何としたことが「ウオルツ」が先で「ワルツ」もあったという両論併記だった。何れ、アメリカ側に紹介してみようと思うが、マスコミの「カタカナ語ハンドブック」には、既にWalzさんが載っていたのだろうか。

ここに取り上げることはWalzの表記である。私には一目(と一耳)で「ウオルツ」と読めたが、マスコミ報道は案の定「ワルツ」だった。但し、音楽の「円舞曲=ワルツ」のwaltzはこういう綴りで、発音は「ウオルツ」なのである。以前にも取り上げたことで「歩く」の“walk”を「ワルク」と表記していないのは何故だろう。

少なくとも、これから11月までは民主党の副大統領候補は「Walzさん」なのだが、我が国にではワルツ氏になっていくのだろう。

8月9日 その2 続・長崎市は平和祈念式典にイスラエルを招待しなかった

2024-08-09 07:07:23 | コラム
鈴木史朗長崎市長は「粘り強く説得する」と語った:

昨夜TBSのニュースで見た鈴木市長は淡々と「各国を粘り強く説得する」と言われ「イスラエルを招待しないのは、中近東の情勢に不測の事態が発生しないように熟慮した」と説明された。当方は不勉強にして鈴木史朗長崎市長の経歴を知らなかったので、遅ればせながら検索してみた。

東大法学部卒の元国交省官僚で、ロンドン大学、ジョージワシントン大学(ロースクール)、タフツ大学(ロースクール)をも経ておられる。海外の情勢や事情の理解と認識は中途ではないお方かと読んだ。それでも決定は変えないと言われるのだ。

産経新聞によれば、上川外相からは国際事情について説明が行われていたとあった。要するに、そういう事情があっても、鈴木市長は方針を変更される意図がなかったのだと解釈した。

鈴木史朗長崎市長の学歴を見れば、相当程度に外国人の思考体系をも理解し認識されているはずだとは思うが、一度イスラエルを招待したらと大使たちが連名で署名入りの書簡を送られた以上、私は市長が粘り強く説得されても考え方を変えないと思う。市長はそこまで読み切っておられたのだろうか。周囲に与える影響にも配慮済みだったのだろうか。

COVIDに罹っていても銅メダル

2024-08-09 06:27:03 | コラム
銅メダルを誇りに思う:

パリオリンピックで新型コロナウイルスが流行していて、既に40名ものCOVIDに罹った者が出ているという事は取り上げてあった。

昨日行われた男子の200m競争で優勝が期待されていたアメリカのノア・ライルズ(Noah Lyles)は3着に終わった後でグラウンドに倒れ込み、医師も駆けつけ車椅子で退場していった。「何か故障があったのかな」程度に見ていた。

ところが、たった今吹き上がってきたGoogle Chromeのニュースでは「ライルズはCOVIDに罹患しており、それでも強行して出場した」そうだった。それ故にレースが終わった途端にトラックに倒れ込んで、医師の助けを求めたということだった。ライルズはその儘訳せば「COVIDと共に銅メダルを獲得できたことを誇りに思う」と語った。

何と言って論評したら良いのか、戸惑わせてくれた発言だった。主宰者側の管理態勢の不行き届きか、選手としての不注意の結果なのか、ライルズに同情すべきか、俄に判断できない。だが、アメリカ/ヨーロッパではマスクを着用している人が極めて希のようだから、罹患者がウイルスを無意識に撒き散らしていたことがあったのかも知れない。

選手だけでも1万数千名が各国から集うのであれば、COVID感染の危険があったことが証明されていたのだった。