新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

8月10日 その3 AMIは医療用語なのである

2024-08-10 10:11:46 | コラム
私事だが「AMI」とはとても気になって:

AMIさんは折角オリンピックで優勝されたのだから、私的なことを持ち出したくないが、テレビの画面にAMIと出ているのがとても気になった。それは、忘れもしない2006年1月16日の朝6時45分に自宅で胸部に激痛を感じて失神したのが、急性心筋梗塞だったからだ。これだけでは説明になっていないので詳しく言えば、急性心筋梗塞の医療用語はAMIなのである。“Acute myocardial infarction”が正式な名称で、略語がAMIとなるのだ。

私は3回も心筋梗塞に襲われて、国立国際医療研究センター病院で命を救って頂いたのだが、その度ごとに病院に搬送して頂けた救急隊員が「エーエムアイ」と言われたように記憶している。そんな事もあって、度々救急車のお世話になり、入退院を繰り返している間に「心肺停止状態」までも経験したので、CPAも覚えてしまった。これは難しい専門用語で“Cardiopulmonary Arrest”即ちCPAなのである。無駄な知識が付いた次第。

実は、湯浅亜美さんが国内で活動している画面を見た記憶があったが、その時にはAMIとは出ていなかったので「あの人のことか」とは直ちに結びつかなかった。だから、「何でこの場に急性心筋梗塞が?」と瞬間に閃いたのだった。試合会場が外国であるから、亜美と表示する訳にも行かずAMIとなったのだろうが、言ってみれば18年前の苦しみを思い出させてくれたかの感もあったAMIさんの優勝だった。

8月10日 その2 ブレイキン

2024-08-10 08:27:12 | コラム
女子ではAMIさんが優勝した:

今朝は4時に起きた頃に、LIVEか録画か知らないが女子の3位決定戦が終わって、我が方のAMIさんのリトアニア代表との決勝戦が始まるところだった。AMIって“ami”にすればフランス語の「友達だ」などと思って見ていた。そこに家内も起きてきて「この試合では何処がどの技が良いのかサッパリ解らないが、何となくアミの方が良いような気がする」と言っていた。

「ブレイクダンス」なる大道芸を家内とサンフランシスコのハイヤットリージェンシーホテルの横の広場で黒人の少年が踊っていて、投げ銭用に帽子が置いてあったのを見たのが初めて。見物していた現地人に「あれは何という遊技?」と訊いて“break dance”と教えられたのは、確か1991年だった。それが「ブレイキン」に名を変えてオリンピック種目になっていたのだから、家内でなくても「驚き」である。

AMIさんが優勝したのは確かに偉業達成だろうし、応援していた我が国の若者(関係者なのだろうか?)が優勝と知った途端に顔を覆って泣き出した光景にも、訳も分からず感動に似たものを感じた。表彰式で日章旗が掲揚されて国歌が流されると「グッ」と来るものがあり、涙が出るのは老化現象ではなく、純粋に日本人としての感動だろう。

ところで、家内がポソリと「これがオリンピックになって、何故野球とソフトボールは駄目なの」と疑問を呈したので「多分、日本が勝ってしまうからだろう」と答えた。この種目もこのように彼女が勝ってしまったのでは・・・と、一寸ばかり気になった。でもAMIさんは偉いし、「お目出度う、良かったですね」と讃えてあげねばなるまい。

「心胆を寒からしめる」南海トラフ

2024-08-10 07:20:51 | コラム
南海トラフに「心胆を寒からしめられた」一夜だった:

連日の酷暑だけでも過剰に苦しめられ悩まされているところに、8比には日向灘沖の大地震が来たかと思えば「南海トラフ」に起因する超特大地震の警告が発せられた。そこまでで終わりにしてくれと思えば季節物の台風が迫ってきたのだった。

そこに昨夜は偶々チャンネルが合ってハラハラしながら見ていた男子卓球のなんと地元のフランス相手の3位決定戦が中断された神奈川県に震度5を超える地震が来たということで中断された。「すわ、南海トラフが早くも警報通りにやってきたのか」と「心胆を寒からしめられた」のだった。取りあえず玄関のドアを何時でも開けられるようにしてから、テレビと携帯電話を見守っていた。

ところで、「南海トラフ」で地震が起きれば大変だという事は何回も聞かされていたが、「トラフ」って何の事か全くと言って良いほど知識がなかったので、慌ててWikipediaに訊いてみた。その辺りを引用すれば

「トラフ(trough)とは、細長い海底盆地で、深さが6000mより浅いもの。舟状海盆(しゅうじょうかいぼん)とも。細長くないものは単に海盆と呼び、深さ6000mを超えるものは海溝(trench)という。」

とあった。そこで遅きに失した感があるが、初めて“trough”と綴られていたと知った。余計なことを言えば、発音はUK式には「トゥラフ」で、アメリカ式では「トゥローフ」となると、Oxford English Dictionaryにあった。「何だ、イギリス式か」と、ふと考えてしまった。

閑話休題。今朝ほどのニュースでも(Yahooでも)「昨夜の神奈川県を襲った地震については複数の専門家が、南海トラフとは関係がないと語った」と報じられていて、陳腐な言い方をすれば「ホッと安堵した」というところである。

その専門家の方々の8日の時点での予報では「1週間は厳重に警戒を」となっていたので、言うなれば「お盆休みの期間が危険だ」という事になる。息子からもLINEでその点を知らせて貰えたが、情けないことに未だにどうすれば「既読」になるのかも知らない状態。

この地震という災害は物価上昇や株価の乱高下や為替の変動などとは違って人為的に防ぎようがないのだから、警戒せよと言われても「何処でどうやって警戒しているのが最良の策なのか」の見当をつけようがないので極めて厄介だ。繰り返して言えば「心胆を寒からしめる」南海トラフなのである。