修一のよもやまばなし

高槻ライオンズクラブの元会長で元335B6R1ZCP(2009ー2010)中川修一が毎日のできごとと思いを綴るブログ

淀川河川レンジャー中島敏明さん

2009-11-13 09:29:43 | 芥川倶楽部

11月12日の毎日新聞の朝刊の地域面に「芥川倶楽部」の活動が紹介されました。河川レンジャー中島さんの活躍の様子を記事にされています。以下毎日新聞より転載しました。


淀川物語:/8 高槻・芥川倶楽部 魚の自由を奪う落差工 /大阪
 ◇来春には本格的な「魚道」完成
 淀川の支流で高槻市を南北に流れる芥川。淀川と交わる河口から約1.8キロ上流に架かる芥川大橋の近くに、段差約2メートルの落差工がある。「一見どこまでもつながっているように見える川は、魚から見たらズタズタに切られているんです」。淀川管内河川レンジャーの中島敏明さん(62)はそう話す。幼少から親しんだ川遊びの経験から、川の生き物の目線を意識するようになった。

 芥川は京都市右京区の源流から、高槻市の摂津峡や津之江公園の脇を流れ、淀川へと流れ込む。全長約30キロ。河川レンジャーは「国や府などの河川管理者と市民のつなぎ役」と言う中島さんは、アユが遡上(そじょう)できる川づくりを目指すネットワーク「芥川倶楽部(くらぶ)」の副代表も務めている。

 倶楽部は6月、大阪湾から淀川を遡上するアユの観

察会を芥川大橋で開いた。5年目の今回、アユは確認できなかったが、昨年は3匹を確認した。中島さんは「アユはある意味シンボル的な存在。多くの魚は本来、自由に川を行き来するが、治水のために設けた落差工のせいで、魚は自由を奪われている」と話す。

 そのため、魚目線の川づくりの一つとして「魚道づくり」を始めた。芥川大橋近くの落差工では、06年3~6月、段差をなくすため、土のう約2000個を積み上げて実験的に「魚道」を設け、緩急の流れで魚が上流と下流を行き来できる

ようにしてみた。上流側に定置網を置いて観察したところ、アユやオイカワなどが確認され、「魚道」の効果が認められた。

 来年3月には、国土交通省淀川河川事務所の工事による、コンクリート製の本格的な「魚道」が完成する予定だ。

 倶楽部は、これまでの「行政主体河川管理」を脱し、市民やNPOなどと手を携えた「協働型河川管理」を目指している。中島さんは「環境も含めた多面的な視点でとらえると、川と良い関係が築ける」と考え、川に興味を持ってもらうため、市民参加の「芥川・淀川連続講座」を年に4回程度開いてきた。

 今月28日には、高槻市役所から淡水魚水族館・資料館「あくあぴあ芥川」までの約5キロを歩き、ガイドが芥川にまつわる歴史や、魚道などを解説する「遊歩道リバーウオーク」も行う。中島さんは「『川を自分たちで守っていかな』という、かつての地域の声を取り戻したい」と意気込んでいる。【広沢まゆみ】毎日新聞2009年11月12日

芥川倶楽部の機関紙「水辺だより」があります。よかったら見てください。2006年秋号に私のことも記事に出ました。「わくわく探検隊」の創設時の思いです。今杉本隊長のもと大活躍しています。
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