提言、「大塚切れから100年」で市長の講演を聞かせていただいて、芥川はいまだに氾濫可能性の非常に高い河川であることが分かりました。淀川の安全性は、瀬田の洗堰の整備、桂川水系のダムの整備、木津川水系のダムの整備等で安全性は高まりました。しかし、現状でも淀川が12000m3/秒の水が流れるとき、淀川の水位は高まるので、芥川の排水能力は悪くなってしまい、ひいては、芥川に越水が起こり破堤の危険性が高まります。それではどこが一番危ないかというと、過去に破堤したところとなります。淀川の水位が高くなることによって相対的に芥川の水位が低くなって、逆流してくる可能性があります。そうなると最後は津之江公園のダム効果がどこまで持つかとなります。その時は芥川も1500m3/秒くらいの水が流れ込んでいるはずなので、如是川と合わせて、2000m3/秒のダム効果が必要になります。津之江公園が500mx500mx高さ5mとして1250000m3のダム効果ですので、逆流が始まれば15分で満水になります。すると芥川大橋のあたりで越流が起こり、破堤が始まります。安威川ダムが完成すれば、安威川水系で余裕が生まれますので、淀川から神崎川へ放水ができると思いますが限界があります。この状況を時間的に余力を持たせるためには、芥川上流からの水をコントロールするしかありません。芥川にもダムが必要という結論になります。原から樫田にかけての渓谷に安威川ダムの3分の一ぐらいのダムを作れば、4000万m3くらいの保水力があれば大丈夫だと思います。そうすれば環境的には常時2m3/秒から5m3/秒の水量が芥川に流れることになり、農業用水はもちろん河川環境はグッと改善されることになります。
防災は費用対効果の結果です。一度氾濫すれば大きな損害が出ますが、それを防ぐために先行して投資することは有効な保険効果が出ます。芥川にダムを作りましょう。
防災は費用対効果の結果です。一度氾濫すれば大きな損害が出ますが、それを防ぐために先行して投資することは有効な保険効果が出ます。芥川にダムを作りましょう。