湯の字にっき

日々の日記をつらつらと綴っております

ふむ。

2013-03-13 | 畑中さんのこと。
終わってしまったなぁ。

隠し剣の方の「鬼か」のシーンはなんだかすっきりしてしまった。
以前の方が好きーと思ってたけど、
なんだかんだいって、こちらも好きだった。

首藤のまっすぐさと
片桐のかなしそうな「そうかもしれんな」を見ていたら
以前の首藤だと自分から疎遠になるか
片桐から距離を置かれて素直に離れるかしそうに思えたけど
この首藤はきっといつまでも片桐の友だな。

そのせいかわからないけど、
多田さんの片桐への友達っぷりとでもいうか
憤るところも心配するところも愛情たっぷりで
今までの多田さんもよかったけど、
更に愛を感じたりした。

片桐のきえへの愛情を感じるのは、名前を呼ぶとこ。
最初に出てきて、かごを下ろせというところと
結女が来ていて、お茶を持ってきた時に。
名を呼ぶのがなんか、愛があるなぁと思っていたりした。
首藤と「小さいお花がぱっぱっぱー」で遊んでいるところで
苛々と足を動かしてるのも、立ち去るきえを見送った後のため息も
お墓に花を供えてきたというきえの言葉に淋しそうな泣き出しそうな顔をする時も
愛があるな、とは思うけど。

ラストの照明が当たって、消えゆく中で見せる笑顔もまた素敵だった。
タイミングと表情は日々様々だったけど、
きえと目があって照れてるのを隠すように睨んで黙った後
破顔するところの嬉しそうな幸せそうな顔がよかったのです。
気難しくて怒りっぽいけど、優しい殿方、なんだろうな。
きえちゃん幸せにね。

畑中さんファンとしてはかなり羨ましい役どころのきえちゃんだが
羽織を着せたり脱がしたり、刀を預かったりもいいなぁと思うけど
一番好きなのは、最初の方で首藤が立ち去った時にすかさず
「申し訳ありませんでした」と頭を下げるところ
どうにもこうにもこの場面が好きで、羨ましい。と思うのだ。
タイミングを弁えてる、長年旦那様と過ごしてきてる故の間合いを心得てる
そんなところがいいなぁと思うのかな。

楽の鬼の爪のシーン。
音楽ばっちりで見ててめちゃめちゃ気持ち良かった。
音量の上がるタイミングが見事過ぎる。

そして「盲目剣谺返し」
泣かされっぱなしだったなぁ。
賢者の贈り物のようだと思ったり。

ラスト、2階席から見るとおみそ汁の椀の中も見えるそうですね。
空だと思ってたら結構なみなみと、汁が。そして何やら具まで見えたそう。
今回2階席から見ることなく終わってしまったので友達から聞いた話ですが。
あと、おかずにのりのようなモノがあったとか。
後半聞き取れなくなっちゃったんだけど、前半ご飯茶わんに
箸をかん、て、当ててからご飯を掬ってたので
お茶わんの位置とご飯の位置をあれで確認してたのかなぁと思ったりしたのだった。
佳世は毎回横で見ていて、旦那様が食べやすいようにご飯よそってたんだろうな。
そんな風に尽くしても尽くしても尽くし切れないほど大切な人がいるって
いい、なぁ。尽くしがいのある旦那様だしなぁ。

大内さんの蕨のところの香りをかいで嬉しそうにする笑顔に春を感じるわ。

三浦さんとの果し合いのところで、身を隠した三浦さんの
刀だけが見える位置で見られたのがすごいよかった。

そして、余談すぎる余談。
ちよが夕餉の膳を旦那様の前に置くところで
ぱき、と音が聞こえるような気がするのだが
温井さんの骨の鳴る音だろうかと密かに思ってたりした。