湯の字にっき

日々の日記をつらつらと綴っております

いいひと。

2013-03-04 | 畑中さんのこと。
友達がチケットを取ってくれた土曜日。
席が2列目ほぼ真ん中という、すんごい良いお席だった。
友達と二人、二階席までの階段シアターを冷やかしつつ

2階席からの眺めも楽しみ、
あそこが自分たちの席かー近いなぁすごいなぁと見ていたら
結構大きい男性が二人、自分たちの席のまん前に着席するのを目撃。

よりによってそこかいー(泣)

と思いつつも自分たちも席に着いてみたら
案外気にならず。こんなものかと思っていたら
終演後、にょきっと前の二人の座高が伸びた。

どうやら腰位置をずらして小さくなって座っていてくれたらしい。
キャラメルのお客さんてわりとこういう気遣いが標準仕様だったりするのね。
いいひとたちだ。ありがたいことでした。
西川さんのほぼ前説の初日効果かな?

そして翌日曜は21列目。谺返しをセンターで隠しをちょい上手で観劇。
谺返しの方は後方で見るなら下手が好きかな。
影がゆらゆらと大きく映るのが下手からの方がおもしろい。

隠しはこれだけ後ろで見るの初めてで
左東さんとの対決シーンの照明もかっこよかったし、
秘剣のシーンは全体の動きが見られてよかった。
でも音が大きくなる瞬間、畑中さんの動きとちょっとずれて感じた。
席、後ろだったから?

畑中さん、最初の結女殿とのシーン。
ちょっと呂律があやしくて、昨日の疲れか? 大丈夫か?
と思ったら道場の師匠に教えを乞うとこのシーンで持ち直してた。
日曜はここの時の声がよい響きでした。

多田さん、刀腰に差すとこ今日はばっちりと思ったら
立ち上がる時に気付いた。
どうやら袴の内側に突っ込んでいたようで
変な感じで退場していったな。

多田さんと畑中さんの「鬼か」のシーン。
畑中さんの表情がとても好きなのですが、
二人の対比がよいなぁと。

多田さんの着物の衣擦れの音が大きいのは、彼の着物が上等だからで
育ちも家柄も、たぶん片桐より良くて。その分、誠実で少し臆病なのかなと。
言葉を捜しあぐねているとところに、きえが帰ってきて会話が途切れるのだけれども
きえが来なくても彼はその先を続けられなかったかなと思うのだ。
自分の中で答えが出てないような迷いを感じる。
そして、対する片桐の静けさ。
ここの、なんてことなく浮かべる笑みが好きなのだ。
秘剣を教わった時でもなく、実際に使った時でもなく、
この時に。秘することで片桐は秘剣を受け取ったのかなと思うのだ。

カーテンコールの挨拶は日曜も女子。
温井さんの自在さもいいが、じっきーのてんやわんやな感じもかわいい。

袖から真ん中に歩いてくるまでまっすぐに向かい側のじっきーを見てる畑中さん。
わりかし、どの舞台でも相手役をものすごく見てるなあと思うけど。

そして退場際に畑中さん珍しく手を振るなぁと思っていたら
2階席も結構、人が入っていたようですね。
2階からの照明も気になるなぁ。

ちょこっとメモ。
狭間と師匠の試合のところで、竹刀をお貸しくださいと
師匠から竹刀を受け取るところの手の動きがなんか好きだった。
上から竹刀を持つ時の丸み? なんかかわいい手だったのね。

大切なのは試合を終えた後、のときの師匠は狭間でなく片桐を見ているのね。

狭間との対決を終えた後の片桐の傷を気遣う尾形様の表情が優しくて好き。

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