まりっぺの平凡日記

毎日平凡に生きれるって幸せなんだ。でもその平凡っていうのは意外と難しい。

こたつの人(佐藤愛子著)

2006-12-12 20:53:00 | My Book Review

先日、母の知人が「まりっぺは佐藤愛子さんの本よく読んでるわよね。よかったらこれどうぞ。私はもう読んだから、読み終わったら処分して下さって結構よ。」と言って下さったのがこの「こたつの人」。

表紙には「自讃ユーモア短編集」とあり、あとがきには「みなぎるエネルギー、誠に真剣、一心不乱、息を抜くことなく書いたもの」と書いてあるが、全くつまらなかった。佐藤さんはやはりエッセー的なものは最高に面白いが、彼女の小説はもう読まないと心に誓うくらい…

そして、次に読んだのは曽野綾子さんの「夢を売る商人」曽野綾子さんの小説は暗く、宗教色の強いイメージがあって殆ど読まないが、年末に向けていらない本を処分しようと思い、まず、手に取ったのがこの本。物凄く面白かったわけではないけれど、佐藤さんの後に読んだから、小説らしく感じた。ストーリーは幾つかの短編集で、半分くらいはある詐欺師のお話。

でも大学生の頃は夏目漱石や谷崎作品が大好きで、読んでいたので、佐藤さんや曽野さんの小説はやはり物足りない。


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