それから数週間ぶりくらいの今週初め、今度は奥さんから連絡が入ります。「まだ入院はしているが大分、元気になって、いよいよまりっぺさんに連絡を取ると言ってましたから、電話があっても適当に対応して、あまり振り回されないようにして下さいね。」とおっしゃるのです。私は日々、祖母に高齢者の相手を鍛えられているので「任せて下さい!」と返事をしておきましたが…
一昨日の夜、携帯電話に公衆電話から電話がかかります。出てみるとM氏です。いきなり「僕はまだ囚われの身で、やりたいことを全て家族に妨げられている。」と愚痴が始まりました。
私「私もMさんのことすごく気になっていたんですが、私自身、物凄く忙しかったし、お嬢さんにもバタバタしているので、落ち着いたらと言われるばかりで、なかなかお見舞いに伺う機会がなくてすみません。」
M氏「あれは家族の陰謀なんです。」と家族に対して腹を立てています。
私「Mさんが退院されてからゆっくりご自宅の方へ伺いますから、どうぞ、それまではリハビリに専念して下さい。」と言って電話を切りました。
そしたら昨日の朝、また同じ内容の電話が入ります。前日の電話、忘れてる…でも82歳だからしょうがないかなと思いながらも適当にあしらい、電話を切ります。
午後、婆シッターに行っているとまた電話が入ります。今度は腰が痛いからクリームがほしいと言うのです。でも入院してるんだから、病院でメンタムか、湿布とかもらえばいいのにと言っても、もっと効くものがほしいと言うのです。私は「じゃぁその内、探して置きます。」と言って電話を切ります。
そして夜、家に帰って食事をしているとまた電話。
M氏「薬は見つかりましたが?」
私「私が行っているタイ式マッサージで塗ってもらっているメンソールのクリームが気持ちがいいのでそれを今度、買いに行って、その内、ご自宅にお届けします。」
M氏「いつ?」
私 「その内」
M氏「明日は無理?」
私「明日は母が風邪なので、母の用事と祖母の面倒と私自身やらねばならないことが色々とあるので無理です。」
M氏「その合間を縫って届けてくださる?」とひかない。
私はこのところ連日、婆シッターしているので、年寄り相手の会話にウンザリし、もうやけくそで「行けたら行きます」と答えました。そしたらM氏、「では明日、楽しみに待っています!」と言って電話を終了。
その後、私はクリームを調達しに出掛け、帰宅してからM氏の奥さんに一応、明日Mさんに会いに行くはめになったいきさつを説明するために電話を入れました。だって娘さんが何が何でも来るな!って感じの電話をかけてきたから、もし明日病室でばったり会ったら、何を言われるかわからないし…
一通り、いきさつを説明し、私で用が足りるのなら奥さんのやるべきことを病院でやってくるから、どうぞ一日くらいお休みして下さいと言ったら最後に奥さんが「お母様、お元気?」と聞いてきました
私「悪くは無いんですが、ちょっと風邪気味です」
普通はここで「ではお大事に」と言うのが普通ですが、私は耳を疑いました。
「じゃぁ、明日、主人に風邪移さないで下さいね。」と言われてしまいました。「はい、気をつけます。」と言って電話を切ったものの、忙しいと言っているのに、クリームを買って明日、持って来てと強引にM氏から言われムッとしつつも、奥さんの変わりに何か届けたりするものがあればと親切で言ったのに、その最後の一言はない!でも高齢者連中と喧嘩してもしょうかないとグッと堪えたのですが…
今朝、8時前にまたM氏から電話。「腰が痛いからクリームみたいなものがほしい」と言うのです。
昨日の会話、またすっかり忘れてる…本当は年寄りに「もうその話は聞いた」と言うのはいけないそうですが、一昨日の晩から振り回された挙句、奥さんの感じ悪い一言、そして土曜の朝8時前の電話で私の怒りのゲージは頂点に!思わず「私は忙しいから今日は届けられないと昨日お断りしたのに、何度も何度もMさんが粘るから、今日、伺うと言ったではないですか!」と怒り爆発です。相手は高齢者だから怒るべきではないけれど、怒りが収まらない…電話の後は2度寝する気にもなれず、直ぐに起きて、早速、午前中にクリームを届けてきました。しかも麻布から江東区の南砂町という門前仲町の先の病院まで…
午後は3時間婆シッター。恵比寿の婆シッターは4日連続。もうヘトヘトです。