一難さってまた一難

両親の昔からの知人で、昔、外交官やある総理大臣の秘書官をされていたあるおじ様のお手伝いをたまに私はしています。引退されてからもこのおじ様、色々な所で理事、顧問や会長を務めたり、講演をされ、忙しくされていて、国内は勿論、海外にも未だに飛び回られています。私は時間のある時はこのおじ様のお仕事上の身の回りのお世話をさせていただいているのですが、現在このおじ様、御年８３歳。最近、物忘れがひどくなってきました。

先月は海外での会議などでモロッコやフランスに行かれていて、今月になってまた色々と手伝ってほしいと何度か連絡が入ります。

今週は火曜日にその趣旨のお電話がありました。私は「ちょっとこのところ忙しくてその余裕がないので、時間が空いたらお電話します。」とお伝えしたのですが、水曜日にまた同じ趣旨のお電話。私はまた同じ返事をしたのですが、昨日の朝もまた同じ趣旨の電話があり、私もまた同じ返事。そしたら「１，２時間でいいから、助けてください！もう身の回りのことが収集つかない…」とテンパったご様子だったので、渋々「では明日の午前中、伺います。」と言って、電話を切りました。（そして昨日の午後は、ブログに書いた通りの事件が…）

そして今朝、１０時頃どしゃ降りの中、青山のお宅に伺ったらこのおじ様、奥様と出掛けるところでした。挙句の果てに私の出現にとても驚いたような眼差し…結局、おじ様は外出を急遽とり辞めて、仕事部屋で私と少し作業をすることになったのですが、「１，２時間でいいから、ど～しても来てぇ～！」と頼まれた割には、私が来ることすっかり忘れていた上、今日の作業は住所録の整理と、お財布がないからお財布を探してくれ。お財布は見つかったけれど、今度は中身がないから中身を探してくれ。そして今度はスケデュール張がない…只でさえ寝不足なのに、こんなことで、大雨の中、呼び出されてちと悲しく思った午前中でした(;＿;)

帰宅後、今抱えている番組のプロジェクトで新しいリサーチ案件がメールで来ていないかチェック。今日はディレクターからはメールが入っていない。ホッ(m^o^m)

その代わり、プロデューサーから先月分のリサーチ料を取り合えず請求してくれという趣旨のメールが入っていました。

今まで何回かギャラの話をするとはぐらかされていたのに、急にそんなこと言っても…

とりあえず、この２、３年この局の大きな仕事の依頼は来ていないし、来ていたとしてもビデオ１本の翻訳料とか、翻訳枚数での請求ばかりなので、今回は何をベースに、幾らで請求すべきでしょうかと、メールを返信。ここは元々ギャラが安いので民放程のギャラが出ないのは覚悟の上でしたが、念のため民放で頂いている時間給を参考までに記載したのです。

夕方、プロデューサーから返信有り。私が参考までに書いた民放のギャラは１０年前にこのプロデューサーと番組を作った時のギャラの２．５倍だったので、かなり慌てた様子w(゜o゜)wせめて２倍でお願いできないかと言われました。私は１０年前のギャラの２倍になるとは思ってもいなかったので、即OKし、請求書を早速、発行し、郵送(⌒v⌒)

これで漸くお金の問題がクリア！フリーで仕事していると、お金の話をするのが一番嫌なんです。でもこれで安心＼(´◇｀)／

しかし…夜になって、ディレクターから電話が入り、突然「今、色々とロケ地等を決定することが難航中。リサーチはちょっとだけペンディングです。来週以降はまた海外とのやり取りが出てきますが、しばしお待ちを！」と連絡が入ります。つい昨日まで馬車馬のように働かされたのに、突然、ペンディングと言われると、もしやギャラを吹っかけすぎたから、私は外される？とちょっと不安に駆られている大雨の夜でした。