精密板金の丸井工業ブログ

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板厚の薄い板にネジを加工する

2011年12月27日 | 精密板金 加工
精密板金の丸井工業

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板厚の薄い板にネジを加工する場合についてです。

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「精密板金について」「精密板金加工とは」など、精密板金加工全般について丸井工業の事例などを含めて紹介致します。

精密板金加工の業界では板金板(鉄板・ステンレス板・アルミ板・銅板・他)に雌ネジを加工する事を「タップを立てる」とか「タップを切る」などと言っています。雄ネジ雌ネジ共にネジ山がありそれぞれネジのサイズ(直径)によってネジ山のピッチ(幅)が違います。一般的に細いネジの方がネジ山のピッチは狭く太くなって行く程ネジ山のピッチは広くなっています。

薄い板金板に加工出来るネジ山の数はネジの直径が太くなればなるほど山数が少なくなって行きます。今回は1mmの板にM3ネジ(直径3mmのネジ)用にM3タップを加工。ネジ山の数は約1山~1山半程度です。この程度の山数で強く締めつけるとネジ山が壊れてしまう事があります。そこでネジ山の数を多くする為にバーリング加工と言う筒状の絞り加工を施してタップの山数を増やす事により薄い板でも安定したネジ止めを確実にします。


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▲ 50mm×50mm 板厚1mmの板にM3タップを加工してM3ビスをねじ込んだ状態です


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▲ M3のビスを外した状態のM3タップです


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▲ 拡大するとネジ山の数は1山~1山半ぐらいです


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▲ バーリング加工(筒状に絞る)を施した内部にタップを加工します(バーリングタップ)


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▲ バーリングタップを拡大 薄い板金にもネジ山を多く作る事が出来ます


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