摂津峡パークレンジャー構想(平成25年5月10日号)
摂津峡は今回の「どっちも高槻キャンペーン」にも登場していますように高槻市の名勝といわれる場所です。高槻で有名なところといえば摂津峡と名前が上がります。実際に奇岩がたくさんあって勇壮な谷あいを形成しており、まさに名勝の名にふさわしいところです。春は桜のきれいなところとして、夏は川遊びには絶好です。秋は紅葉の美しいところです。冬は厳冬の渓谷美を見せてくれます。しかしながら、その本当の良さを知らずに「摂津峡」を語っているように思っています。人の手を拒むようなところもあるのですが、人の手が入ると見違えるような摂津峡の姿を見せてくれるはずです。主に夏場は遠く大阪市内からもたくさんの人たちが摂津峡で川遊びを楽しまれますが、いろんな方が来られるのですが、摂津峡が琵琶湖の遊泳場と同じように思って来られる方もおられます。広くて泳ぎ回るほどの広い場所はありませんが、家族で来られて、小さい子供たちには絶好の場所だと思います。バーベキュウなど野外料理を楽しんでおられる方々もたくさんおられます。しかしながら時には、マナー違反も見受けられるようなところもあります。また、遊歩道もまだまだ危険と隣り合わせのところもあります。距離は3キロ足らずの範囲ですが、そこは自然の景観を残してあるところですので、仕方がありません。白滝のところから西北の方に登っていけば、萩谷公園に出ます。また、桜公園から西に登っていけば、教育キャンプ場に入っていけます。
こんな摂津峡ですので、市民の方で有志を募って「摂津峡パークレンジャー」を組織してはどうかと考えました。
まずは、摂津峡の自然や歴史について勉強をし、摂津峡の良さを体験します。冬から春にかけては、摂津峡の整備をします。危険な個所を修理したり、遊歩道を整備します。春の桜の季節から、新緑の季節、夏の季節は、摂津峡に遊びに来られる方々と一緒に、「摂津峡を楽しみます」一緒に川遊びをしたり、バーベキューをしたりしながら来訪者と一緒に楽しみます。ちょうどディズニーランドへ行けば、「ミッキーマウス」や「ドナルドダック」とともに多くのキャストが歓迎してくれますが、あのように来られたゲストを歓迎してもてなすのです。そうすれば、日々摂津峡が楽しい場所に変わっていくと思います。せっかくの名勝をみんなの力で磨きあげて、名実ともに高槻市の「名勝、摂津峡」にしたいものです。
手始めは4月、5月に「摂津峡パークレンジャー」養成講座を開催します。摂津峡の歴史に始まって、自然の宝庫としての価値、全体の地形について学びます。10回程度の講座を開きそのうち半分は現地での研修をします。その後、摂津峡の遊歩道の補修とか整備をします。実際に現地でバーベキュー等もしてみます。そして、パークレンジャーとして具体的に子どもたちや大人に指導できる技術も学びます。さて、基礎的な準備ができたところで、数人で一組になって摂津峡内をパトロールします。危険がないように、自然を壊さないように来訪者とコニュニケーションをとります。摂津峡を楽しむルール作りをしていきます。最初の年は十分にスタッフが養成できないかもしれませんが30人ぐらいを目標にすればいいと思います。夏場にうまく活動することができれば、秋には、来年の計画を立てられるようになります。次に、西側の山側に目をやり公園内の整備に入ります。萩谷公園にかけても散策しやすいように道を広げたり途中に休息のできる広場を作ったりします。公園内の作業は冬場のほうが、木が茂っていないのでやりやすいと思います。その時には、関西大学の奈佐原キャンパスの学生や、平安女学院の学生や、薬科大学の学生にも手伝ってもらって、一大ワークキャンプを張れればいいと思います。二年目には、強力なメンバーが増えそうに思います。「摂津峡パークレンジャー」が公園づくりの市民協働のよい手本になればいいと思います。山崎亮的な「コニュニティデザイン」の手法によるまちづくりの一つの例になると思います。
行政の立場からは、公園という具体的な場所の、一つの管理手法だと考えていただいて、「この枠組みで市民の参加を促す」というように考えていただきたいと思います。ここの作業は市民が自主的にします。そこに市民の意欲と良識を信頼して前に進んでいければいいと思います。
摂津峡公園を整備するには、多くの費用と人手が必要ですが、市民の参加で、心の籠った公園づくりができるのではないでしょうか。
パークレンジャー養成講座のプランの一つを書いてみたいと思います。
4月の上旬は摂津峡にも桜が満開になります。
一回目の講座は「桜」がテーマです。ほとんどはソメイヨシノですが、山桜もたくさんあります。桜は陽樹ですので日当たりの良いところを好みます。ほかに木があるとその木に負けてしまって、大きく成長しないのです。
二回目は「水の話」あれこれです。摂津峡に流れ込んでくる雨水がどう流れていくのかを見ていきます。芥川の流域面積が52KM2であることなんかも教えていただきます。年間降水量のの話もこの時間に研修します。
三回目は、地形地質学の話です。原、摂津峡、塚脇、宮野河原の相互依存ありようようについて考えます。
四回目は、「摂津峡でハイキング」です。
五回目は、田植えの季節になりますので、「稲作体験」をします。田んぼの生き物調査をします。
六回目は「森の豊かさを実感する」ことにします。スコップを持ってひたすら掘ります。食べられる食材を探して食べます。
七回目は摂津峡で川遊びをします。川遊びの絶好の季節に、講義も何もあったものではありません。一緒に楽しむ体験です。
八回目は、「摂津峡昔話」です。
九回目、十回目は、現場に来られている訪問者にアプローチをしてこの活動をアピールします。
このエリアを活動範囲として、自然公園としての良さを生かすための「摂津峡パークレンジャー」構想です。
具体的には、
摂津峡公園の芥川沿いでは
水遊びの指導
生き物探しの指導
安全管理の見回り
摂津峡公園の桜公園では
桜の季節の指導
公園の環境整備
摂津峡公園の教育キャンプ場では
自然の体験教育の指導
キャンプ場の環境整備
萩谷公園では、
公園施設内での遊びの指導(スポーツ指導は除く)
公園の環境整備
これらのことを、年間を通じて、ボランティアシステムで展開していく企画です。当初は、できるところから出発していきます。養成講座が順調に進めば、60代の男性、女性、40代の女性、大学生男性、女性で30人から50人規模のメンバーで運営します。行政の視点からメリットのあると思われるところは援助していただきたいと思います。また、高槻商工会議所や会員の企業からも援助をいただき活動します。
いろんな方にお知恵をお借りしていると、様々な修正点が見えてきます。スタートからお金の話をすると、話が前に進みません。とりあえず仲間を集めて前に進みます。自然公園に命を吹き込む作業ですので、皆さんの応援はもらえると思っています。
摂津峡は今回の「どっちも高槻キャンペーン」にも登場していますように高槻市の名勝といわれる場所です。高槻で有名なところといえば摂津峡と名前が上がります。実際に奇岩がたくさんあって勇壮な谷あいを形成しており、まさに名勝の名にふさわしいところです。春は桜のきれいなところとして、夏は川遊びには絶好です。秋は紅葉の美しいところです。冬は厳冬の渓谷美を見せてくれます。しかしながら、その本当の良さを知らずに「摂津峡」を語っているように思っています。人の手を拒むようなところもあるのですが、人の手が入ると見違えるような摂津峡の姿を見せてくれるはずです。主に夏場は遠く大阪市内からもたくさんの人たちが摂津峡で川遊びを楽しまれますが、いろんな方が来られるのですが、摂津峡が琵琶湖の遊泳場と同じように思って来られる方もおられます。広くて泳ぎ回るほどの広い場所はありませんが、家族で来られて、小さい子供たちには絶好の場所だと思います。バーベキュウなど野外料理を楽しんでおられる方々もたくさんおられます。しかしながら時には、マナー違反も見受けられるようなところもあります。また、遊歩道もまだまだ危険と隣り合わせのところもあります。距離は3キロ足らずの範囲ですが、そこは自然の景観を残してあるところですので、仕方がありません。白滝のところから西北の方に登っていけば、萩谷公園に出ます。また、桜公園から西に登っていけば、教育キャンプ場に入っていけます。
こんな摂津峡ですので、市民の方で有志を募って「摂津峡パークレンジャー」を組織してはどうかと考えました。
まずは、摂津峡の自然や歴史について勉強をし、摂津峡の良さを体験します。冬から春にかけては、摂津峡の整備をします。危険な個所を修理したり、遊歩道を整備します。春の桜の季節から、新緑の季節、夏の季節は、摂津峡に遊びに来られる方々と一緒に、「摂津峡を楽しみます」一緒に川遊びをしたり、バーベキューをしたりしながら来訪者と一緒に楽しみます。ちょうどディズニーランドへ行けば、「ミッキーマウス」や「ドナルドダック」とともに多くのキャストが歓迎してくれますが、あのように来られたゲストを歓迎してもてなすのです。そうすれば、日々摂津峡が楽しい場所に変わっていくと思います。せっかくの名勝をみんなの力で磨きあげて、名実ともに高槻市の「名勝、摂津峡」にしたいものです。
手始めは4月、5月に「摂津峡パークレンジャー」養成講座を開催します。摂津峡の歴史に始まって、自然の宝庫としての価値、全体の地形について学びます。10回程度の講座を開きそのうち半分は現地での研修をします。その後、摂津峡の遊歩道の補修とか整備をします。実際に現地でバーベキュー等もしてみます。そして、パークレンジャーとして具体的に子どもたちや大人に指導できる技術も学びます。さて、基礎的な準備ができたところで、数人で一組になって摂津峡内をパトロールします。危険がないように、自然を壊さないように来訪者とコニュニケーションをとります。摂津峡を楽しむルール作りをしていきます。最初の年は十分にスタッフが養成できないかもしれませんが30人ぐらいを目標にすればいいと思います。夏場にうまく活動することができれば、秋には、来年の計画を立てられるようになります。次に、西側の山側に目をやり公園内の整備に入ります。萩谷公園にかけても散策しやすいように道を広げたり途中に休息のできる広場を作ったりします。公園内の作業は冬場のほうが、木が茂っていないのでやりやすいと思います。その時には、関西大学の奈佐原キャンパスの学生や、平安女学院の学生や、薬科大学の学生にも手伝ってもらって、一大ワークキャンプを張れればいいと思います。二年目には、強力なメンバーが増えそうに思います。「摂津峡パークレンジャー」が公園づくりの市民協働のよい手本になればいいと思います。山崎亮的な「コニュニティデザイン」の手法によるまちづくりの一つの例になると思います。
行政の立場からは、公園という具体的な場所の、一つの管理手法だと考えていただいて、「この枠組みで市民の参加を促す」というように考えていただきたいと思います。ここの作業は市民が自主的にします。そこに市民の意欲と良識を信頼して前に進んでいければいいと思います。
摂津峡公園を整備するには、多くの費用と人手が必要ですが、市民の参加で、心の籠った公園づくりができるのではないでしょうか。
パークレンジャー養成講座のプランの一つを書いてみたいと思います。
4月の上旬は摂津峡にも桜が満開になります。
一回目の講座は「桜」がテーマです。ほとんどはソメイヨシノですが、山桜もたくさんあります。桜は陽樹ですので日当たりの良いところを好みます。ほかに木があるとその木に負けてしまって、大きく成長しないのです。
二回目は「水の話」あれこれです。摂津峡に流れ込んでくる雨水がどう流れていくのかを見ていきます。芥川の流域面積が52KM2であることなんかも教えていただきます。年間降水量のの話もこの時間に研修します。
三回目は、地形地質学の話です。原、摂津峡、塚脇、宮野河原の相互依存ありようようについて考えます。
四回目は、「摂津峡でハイキング」です。
五回目は、田植えの季節になりますので、「稲作体験」をします。田んぼの生き物調査をします。
六回目は「森の豊かさを実感する」ことにします。スコップを持ってひたすら掘ります。食べられる食材を探して食べます。
七回目は摂津峡で川遊びをします。川遊びの絶好の季節に、講義も何もあったものではありません。一緒に楽しむ体験です。
八回目は、「摂津峡昔話」です。
九回目、十回目は、現場に来られている訪問者にアプローチをしてこの活動をアピールします。
このエリアを活動範囲として、自然公園としての良さを生かすための「摂津峡パークレンジャー」構想です。
具体的には、
摂津峡公園の芥川沿いでは
水遊びの指導
生き物探しの指導
安全管理の見回り
摂津峡公園の桜公園では
桜の季節の指導
公園の環境整備
摂津峡公園の教育キャンプ場では
自然の体験教育の指導
キャンプ場の環境整備
萩谷公園では、
公園施設内での遊びの指導(スポーツ指導は除く)
公園の環境整備
これらのことを、年間を通じて、ボランティアシステムで展開していく企画です。当初は、できるところから出発していきます。養成講座が順調に進めば、60代の男性、女性、40代の女性、大学生男性、女性で30人から50人規模のメンバーで運営します。行政の視点からメリットのあると思われるところは援助していただきたいと思います。また、高槻商工会議所や会員の企業からも援助をいただき活動します。
いろんな方にお知恵をお借りしていると、様々な修正点が見えてきます。スタートからお金の話をすると、話が前に進みません。とりあえず仲間を集めて前に進みます。自然公園に命を吹き込む作業ですので、皆さんの応援はもらえると思っています。