我が家の座敷テーブルにこんな風呂敷がかけてあります。天明元年から200年間の米俵の価格表です。最後の年が昭和58年ですから、1983年です。ですから天明元年は1784年です。4段に書かれていますが、一段が50年です。ところどころにその年の出来事が書かれています。米の価格表ですので、米騒動とか飢饉等の出来事が書かれています。大飢饉、大雨洪水、地震、大火,が記入されています。天保二年(1835年)の日本の総人口は2700万人と記されています。天保三年全国飢饉始まると書かれています。天保7年諸国飢饉米価格が60銭に跳ね上がっています。天保9年(1843年)佐渡百姓騒動。その時には米価格34銭。明治元年(1868年)は米価格は1円69銭。この表で行くと江戸の最初の50年でコメの値段は2倍です。次の50年で約10倍です。その次の50年で5倍、最後の50年で2000倍です。昭和19年は18円40銭、昭和20年は60円、昭和21年は220円、22年は700円、23年は1487円、私の生まれた昭和25年は2064円。その後はどんどん上がっていきました。そしてこの表は昭和58年(1983年)18260円で終わっています。さて、その後平成で24年になりました。今はいくらなのか正確なところは知りません。読者の皆さんでご存知の方は教えてください。どうやらこの30年は、上がっていないようです。これは江戸時代中期と同じ現象です。江戸時代後期は天変地変の時代でもあります。しかも、日本は統治システムの変更を余儀なくされています。
この記事の表は二つ写真を表示します。一方は拡大できますのでゆっくりとみてください。