事件です。

今日は天気が悪いので、東京タワーの天辺が隠れてしまっています。

さて今日の午前中はリサーチやディレクターとのやり取りで追われていました。漸くお昼過ぎに朝食を食べようと思い、何を作ろうかと思案していると携帯がなりました。先日、「みその」で鉄板焼きをご馳走してくださった上司で、鉄板焼きの対価にイスラエル本社の社長（苗字：ゲバ）のお嬢さんたちを成田まで、迎えに行ってくれないかと頼まれた彼です。

元上司「この間はありがとう。忙しい？」

私「えぇ、昨日も朝方までいろいろ調べものしたりしてました。」

元上司「そっかぁ～。そんな中とても頼みづらいんだけど、ゲバのお嬢さんが体調崩したらしくて、あれから（お嬢さんたちが来日してから）何日かしてゲバも来日したんだけど皆、日本語しゃべれないから、悪いんだけど、ホテルに迎えに行って病院に連れて行ってもらえないかな。私は今日も市川まで来ちゃっているし…」

かなり切羽詰った様子。病気なら仕方ありません(*v_v)…。

元上司は日大板橋病院に知り合いがいるので話を通しておくから、外来ではなく救急で連れて行ってくれと言います。救急ってことはそんなに悪いの！？それは大変だ！と私は仕事のめどだけをつけて直ぐに恵比寿のホテルに飛んで行ってあげました。

ロビーからお部屋に電話してみると間もなくイスラエル本社の社長とお嬢さん（妹の方）が元気な姿で降りてきました。

私は「日大板橋病院は恵比寿から遠く、今日は雨のため、タクシーで行くと時間がかかりすぎるけれど、具合が悪いなら…」と言うと、ゲバは「では電車で行こう」とあっさり言います。

お嬢さんは物凄く元気で、病院に行く途中に「東京の人口は幾つ？」なんて聞いてきます。

電車に乗って間もなくどのように具合が悪いのかと聞くと、どうやら膀胱炎＋おりものがすごいので昨日、ホテルの近くのクリニックに行ったのだけれども、その薬が気に入らないと言うのです。

デタァーッ！○(≧o≦)○わがままな外国人！
今まで、何度も世話の焼ける外人のアテンドをしたことがあります。今回もそのパターンです。普段なら仕事なので、怒ることはありませんが、今回はこのクソ忙しい時に大騒ぎして人を呼び出しておいて、薬が気に入らないと抜かされた日には(ー□ー;)

昨日行ったクリニックの薬でもう少し様子を見るとか、そこのクリニックは英語対応できたそうなので、もう一度そのクリニックで診察してもらって薬を変えてもらうとかすれば、わざわざ恵比寿から板橋まで急患で行くことではないのに！（ま）ったく、もう！と思いながらも、ぐっと我慢です。

そして池袋の駅からタクシーで日大の病院に行き、救急の窓口で受付をしたら、日本支社長の知り合いから既に連絡が入っていたみたいで、直ぐに診察室へ通してくれました。いろいろ説明して、一応、診察して頂いたら、先生に「そんなにひどい状態ではないですよ。この薬でよくなるはずだけど、でもどうしても嫌なら別の製薬会社の同じような薬を出しておきますよ。」とあっさり診察終了です。

そしてまたJRで恵比寿まで帰ってきました。恵比寿駅の改札を出てホテルの方へ向かい始めたら、直ぐ側にハーゲンダッツがあります。彼らはここでアイスを食べて帰ろうと言います。時間は夜７時です。夕飯前にアイスも食べられるくらい元気なら急患で病院に連れて行って！なんて大げさに言ってくれるなと唖然としてしまいました。

日本の支社長は外出先で、電話でしかゲバと話をしていないから、状況がわからず、よっぽど深刻だと思ったのでしょう。日本支社長に対しては腹が立ちませんが、このイスラエル人、ちょっとだけシメテやろうかと思ってしまいました(゛｀-´)/

それにしてもイスラエルの会社の子会社なのに日本側は社長以外、他に英語話せる社員はいなかったんだろうか？と帰ってきてから思った次第です。