新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

8月1日 その3 太陽光発電施設から電線の窃盗が激増

2024-08-01 14:39:59 | コラム
驚愕させられたニュースだった:

「だから、無制限に外国人を入国させるのは考え物だと言ったじゃないか」と叫んでしまった。何となく流していたテレビで「今年中の太陽光発電の施設からの電線の盗難の件数が4,000件半ばに達し、昨年の5千数百件に迫っており、逮捕した窃盗犯の6割がカンボジア人だった。当局は中古品買い入れ業者に無闇に買い取らないように厳重な注意を促した」と聞こえてきた。それほどの件数だとは、大袈裟に言えばそれこそ「驚愕的」だった。

テレビのニュースで知らされたことだけから言えば、近頃頻発している高級車やトヨタ等の大型のワンボックスカー(自動車には疎いがAlphardとかか?)の窃盗が多いのも、監視カメラ等に残った記録(音声も?)から、犯人が外国人の場合が多いとかだ。この場合も「だから言ったじゃないか」なのだ。

何も今になって始まったことではないのだが、我が国を取り巻く諸国から「日本では容易に窃盗が出来る」と知らされてやってくる連中が多かったのだった。それに加えるに、今や我が国では「観光客訪日推進政策」で「インバウンド様たちの支出が9兆円にも達する勢いで、財政難で嘆く折から貴重な財源になる」という時代になっている。

我が国の近隣の諸国から来日する観光ヴィザの者たちの中には、期限が切れても居残ってしまうとか、パック旅行できても団体から脱出して何処かに消えてしまう傾向が止まったと聞いた記憶もない。時の政権の政策を批判する意図はないが、当方の持論である何事でも「コインには裏があること」を承知の上で取りかかるべきなのだ。技能習得の名目で入国して貰っても、悪質な雇用主もいるので脱走者が出ると言うではないか。

監視カメラ等の対策は講じられるだろうが、何度か外から見る機会があった大規模な太陽光発電施設などには何百個、何千個のカメラを設置せねばならないのではと感じた。また設置したとしても、窃盗犯の侵入を見て通報があってから逮捕に向かって間に合うのかと思ってしまう。

我が国のような「性善説の国」にあっては「不逞の輩は現れない」という前提があるところに、近隣かどうか知らないが外国人が付け込む余地があるのではないのか。果樹園でも頻繁に窃盗事件が起きているのも、性善説の悪用ではないのか。

つい先日取り上げた事で「アメリカのデパートの靴売り場には片方しか展示されていない」のである。徹底した性悪説の表現である。大袈裟に言えば「客を見たら万引きをすると疑え」なのだが、我が国でも残念ながら「信用しても良いのは日本人」だったのだが、近年ではそうではなくなって特殊詐欺が何時まで経っても横行している。内憂外患ではないか。困難な時代になったものだ。

8月1日 その2 パリオリンピック雑感

2024-08-01 08:18:34 | コラム
色々な事が起きるものだ:

判定とは微妙で難しいもので:
柔道の永山竜樹の件は既に論じたが、今度は男子バスケットボールが強豪である地元フランスとの試合に、後14秒残して勝利かと思えば、微妙とも見える河村の反則で同点にされてしまった。テレビの報道では、その反則に取られた場面を8箇所のカメラから撮って見せてくれた。河村も不満そうな顔付きだったことが示すように「触っていない」かのように見えた。

その前には期待のエース八村が2度目の「アンスポーツマンライクコンダクト」って言うとフットボール用語で、バスケットボールでは「アンスポーツマンファウル」となるようで、退場になった。これも贔屓目で見れば「八村は押しておらず、ホームタウンデシジョンか?」と見えるのかも知れない。

これらの判定について、関東大学1部リーグでのフットボール経験者の見解を尋ねてみた。先ず言われたことは「負けた方の支持者はそういう事を言うものだ」だった。そして、八村の2度目のアンスポーツマンライクファウルの判定は間違っていないとは言ったが、河村の件については「負けた方の主張」との意見は変えなかった。私は明らかに誤審に見えたのならば話は違うと思うが、あの試合では残念ながら判定に従うしかなかったようだし、ホーバス監督が抗議したとも報じられていない。我が代表の健闘を讃えたい。

ロシアは参加できていないのに:
イスラエルも、ウクライナも、パレスチナも参加している。私は男子のサッカーで我が代表がイスラエルと激しい試合をして最後の最後に細谷が見事に決めて勝ってグループリーグを1位通過してくれたのを見ていて「そう言えば、ウクライナはいるが、ドーピング問題があったにせよロシアはいなかったと気が付いた。戦争状態にあるという点ではウクライナもイスラエルもパレスチナも同じなのではないか。ドーピングが宜しくないというのならば、中国の水泳選手が疑問視されているのではないか。IOCのバッハ会長は如何お考えなのだろうか。

流石LVMHの国:
言うまでもないかも知れないが「モエヘネシールイビトン」のことである。上位入賞者の表彰式でメダルを乗せたお盆を捧げ持ってくる女性たちの帽子もブラウスもパンツも垢抜けているなと思ってみていた。「流石LVMHの国だ」と感心していた。だが、昨日宮根のニュースショーで教えられるまであの市松模様のお盆(台)がルイビトンだったとは想像もしていなかった。そこまでやるかと感心。

宮根の解説では、あの垢抜けたデザインの出で立ちは、LVMHの所属かどうかは寡聞にして知らないが、有名なデザイナーによるものであるそうだった。「なるほど」とここでも感心。だが、全てが「なるほど」とは行っていないようで、テロ対策は万全に見えたが、我が国他もう一ヶ国の選手が選手村で盗難に遭っていたそうだ。かのブラジルサッカー界のレジェンド・ジーコ氏も盗難に遭ったと報じられたが、「選手村で」だったかどうかは知らない。

何れにせよ、これほどの大規模というか世界的な催し物を開催すれば、テロ対策も厳重にせねばならないだろう。その上に選手村にも120%完全に注意というか警備・警戒態勢を整えねばならないのである。それでも、窃盗のような不測の事態も発生するものだと思ってみている。それでも、万難を排して挙行されたフランスには敬意を表すべきだろう。

イスラエルは招待しない

2024-08-01 06:38:28 | コラム
長崎市の決定に思う事:

何れはこういう事が起きるだろうという予感があったが、まさか我が国の自治体がその行事に他国を招待しないと決定したのには「如何に何でも」と感じていた。

既に指摘してあったことで、我が国のマスコミが連日連夜のようにパレスチナ側というかガザから発信される報道に基づいて「イスラエルの攻撃によって数多くの無辜の民が殺されている」と報じていれば、深い考えも予備知識も無しにこの報道に接すれば「如何にイスラエルは残虐非道の国であるか」と信じてしまうのも仕方がないと思う。

つい先頃回顧したことで、第一次湾岸戦争の頃に中近東の国に駐在経験があった2人の商社マンに「何故あの地区ではあのような宗教間とも言える諍いが起きるのか。私には理解できていないが」と尋ねたことがあった。1人の答えは痛烈だった。

「そう言う質問が出るという事は、貴方が学校で世界史をキチンと勉強していなかった証。そんな方に答える必要はないでしょう」と突き放された。そこで自らの至らざる点を認めて改めて教えを乞うた。

ここまでで充分だろうが、イスラム教、キリスト教、ユダヤ教徒の間の聖地を目ぐっの争いは、2,000年間にその根源があるのだ。彼等は2,000年前に奪われたのだから、2,000年かけても取り返すと言っているのではないのか。

そこを顧みずして、現在発生している現象だけを見て、一方的と言っても良い報道を基にして「イスラエル非道説」を唱えるのが正確であるか、乃至はfearであるかと振り返る必要がありはしないかと思って、「イスラエル招待せず」のニュースを聞いていた。換言すれば「マスコミ報道には偏りはないのか」という事になりはしないか。